プロフィール
年齢 | 17歳 |
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身長 | 178cm |
一人称 | 僕 |
クラス | Fencer |
使用カード | アイテムブレイク |
テーマ曲 | 「機知の行方」 |
好きな食べ物 | 牛乳 |
装備制限 | ゲテモノOK・牛乳OK・キノコOK・甘系OK・魔力を持っていない・解読力がある・未成年・重装備不可能・派手なものOK・指が細い |
CV | 川田紳司 |
概要
ガーロットとシスキアの幼馴染。ネザー地区生まれ育ちの彼らと違ってニーヴェル街区の裕福な家庭に生まれ、恵まれた教育を受けている。
しかしジェノンは二人と同じ理想を信じており、ブレイズ義賊団の参謀としてネザー地区の人々を守るために家を飛び出している。
容姿は黒に近い青髪に青紫色の瞳。背の高い方でガーロットより体格が細い。服装は紺色のシャツとズボンの上に白いコート。
ノリはとても軽く紳士の優男のつもりだが、可愛い女の子を目にするとすぐ口説こうとするナンパ男のせいでグラムブレイズの女性陣から冷ややかな目線を浴びることがとても多い。そして致命的に空気が読めない。
そんな飄々とした態度の裏に心配性で劣等感に苛まれがち。シスキアの貴族嫌いもあって生まれた階級を幼馴染たちに隠している節があり、己の家庭事情でかなり複雑な心境だということが見え隠れする。
すでに己の立場が微妙だと思い込んでいるせいでジェノンは物語中盤で戦略担当として加入するネシアを出会う以前から嫌っており彼に対して地味な嫌がらせが多い。
バイフーのツッコミ役担当。
とある場面でイータから「性格を除けば理想の殿方」と直々レッテルされている。
二度もメデューテに名前を間違われるエピソードにより、ファンからの愛称は「ジュノン」。
前の作品より少々強化されたアイテムブレイクにより「使える魔剣士」と呼ばれることも。
人間関係
ガーロットとは親友と呼び合っており、ナンパモードに入ったり気取りがすぎたりすると彼から水を差されることが多い。
そんなジェノンとは真逆に恋愛にやや鈍いのに自然体で人を寄せ付けるカリスマを持ち男女問わずに慕われるガーロットを見て羨ましがったり拗ねたりする描写がとても多い。
(「どうして僕の知らない間に、君の周りに女の子が集まってくる!?」「(セリカのストーキングを面倒がっているガーロットに対して)その言い方、気に入らないな」エトセトラ)
またジェノンがナンパモードにスイッチ入ると、ガーロットもシスキアも「また始まった」とそんな彼に呆れている。
シスキアとはツーショットがとても多く、彼女こそがジェノンが一番まともに接している女友達でもある。しかし付き合いの長さと日頃の行いが災いしてセクハラ的な発言をすると必ず彼女から気持ち悪がられる。
実はジェノンがシスキアに好意を寄せているような気配はある。しかしジェノンの知らないところでシスキアの情はガーロットにあるということもあってアプローチをかけてみると基本的に相手にされないか嫌がらせのつもりだと受け取られる。
ジェノン本人は奥手なので気持ちを中々ダイレクトに伝えられず、シスキアは好意を寄せられていることに気づいていない。
メデューテとは最初にナンパしようとしているものの、いつもスルーされるオチなのでジェノンは早々諦めているご様子。
お互い理知的な性格で二人で説明役を分かち合っていることが多く、やがてAルートで事情によりペアで行動するようになる。
ネシアとはお互いのことが大の苦手で、ジェノンは彼の「預言」に対して否定的な発言が多く戦略の話をしているとすぐ意見を挟むなどネシアへのちょっかいが中々絶えない。
向こうは基本的に堪えている様子だが物語終盤に近づくといよいよ我慢の限界に達して言い返しはじめており、大喧嘩に発展する前にガーロットが仲裁に入ってくる。
ことあるごとに突っかかってくるジェノンをネシアもやがて相当疎むようになり、とあるルートにて今まで耐えてきた怨みを倍で返している。言わんこっちゃない。
ニーヴェル街区が舞台のマップではジェノンの両親の家に訪れることが可能でちょっとしたイベントが発生することがあるので、ジェノン好きのプレイヤーには回収することがおすすめ。
こちらのイベントで彼の母親のサマンサ(声:岡田栄美)と父親(名前なし、声:代永翼)はボイス付きで登場している。両親にはモブ用の立ち絵が使用されている。
父親と交流のある人物はジェノンを「アイツの似てない末子」と呼んでいるあたり、やはり家庭事情は何かと複雑だった模様。同時に上の兄姉の存在を言及されるが、ジェノンの具体的な家族構成は明らかになっていない。
戦闘能力
戦闘時には剣使い。
ステータスの中でTEC(技術力)の伸びはずば抜けてよくレベル15でカンスト。
ATK(攻撃力)もやや高く、唯一の短所はLUK(運力)。
アグレッシブ系攻撃は雷撃系。レベル成長ペースは普通。
使用スキルは相手を一旦弱くさせ、その装備アイテムを壊す「アイテムブレイク」。
ドーピング、MVPなしの最終ステータスは以下のとおり。
GEN | ATK | TEC | LUK | 総計☆ | ユニット特徴 |
---|---|---|---|---|---|
4 | 5 | 6 | 2 | 17☆ | 雷撃攻撃を無効 |
全面的にしっかりしたユニットで一部の場面では強制出撃となるが、ルートによっては離脱することもあるので彼の育成は計画性を呼ぶ。
備考
実はジェノンがゲームスタッフの間ではかなり人気なキャラクターであり、公式設定書類本のスタッフインタビューで今作のプロデューサーにあたる安井光氏やシナリオ担当の横山裕一氏などから登場人物の中でジェノンが一番好きだと発言されている。ひゅーひゅー。
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以下A、Cルート終盤のネタバレがあります。
まだクリアしていない方には読むことをお勧めできません。
ネタバレ
Aルートの序盤にシスキアが行方不明になり、ヴェルマンに人質に取られそのままジェノンにガーロットの首を切り落とさせるために盾に使われそうになるのを阻止するために自殺する事件からガーロットとジェノンの間に溝が生まれる。
ヴェルマンはガーロットを殺す目的でシスキアを死に追いやったこともあり、ジェノンはガーロットを密かに恨んでいる気持ちもあるのではないかと思わせる場面が存在する。
シスキアの死以来ガーロットとやや距離を取っているジェノンだったが、ガーロットが魔竜の血の封印を解いた後にジェノンはメデューテから過去を打ち明けられガルカーサを観察するように頼まれる。
ジェノンは最初にガルカーサのことを特に疑っていなかったが、久しぶりにまともに会話をすると、今まで散々迷って仲間に頼ることで進んでいく術を見つけてきたガルカーサはもう迷いを他人に見せていないことにジェノンは気づき、これが魔竜の血による変化なのではないかとガルカーサを疑うようになる。
具体的にジェノンはガーロットの包容力の原因とは彼の弱さだと捉えており、実はガーロットの弱さに肯定的だったと語っている。強くなったことによりガルカーサは弱者の気持ちに共感できなくなっており包容力とそこから生まれた慈悲を永久に失ってしまったのではないかとジェノンは友人の変化の解釈をメデューテに説明している。
同時にシスキアを好きだったジェノンならば彼女の死に駆り立てられる気持ちを誰よりも理解してくれるだろうとばかり思っていたガルカーサは、そのジェノンに決心や見据えるゴールについて問い詰められて困惑の色を見せる。
さらにジェノンはガルカーサを「ガーロット」と呼び続けており、そうする度に「呼ばれたい名前で呼んでくれ」とガルカーサから頼まれるも無視しており、彼を悲しませている。
ジェノンのそういったデッドネーム連呼に嫌気が差したネシアがガルカーサを庇いジェノンを追い出している。
こういった演出で二人の間に生まれた溝の深さをプレイヤーに痛感させる展開となっている。
シナリオ終盤・メデューテの裏切りと同時にジェノンはパーティから離脱。
戦闘の終わりにジェノンは、ガルカーサの和解の乞いを撥ね付けたメデューテを庇うために立ち上がり、裏切るように吹き込んだのは自分で、シスキアが悲しむから罰しないでくれと必死に弁解する。
ネシアが二人に手をかけたがらないガルカーサの代わりに自分が処刑することを提案するが、ガルカーサは彼を制止してまでジェノンとメデューテを牢に投げ込み処罰なしに逃がす。
それからジェノンはメデューテの旅についていくことになる。
メデューテがガルカーサにはまだ人間性があり疑っていたほど変わっていないと感じているのに反して、ジェノンはガルカーサが変わり果てたあまりで「シスキアがもう二度と笑わないと同じように」ガーロットが死んでいるに同然だと捉えており、早くも帝国を後にして彼を忘れたいと願っている。
Cルートの終盤で嫌な予感を抱いたジェノンは無理を言ってシスキアと一緒にオルディーン王をソルティエ帝から助ける任務を担うが、二人のピンチに時間を稼ぐ役を背負い、敵に重傷を負わせられた挙句に川に落とされてそのまま溺れ死んでしまう。
彼の遺体はのちにネシアに回収されており、今までのことの復讐に案の定屍兵にされる。言わんこっちゃない……。
その後ジェノンを探したガーロットとシスキアに発見され、ネシアの観察力により生前のジェノンの性格を完璧にトレースしたことで幼馴染の二人に違和感を与えずにガーロットを一人にすることに成功する。仲間になら気を許してくれるであろうガーロットを苦しまないように始末しようと考えたネシアはその歪んだ情けでジェノンにガーロットを攻撃させるが、ガーロットの人間離れした本能のおかげで計画が破綻し、ジェノンの死亡が明らかになりグラムブレイズはジェノンと戦う羽目に。この死闘の果てにジェノンはネシアの支配に抗い、やがて解放される。
しかし一度死んでいるからにはさすがにもう手遅れである。
ジェノンは状況を上手く飲み込めずその死を受け入れたくないシスキアと最期を二人きりで過ごすことを望み、一度彼女に本当の気持ちを告白しようと決心するも、最後にシスキアはガーロットが好きだと気づき、そんな彼女を気遣い余計な負担をかけまいと口をつぐむ。
そのままシスキアの膝枕で静かに息を引き取っており、グラムブレイズのメンバーから一人ずつ弔いの言葉をもらう。
とにかくジェノン好きから様々な感情が絡み合った悲鳴をあげさせるのに定価のあるイベントとして有名であり、Cルートが好きなプレイヤーから好評を呼んでいる。