曖昧さ回避
- 『ユグドラ・ユニオン』『ユグドラ・ユニゾン』『ブレイズ・ユニオン』の登場キャラクター → この項目で解説。
- 『朱紅い雫』に登場する神でラスボス。
逃げ遅れた民たちを見捨ててはおけぬ! 我々が見捨てたら民はどうすれば良い?
民あっての国だぞ! 急ぎ門を開けるのだ!
プロフィール
年齢 | 52歳→55歳 |
---|---|
身長 | 172cm |
一人称 | 拙者 |
クラス | Guardian Knight |
使用カード | エースガード |
テーマ曲 | 「鬨の声」(『ブレイズ』) |
好きな食べ物 | 雑穀 |
装備制限(ブレイズ) | ゲテモノOK・牛乳OK・キノコOK・甘系NG・魔力を持っていない・解読力がある・成人・重装備可能・派手なものNG・指が太い |
CV | 稲田徹(『ユグドラ』『ユニゾン』)、遠藤大智(『ブレイズ』) |
概要
新生ブロンキア帝国の人物。イシュナート出身。「軍神」「ブロンキアの盾」と呼ばれる武人。「守護」に長けている軍師であり、絶対的な戦術眼を持つとされている。
豪快で勇ましく民思いで味方にとっては敬愛の的。皇帝が何人も代替わりしている中でずっと帝国に仕えてきた戦士として焔帝ガルカーサからも一目置かれているのだという。
容姿は褐色肌と紫色の瞳で、鉤鼻と灰色の長い髭が印象的。戦闘に愛馬ワードナに乗り、槍を振るう。
初登場は「Chapter 3 -パルティナ電撃戦-」。
険しいレネシー山脈を越えることで帝国の目を盗むことを目論んだ王国軍の参謀・デュランだったが、山国のブロンキアからはレネシー山脈の道も普通に監視すべしルートだとマークしてバルドゥスと戦乙女アイギナの部隊を配置した。
しかし地元の気象に疎いことを逆手に取られ、深い霧が降りかかることを待った王国軍に隙を与えてしまう。
このシナリオには三つの結果が存在する。上手く霧に紛れて気づかれないように進めばバルドゥスたちと戦わずに住むが、うっかりどちらの部隊に近づきすぎるとさすがに気づかれ不利な地形の戦闘を強制されてしまう。
しかしPSP版からの追加シナリオでは、王国から追放された軍師・ブライの噂を聞きつけた王国軍が彼に会いに行くと決めた場合、何度もバルドゥスと戦う羽目になる。
実はバルドゥスとブライは青年の頃からの腐れ縁で何度も戦場で刃を交えたライバル同士という関係にあたり、当時から伝説的な参謀として名を轟かせたブライはバルドゥスだけを倒すことができず、むしろ何度戦っても毎回作戦を見破られたとのこと。
このシナリオでは年を老いた二人の軍師の熱いラスト再戦を見届けることになる。
バルドゥスはChapter 3の終盤にも登場しており、王都奪還の最終決戦の幕開けに砲台を狙うジルヴァやアイギナとの合流を待つガルカーサのために時間を稼ぐ。
そんな彼の再登場は「Chapter 7 -竜の眠る最果ての地へ-」である。
帝国の侵略に転じた王国軍から愛しの故郷を死守のつもりでユグドラたちの行進を食い止める最大の壁として、病で倒れて前線に出られないガルカーサに代わってユーディ・エミリオ・ジルヴァとの連携で立ち塞がる。
バルドゥスは『ユグドラ・ユニゾン』のオーディオドラマにも登場しており、こちらでは仲間に見せる好々爺っぷりや、ふとした発言で仲間を傷つけた新入りのラッセルを長々と説教する生真面目な一面を見せている。
なお、他の帝国軍の面子(14歳~28歳)とバルドゥス(55歳)は親子くらい年が離れているため、一部のファンにはバルドゥスに彼らの父代わりという役を与える方向性が窺える。
前にその座にいた男はかなり難ありの人物だったのでバルドゥスが背負った方がマシだろう…。
戦闘能力
GENとATKが高いのも厄介ではあるが最大のやばい点とはやはり特技のワンマンエースガード。
原作において本来の初登場となるBF17ではスキル使用不可の特徴のアイテムを装備しておりPSP版以降のBF14I&IIでは特に優位な地形はないので多少はマシだが、バルドゥスが実質ボス役を務める「Chapter 7 -竜の眠る最果ての地へ-」では防御に適した装備品と地形で極めて高い士気が削りにくい。固有クラスのせいでステータス異常も通らない。
おまけにバルドゥス側はサポートにユーディの大砲も揃えているため倒しきれる前にこちらの戦力の消耗しきりかねない。
とにかくストーリー上で防衛の達人だけあって非常にタフ。
他の敵ユニットを排除してから天敵のキリエを中心に攻めていくと少し楽かもしれない。
『ユグドラ・ユニゾン』での初期ステータスは以下の通りになっている。
MAX VIT | VIT低下値 | ATK | CIRCLE | PRIDE | 管轄領域 |
---|---|---|---|---|---|
14 | 1 | 5 | 中 | 15 | イシュナート要塞 |
二つ名は「軍神バルドゥス」。
ステータスは全面的非常にバランスがよく優秀だがプライドの高さがエンベリア公国の女王であるエメローネと肩を並べて作品二位。より高いプライドを持っているのはガルカーサとミラノだけ。
よほどバルドゥスのファンでどうしても加入させたくなければ帝国と敵対関係にあたる人物(ユグドラ・ミラノ・エメローネ・ゴードン)のルートならば、既に味方に加入させられてプライド条件が免除されていなければ加入を諦めた方がいいかもしれない。
その反面敵対関係ではない人物のルートならば、ナイト系ユニットにはまず募集候補にいれておきたい人物と言えよう。
『ブレイズ・ユニオン』におけるバルドゥス
「Chapter 5 -堕ちたる軍旗-」の後半から登場。本人の年齢だけあって見た目の変化は少ないが、前作で見れる顔の左側の傷跡らしき模様は今作には付いていない。
未だに皇帝ソルティエに仕える騎士として登場しているため主に敵キャラクターとして顔を見せているが、正史ルートには仲間にできる。
BルートやCルートにも手ごわい敵として登場。
初登場がかなり遅く正史ルートでも加入時点がゲーム終盤ギリギリのため他のキャラクターたちに比べて出番が少ない。前作や『ユグドラ・ユニゾン』における帝国軍との仲のよさを考えれば、他の面子と同じようにグラムブレイズのメンバーに馴染んでいく過程を見守れないことが残念。
正史ルートでは革命の最後に帝都フレアヴェルクを守る役割を担うバルドゥス。正面突破を考えていた革命軍のリーダー・ガルカーサだが、その参謀・ネシアに一旦引き止められる。
本来ならばガルカーサに負けず民思いのバルドゥスは騎士道の下、皇帝に忠誠を誓っており戦っている。だったらガルカーサの強さを見せ付けてから帝国の腐敗で苦しむ民を救いたいという革命軍の理想を上手くアピールできればその心の天秤を傾かせて民衆のためにこちらの仲間になってくれるはず。
バルドゥスの人格を正しく評価したネシアの言葉を聞き入れた場合、彼は晴れて革命軍の仲間入りとなる。
本編では出番が少ないバルドゥスだが、マップ中の一対一の会話ではとても面白い絡みに恵まれている。
例えばパメラとのやりとりは意味深であり、常々ふざけているバイフーへの反応に困っていて苦手だということを窺える。
戦闘能力
ドーピング、MVPなしの最終ステータスは以下のとおり。
GEN | ATK | TEC | LUK | 総計☆ | ユニット特徴 |
---|---|---|---|---|---|
5.1 | 4.1 | 4.1 | 2 | 15☆ | 街道&架橋地形が得意・森林地形が苦手・グリフライダーに弱い・ステータス異常無効 |
単純なステータス面ではなんと今作の最弱ユニットにあたる。
実は尋常ではない高いレベルで加入するだけで、加入時点ではおそらく他仲間のステータスとあまり変わらかなろう。いわばマックスレベルが低いのが悪く、そもそも今作が前作よりひとつのルートが短い分レベルカンストするユニットの方がまれであるのでバルドゥスのレベルは演出だと割り切るしかない。
ガルカーサのクラスチェンジよりも遅く加入するので活躍させる場面は僅か2マップでしかなく、やはりなにかと不憫。
その反面ルート分裂前及び他のルートにおいて敵として戦うと非常に厄介。登場するマップのほとんどは有利な地形に居座るし前作と同様に特技のワンマンエースガードを決めてしまえたら非常に勝ちにくい。
武器の相性で有利なメデューテ・エミリオ・ユーディ・パメラを中心に対抗するか、ヴァイスと有利な地形でガーロットの強攻撃ダメージ補正に頼り力任せで押し通るか。スキルで対応するとジルヴァのTECを伸ばしてブラッディクローで勝敗を決めるかベアトリーヌのオブリヴィアスドーンでエースガードを発動させず一デュエル目を凌ぐか、こちらもエースガードを発動してバルドゥスのアドバンテージを無効させるか。
ガルカーサでぶつけられる場面は加入できるステージのみでわざわざ加入しないで倒すことを選ぶプレイヤーは少ないだろうが、ステージの途中で二人が対面することになればジェノサイドでエースガードを封印することも可能。
いずれの戦術を使ってもGENが高いため防御も固く、カードのパワーが育っていないと士気が削りにくい。