概要
長野県をエリアとする。1980年10月に開局した。略称TSB
松本市を拠点とするバス会社アルピコ交通の関連会社。その顔を立てるために開局以来松本市に本社、長野市に放送スタジオを置いていた。2007年に本社機能は長野市の放送スタジオに移転、結果松本市の本社は「松本総局」に格下げとなった。なお、チューリップテレビ(富山県)では現在も本社と放送スタジオが別場所にあるというスタイルをとっている。こちらも経営権がらみである。
放送局概略
ニュース系列 | NNN |
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番組供給系列 | NNS |
略称 | TSB |
愛称 | テレビ信州・テレ信・TSB |
呼出符号 | JONI-DTV |
呼出名称 | テレビしんしゅうデジタルテレビジョン |
リモコンキーID | 4 |
親局 | 長野14ch(美ヶ原) |
主要中継局 | 飯田35ch |
ネットワークにまつわるグダグダ
もともとはテレビ朝日系列として開局したが、読売新聞グループが金と口を突っ込んだうえ、当時の読売新聞の親方が長野県出身だったばかりに、日本テレビの番組もかなり放送していた。
もともとは読売新聞グループに長野県第4のテレビ局を開局してもらうつもりだった。だが、1987年秋に、当時のキー局だったテレビ朝日が、「平日夜7時20分から、『星野知子のニュースシャトル』、やりまーす!!」と言い出してしまう。ゆえに、日本テレビの番組の放送が、それこそ朝8時以前と、土曜夜・日曜夜7‐8時台に絞り込まれることになったテレビ信州は戦慄を覚えた。ゆえに「読売グループに土下座して、『ニュースステーション』の放送赦してもらおう。代わりに『読売ライブオンネットワーク』(1987年10月時点での日本テレビの夕方のニュース番組)放送しようか?」とか、「テレビ朝日にお願いして、特別に『ニュースシャトル』夕方6時台に放送できるようにしてもらおうか?」という検討がなされたものの、結局はどちらも断念した。そりゃ前者が許されたら、もともと日本テレビ系列として開局し、テレビ朝日系列にネットチェンジ後も夜中のニュースは日本テレビの「読売きょうの出来事」をひとまず放送していた青森放送や山形放送、当時日本テレビと冗談抜きで関係が悪化していた山口放送が「だったらうちでも『ニュースステーション』やらせろ!!」と言い出しかねなかったし、後者についてはテレビ朝日が「金もかかるしめんどくさい」と言われるのがオチだったであろう。
結局「ニュースシャトル」をそのままネットしたことで日本テレビからの番販購入は大幅に削減できたものの、視聴者からのブーイングや罵声を浴びまくってしまう。が、「ニュースシャトル」が挫折したことで、再び日本テレビからの番販購入を増やすことができたものの、これを機に、「もうテレビ朝日は信用ならん!!それに読売グループから結構金出してもらってるから」ということから日本テレビ系列への将来的なネットチェンジを決断した。その動きを読んだテレビ朝日は、「だったらこっちで系列局作ればいいんだろ!ああ!?」ということになり、結果、1991年4月、テレビ朝日系列と絶縁・日本テレビ系列にネットチェンジしたのだった。