概要
声:三木眞一郎
作戦部西太平洋戦隊“トゥアハー・デ・ダナン”陸戦コマンドSRT(特別対応班)所属。
日本育ちのドイツ人。
父親が新聞社の特派員だった関係で子供のころから日本に住んでおり、ドイツ語よりも日本語の方が流暢で宗介よりも日本文化になじんでいる。
明るく陽気、雑誌のモデルを務めたことがあるほどの美形な青年だが、口を開けば下品な地金が露になり、セクハラ騒動も日常茶飯事となっている。
しかし、冷徹な狙撃手としての貌もあり、その貌にはマオですら多少の恐怖を感じることがある。また、部活動におけるキャプテンのような素質があり、終盤曹長に任命されたときは新兵の相談に乗ったり、トラブルを解決したりと指揮官とは違ったリーダーシップを見せた。
彼の狙撃技能は生身・AS搭乗時を問わず超人的であり、「銃口から飛び出した弾丸の軌跡を完璧にイメージできる」という希有な才能を持っている。また、支援用のAI等を邪魔としており、設定されていない。
一方で、格闘に関してはさほど得意ではない模様。
テロによって両親を失い、復讐を目的に傭兵となった経緯を持つ。原作本編中では、ミスリルの訓練キャンプで宗介ともども見出された縁もあってか、マオをリーダーにトリオで活動することが多かった。
後日譚であるフルメタル・パニック!アナザーにおいては、無印終盤でついに結ばれたマオとの間に一人娘のクララを授かり、マオが立ち上げた民間軍事会社『ダーナ・オシー・ミリタリー・サービス(D.O.M.S.)』の役員にも名を連ねるものの、クルツ自身の勤務態度のいい加減さ(これが理由で彼はアデリーナにもよく思われていない)のような軽視しがたいものから、カレーの味付けの好みの差などのような些細なものまで色々な事項を理由に、マオとは3回結婚して3回離婚している。
ただし、それでもマオやD.O.M.S.の面々(アデリーナ除く)からは(勤務態度以外は)そこまで悪く思われていないらしく、社内では密かに「マオとの4回目の結婚も時間の問題だろう」と見られている模様。
ちなみに結婚と離婚を繰り返してはいるものの、愛娘クララとの仲も悪いわけではなく、クララがマオと喧嘩して家出する際にも、駆け込み先になることもしばしばのようである。
また、アナザーの時代になって、そんな普段は飲んべえの親バカフーテン駄目親父になりはしたものの超人的な狙撃手『ウルズ6』としての顔は健在であり、クララが家出先で巻き込まれた地元のならず者との諍いでも、神業的な狙撃(一例として、ぐでんぐでんに泥酔した状態で
敵の武器だけを正確に撃ち抜いたり)でクララの窮地を救い、クララを連れ戻しにきて騒動に巻き込まれた主人公の市之瀬達哉とアデリーナを驚かせている。
外部作品での扱い
スーパーロボット大戦シリーズでは射程外から敵を仕留める狙撃手として原作同様に重宝される他、合体攻撃要員として宗介、マオと共に出撃させる事でその真価を発揮す事も多い。
また、ACE:R等で他作品のスナイパーとのクロスオーバーを展開する事も多く、特に機動戦士ガンダム00のロックオン・ストラトスとは設定の類似性から共演を期待され、第3次スーパーロボット大戦Zで晴れて共演を果たしている。同じく三木眞一郎が演じるキャラクターである地球防衛企業ダイ・ガードの青山圭一郎との掛け合いが見られる中断メッセージは必見。