概要
南大西洋にあるフォークランド諸島(スペイン語名/アルゼンチン名:マルビナス諸島)の領有を巡り、1982年3月から6月までの3ヶ月、イギリスとアルゼンチンの間で行われた紛争である。
史上初の”西側”対”西側”の軍隊同士による紛争であり、両軍ともアメリカ、フランス、ベルギーなどの兵器を多数使用しており、同一の兵器を使用した軍同士の戦闘が行われた。
当初はアルゼンチン軍が優勢だったものの、イギリス軍は実践経験豊富な陸軍特殊部隊SASの投入、長距離爆撃機による空爆、同盟国の支援を受けた情報戦などを駆使し、徐々にアルゼンチン軍の戦力を削いでいき、6月7日にフォークランド諸島に上陸、6月14日にはアルゼンチン軍が降伏し、戦闘は終結した。
1990年2月5日に両国の国交が再開され、紛争が正式に終結した。しかし、領有権問題は棚上げされており、現在もアルゼンチンは領有権を主張している。