プロフィール
年齢 | 17歳 |
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身長 | 174cm |
一人称 | 俺 |
クラス | Rabid Knight |
使用カード | チャリオット |
テーマ曲 | 「怒れる炎」 |
好きな食べ物 | 焼き魚 |
装備制限 | ゲテモノOK・牛乳NG・キノコOK・甘系NG・魔力を持っていない・解読力がない・未成年・重装備可能・派手なものNG・指が太い |
CV | 鳥海浩輔 |
概要
物語の主人公、私兵団「グラムブレイズ」団長。金色の瞳を持ち、腰までの長い赤髪をポニーテールにまとめている少年。
衣装はは獅子モチーフの暗紅と金色の鎧に青いマント、その下に黒い服装。戦場ではこげ茶色の毛の馬に跨り鎧と似た色合いの槍を武器とする。
「この世の理不尽を焼き尽くす!」「燃え上がってみせるぜ!」と熱い台詞を口にしながら腐敗したブロンキア帝国の抱える不条理をなくそうと日々努力しており、理不尽のない世界を築き上げたいという理想を胸に抱いている。
そのために幼馴染のシスキアとジェノンと共に「ブレイズ義賊団」として活躍しており、のちに革新派の貴族・方伯ヴェルマンと手を組むことになる。
敵キャラから「赤髪」と呼ばれることが多い。
またエイミに「ダンチョーお兄ちゃん」と呼ばれることも。ガーロット自身はエイミを「チビ」と呼ぶ。
ヴェルマンとの初対面で彼から「若き赤獅子」と呼ばれ、とあるイベントで「獅子か魔竜のような戦いぶり」と評価されている。
人物
商業都市ティエラ西側の貧民街区・ネザー地区生まれ育ち。
物心もついていない頃に母親に捨てられており、それ以来父親の手で虐待を受ける辛い日々を送っていた。日常的に暴力を振るわれ幼馴染のシスキア曰く「(父親)に会う度に青アザが増えていった」幼少期は塞ぎ込みがちで心を荒れており、同じくシスキアから「孤独な人で乱暴だった」と語られている。そんな彼を見かねて元気づけようと一緒に遊び始めたシスキアの優しさに触れて心を救われた節があり、十代後半になってもそんな彼女を姉か母のように慕っており心の支えとして依存している。
性格は基本的に心優しく仲間想いでとても熱血、正義感が非常に強い。無謀でキレやすい一面も持っており、直情的かつ激情家でもあり、目の前に苦しんでいる者がいれば放っておけない。本人曰く、感情をうまく制御できないことを自覚しているがどうにもできないらしい。
子供の頃から虐待を受けたせいで自分自身と愛する者を守れる「力」に強く渇望しており、必死に耐えることしかできなかった経験があるからこそ理不尽な境遇に喘ぐ人々を見ると過去の自分を投影してしまいほぼ反射的に救おうとする。
弱さを知っているからこそ慈悲深く、その痛みを知れば敵にも共感してしまう。理想のためには人を傷つけている、悪人でもその死を嘆く者がきっといるという事実を簡単に割り切れられない繊細さも揃えており、その包容力は最大の強さであると同時に自分に大きな負担を背負う弱点でもある。
しかし仲間の大半はガーロットと同じように守ってくれるはずの存在から害を受けていたり社会の理不尽に苛まれたりしているため彼の共感に救われている。それゆえにガーロットは男女問わずに慕われ、彼の元に人が集まってくる。
但し彼は弱い他人を守るべき対象として考えているに関わらず、過去の重いトラウマのせいか自分は強くならなければ価値がないという矛盾した気持ちをも抱いている。
そのため誰よりも必死に力を欲しており、「力不足」「他人の力を借りているだけで自分自身の強さじゃない」などと指摘されると精神に大きなダメージを負う。
人間関係
二人の幼馴染を始め、仲間キャラクターのリーダーとして熱い気持ちで周りを引っ張り、そして大切なものを守ろうとする。
上記の通り男女問わず慕われており、そして本人はまったく無自覚ながらもフラグを乱立させたりする。
仲間キャラクターの中でもっともシスキアと親しく、子供の頃に彼女に救われたこともあり、よく彼女に甘えたり不安を打ち明けたりする。
いまだに些細なことに傷つかれ、迷わせられるガーロットにとって、落ち込む度に励ましてくれる彼女はまさに心のよりどころである。
ジェノンのことを「親友」と呼ぶも、構ってちゃんでナンパスイッチに入りやすい彼のことを引き止めたり呆れた言葉で冷やしたりする。
そしてメデューテの説教のお約束的な相手であると同時に、成長していく内に彼女の相談にも乗ってあげる機会が増える。
ガーロットはジェノンがシスキアを好きだと気づいており特に干渉せずに傍観しているが、シスキアが自分のことに恋心を抱いていることに気づいていない。
雇い主のヴェルマンに対してやや複雑な感情を抱いており、世界を変えようとしている彼を憧れており父親代わりとして見ている節があるのに、そんなヴェルマンの冷め切った言葉とずるくわがままな判断にひどく傷つかれてしまうこともしばしば。
ヴェルマンも貴族や政治家世界での遠まわしなコミュニケーションと腹の探りあいに慣れているせいで純粋で繊細なガーロットの扱いに苦労している描写が多い。
アイギナとルシエナを助け出してから二人から恩人と慕われるようになり、二人から様付けで呼ばれている。
お留守番組のルシエナよりはアイギナとのやりとりが多く、アイギナの独り言によるとガーロットやシスキアに保護されその優しさに触れて己の残酷な宿命を忘れかけたとのこと。
エイミのことは「放っておけない妹みたいな存在」のように考えている節があり、彼女も自分と同じ力への渇望に目覚めた場合誰よりもエイミに共感し誰よりも彼女を対等に接している。
最初は敵として登場するレオンの事情を知ってから「コイツは…俺と同じかもしれない(…)そうだ、理不尽な力に打ちのめされた男なんだ。俺も一歩間違えば、コイツのようになっていただろう」と彼に同情し、
やがてとあるイベントで彼らの間に色々爆発してから心を通わせる友人になり、ずっとツンだったレオンの初めてのデレを引き出してくれる。
また、内気で他人を容易く踏み込ませない方向性のあのネシアからも珍しく懐かれており、加入時点からべったりとガーロットの傍を離れようとしない上に、大事な時に彼に助言を与えてサポートしている。二人の出会いの雰囲気もなんとも言えない甘い何かを匂わせる。
ガーロットはそんなネシアと温かみのあるやりとりを交わしており、ネシアを見ていると心臓が騒がしくなるとも言っている。へえ。
やがてとあるルートにおいてネシアはガーロットにとってシスキア並みにかけがえのない存在になるが…そこはご自分の目で確かめて欲しい。
最後に、序盤で傭兵デイヴィドを殺したことをきっかけにその部下であるセリカから命を狙われ粘着されるようになり、彼女のストーキングを面倒がっている一方で彼女から大切な人を奪ったのも事実でその怨みは正当だと認めており、セリカの気持ちをどう受け止めればいいか悩んでいる描写がある。
プレイヤーの選択によればChapter 5の途中でガーロットとセリカが二人で話し合うイベントがあり、その時点で和解している。
戦闘能力
ドーピング、MVPなしの最終ステータスは以下のとおり。
GEN | ATK | TEC | LUK | 総計☆ | ユニット特徴 |
---|---|---|---|---|---|
6 | 6 | 5 | 2 | 19☆ | 街道&架橋地形が得意・森林地形が苦手・グリフライダーに弱い・強攻撃ダメージ補正 |
ATK(攻撃力)、GEN(防御力・リーダーシップ)が極めて高く、TEC(技術力)もレベル14後というやや晩熟的な時点で爆発的に伸び始める。LUK(運力)の低さは唯一の短所。今作において高めのステータスとなっている。
その反面レベル成長ペースはやや遅め……だが、主人公としてほぼ全マップで強制出撃であるため、育つのにそんなに苦労はしないだろう。
特に専用スキルはないが、
騎士系ユニットとして相手の部隊の人数を自分との同じにする「チャリオット」を使える他、
特殊効果「強攻撃ダメージ補正」のためユニオンに参加する全ユニットのLUKを一時的にカンストする「ヴァイス」との相性が非常にいい。
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以下全ルートのネタバレがあります。
まだクリアしていない方には読むことをお勧めできません。
ネタバレ
ガーロットにとって何より大事なものである「仲間」と「理想」だが、
物語の分岐点によりそのうちのひとつを優先してもう片方を諦めることがある。
Bルートではルシエナの暗殺事件を経てアイギナを守り彼女の復讐を成し遂げるためにブロンキア帝国を捨てており、
そしてCルートではブロンキア帝国の安全な未来を守るためにネシアを見捨てている。
しかし悲劇の連続が降りかかってもなお「仲間」と「理想」をどちらも守れる力を求めたAルートでは、ガーロットの生い立ちの秘密が紐解かれ、彼は本来の自分を取り戻すこととなる。
そう、ガーロットの正体とは前作『ユグドラ・ユニオン』で登場したガルカーサだと明かされる。うん、大体そんな予想はしてた。
ガルカーサとガーロットが同一人物であることはAルートの中盤まで正式に触れられていないため一応絶大なネタバレで、制作陣からもどうしても伏せたかったと語っているが、シナリオの重要登場人物の年齢や色彩的には発売前からファンにバレたと反省していたとか。
そんなAルートの詳細については、ガルカーサの個別ページを参照。
ちなみにルートのグッドやバッド指定は特に設定されていないと公式が語っており、
どの結末にも大きな犠牲がつきもので、どれもキャラクターたちが選んだ一つの可能性だということになっているらしい。