エミリオ(ユグドラ)
えみりお
概要
新生ブロンキア帝国の人物。焔帝ガルカーサの異母妹にして「緋雪姫」の異名を持つ五頭竜将の一人。
容姿はツインテールにした赤髪、黄緑に近い黄色(…黄色に近い黄緑?)の瞳。登場人物の中で一番背が低く、年下であるニーチェよりも小柄。
幼いのに強い力を持ち、将軍であることを誇りに思っている様子。
愛すべき兄、仲間、国のために戦場を駆け巡る。
…が、子供扱いをされると怒ってしまうなど、年頃の少女らしいところも十分にもある。
ちなみに『ユグドラ・ユニオン』では装備するアイテムは殆どゴスロリ系。
ガルカーサを「お兄様」と呼び慕っている。
無謀で無理しすぎがちなガルカーサが倒れそうになるところ、彼を助け出すこともある。
もちろん彼女とガルカーサの仲良き兄妹愛はプレイヤーの間にブラコン・シスコンネタに使われる場合が少なくはない。
『ブレイズ・ユニオン』におけるエミリオ
序盤では「エイミ」という仮の名に呼ばれるが、恐らく騙される人は滅多にいない。
中盤ではエミリオ本人だと正式的に明かされる。
普通はNPCだが、Bルート(王国ルート、アイギナルート)では仲間になる。
テーマ曲は「幼さは罪を知らず」。
彼女がガルカーサと同じく父から魔竜の血を引き、同じ犯人にその血が封印されたと説明される。序盤前に家族を失ったエミリオは生き別れの異母兄を探そうと決意した。
たった一人でブロンキア帝国を歩き回っている彼女が「旅の芸人のおじさん」の家で休息をしているところで運悪く小悪党ノルンに拉致されそうになり、ガーロットとシスキアに助け出される。
旅の途中でネシアと出会い、彼の「グラムブレイズと一緒に行けば近い将来に兄と会える」という予言を信じ、私兵団に身を置く。
なお、非戦闘キャラとして私兵団邸宅で留守番を頼まれることが多い。
シスキア曰く、エミリオはルシエナとの仲が良く、いたずら好きな彼女の手伝いをして、二人を怒らせた人物に小さな災いをもたらしたりするらしい。
備考
- 『ユグドラ・ユニゾン』のドラマCDで、エミリオはどんな状況であれルシエナとアイギナを絶対に間違わない才能を持つ数少ない人物だと明かされている。(ちなみにこの能力を持つもう一人の人物はガルカーサである。)
- 彼女は動物に好かれやすい不思議な体質を持つらしい。
- 「エミリオ」は本来男性の名前であるため、海外版では名前は「エミリア」に変われている。
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ネタバレ
Bルートのバッドエンドだけに登場する暴走エミリオ。シナリオの隠しボスでゲームの最強の敵にあたる。
このイベントだけにはクラスは「Kiddy Bronga」になり、テーマ曲は兄と同じく「侵食」と変わる。
容姿は髪下ろし、炎に纏われた体。覚醒した姿のガルカーサと同様に褐色肌だが、彼と違って耳の形や瞳の色は普通のままである。
ルシエナが目の前に殺される事件で彼女を救えなかった自分が「役立たず」と思い込み、強いストレスに押し潰されるエミリオはルートの中盤で本当の名前を取り戻す形で血の封印を解かし、仲間を助けるために戦いに身を投げる。
それから戦いに快楽を感じるようになったり戦いを欲求しそうに見えたりもするが、毎戦出撃させられない限りは正気を保つ。
但し毎戦出撃させられる―すなわち、強い力を理由に頼られすぎると、平和が訪れたら役立たずだけの子供に戻ってしまうという恐怖を抱えるようになり、ストレスで精神が崩れて魔竜の血に支配され、戦い続けるためにユグドラを殺めて暴走してしまう。
生き別れの妹ユグドラとやっと仲直りをしたアイギナを苦しませ、嘆かせる以上、この事件は自分の手でエミリオを殺さなくてはならないガーロットの心を完全に砕いてしまう。
暴走エミリオの「もっともっともっとぉ(略」でテキストディスプレイを埋め尽くす台詞がプレイヤーの間に話題となった。