概要
愛称は『田所ちゃん』。
遠月茶寮料理学園の一年生。幸平創真の同級生で、同じ極星寮に住んでいる。郷土料理研究会に所属。15歳。
やや人見知りで、恥ずかしがり屋。あがり症に悩む気弱な少女で、それが極限にまで達しパニックに陥ると、方言が出ることがある。泣き虫だが、人前では涙を見せず、心配をかけじと笑顔で振舞う健気な性格。
東北地方の港町にある小さな旅館の娘として生まれ、実家で出す料理の修業をしようと12歳の時に上京し、学園に入学してきた。
同じ極星寮に住む吉野悠姫や榊涼子と親しい。卓球が得意。第一回人気投票では三位にランクインした。
境遇
遠月高等科編入当初は、内部進学試験最下位の落ちこぼれだった。極度のあがり症で試験や授業では本来の実力を発揮できず、退学処分寸前にまで追い込まれていたが、もう後がない最後の授業で偶然創真とペアを組むことになり、間一髪のところで難を逃れる。それ以来、創真と行動をともにすることが多くなった。
それからしばらくは創真に助けられる形で過ごしていたが、合宿において創真を当てにできない最大のピンチに直面。紆余曲折の末、見事自力で危機を乗り切ることで度胸もつき、現在は本来の実力を発揮できるようになりつつある。
主人公の創真が初めから最強クラスに実力のある無双系キャラである一方、彼女は最底辺のどん底から少しずつ強くなっていく成長型の裏主人公枠を担当しているともいえる。
カップリング
創真との関係
当初は他人を敵に回しやすい創真に苦手意識を持っていたが、一度危機から助けられてからは、彼の並外れた実力に信頼を置くようになった。
創真に対して深く感謝し尊敬している様子は頻繁に見られるが、水戸郁魅や倉瀬真由美のように創真を男性として意識している描写はあまり見られないため、実際どう思っているのかは不明である。
しかし、実質的な出番の多さ、結果が出なくとも努力を続ける健気な性格、農作業着の似合う和みキャラなどがネット読者に強く受け、彼女こそ本作品のヒロインであるとする声が根強く囁かれている。
他のよく見られるカップリング
彼女のカップリングの相手としては、創真のほか、合宿編に登場した遠月卒業生の乾日向子及び四宮小次郎も候補に挙がることが多い。特に四宮とのカップリングは「ドSの年上ワガママ男と純朴な薄幸少女」という構図が一部で人気を博している。
料理
特徴
食べる人のことを考え、気遣う「心遣い(ホスピタリティ)」が最大の持ち味。
技術面では創真たちトップレベルに及ばないが、食べると思わず心が緩み、家でくつろいでいるかのようにほっと安心する料理を作ることができる。
これまでのレシピ
- 三種のおにぎり
- 虹のテリーヌ
- 朝食おでん
- アンコウのどぶ汁カレー