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編集者:Feral Phoenix
編集内容:Bルートのバッドエンドについてもうすこし書き込み。

プロフィール

年齢11歳→14歳
身長132cm→140cm
一人称ボク
クラスGriffon Rider
使用カードグラヴィティカオス
テーマ曲「幼さは罪を知らず」(『ブレイズ』)
好きな食べ物キャンディー
装備制限(ブレイズ)ゲテモノNG・牛乳OK・キノコOK・甘系OK・魔力を持っていない・解読力がない・未成年・非巨乳・派手なものNG・尻尾が似合う・指が細い
CV野中藍

概要

新生ブロンキア帝国の人物。焔帝ガルカーサの異母妹にして「緋雪姫」(ひせっき)の異名を持つ五頭竜将の一人。その異名の由来とは己の駆けるグリフォンの赤い羽根、そして殺した敵の血しぶきを緋色の雪のようにまき散らす様だという。

容姿はツインテールにした赤髪、黄緑に近い黄色(…黄色に近い黄緑?)の瞳。登場人物の中で一番背が低く、二つ年下であるニーチェよりも小柄。

服装は黄土色のドレスの上にピンク色ファー&白レース尽きの黒とラベンダー色のボレロコート、ボレロコートとお揃いのボンネット。

一人称に反して女性語を貫いた、印象に残る口調をしている。

リアルで考えればJCくらいの少女だが、その若さに反して強い力と不屈な勇気を持ち、緋天騎士団の団長であり将軍であることを誇りに思っている様子。

愛すべき兄、仲間、国のために戦場を駆け巡る、非常に勇敢な性格。

しかしその一方子供扱いをされるとあからさまにイライラするなど、幼さの目立つお年頃なところだってある。

ゴスロリ調の服装やキュートなアクセサリー、おやつやテディベアなどの装備アイテムで子供らしさが強調され、いかにも仲間から可愛がられているかも見え隠れする。

また衣装から察するとおり極度な寒がり。さすが冷気属性が苦手なグリフライダー。

ガルカーサを「お兄様」と呼び慕っている。

無謀で無理しすぎがちな兄が倒れそうになるところ、彼を助け出すこともある。

もちろん彼女とガルカーサの仲良き兄妹愛はプレイヤーの間にブラコンシスコンネタに使われる場合が少なくはない。

しかし、ガルカーサが彼女のことを甘やかしているように見えるのは彼なりに事情があるからだと、普段からファンが生み出したネタに食いつく公式から珍しく否定されている。

初めての登場は「Chapter 2 -失われた日々-」で、兄のアンク没収計画の最終ステージとして荷物を持ち帰る係りとして現れている。

こちらのイベントの両バージョンを比べるとあのレオンとは案外仲がいいことと、子供扱いしてくるラッセルが大の苦手であることが窺える。

初めて刃を交えるのは「Chapter 3 -パルティナ電撃戦-」で、王都奪還の開幕が上がった暁にユーディとレオンが体制を整えるために助っ人に時間を稼ぐ役を引き受けている。

出会ったそばから子供扱いしてくるミラノ(や一部の仲間キャラクター)に頭に血を昇らせており怒り狂っている。

以降何度も王国軍の前に立ちはだかる。主に他の部隊との連携に参加しているが、時には単独の任務もこなせているなど活動範囲が広い。

『ユグドラ・ユニゾン』での動向

帝国軍属性のユニットとして登場している。他勢力から登用されれば時折年相応に生意気な一面を見せることはあるものの、本来の仲間の間では非常に素直であり、ガルカーサにいいところを見せたがるおませさんなお兄ちゃんっ子ぶりが何かと微笑ましい。

原作のアンク没収の一件でレオンかラッセルに落とさないように注意されているが、今作において探索に派遣されてアイテムを発見する際に「落とさないように気を付けなくっちゃ!」という独り言があり、もしかしたら仲間から注意されたのはアンクの性質ではなく過去に飛行中に落とし物をしてしまったことがあるのではとプレイヤーの想像をくすぐる。

さらにドラマCDにおいて帝国軍編に登場しており、仲間の悩み事に寄り添い仲間同士の誤解も解けてくれる、みんなから愛されている癒し要員。エミリオ姫マジ天使(魔竜だけれども)。

同時に彼女のガルカーサに対する信頼の丈も窺い知れるシナリオになる。

戦闘能力

優れた機動力と高めのステータスもあるが、最大の危険は愛用のスキル「グラヴィティカオス」。このスキルとは敵に暗黒属性ダメージと同時に全体的に弱体化するステータス異常「呪い」を与えるためものすごく厄介。

普段から攻撃力に恵まれたこちらの剣ユニットだって呪いをかけられてしまったら素で負けちゃう。特に本来ならばエミリオの天敵になるはずのユグドラはゲーム終盤まで暗黒属性に弱いのでスキル発動されたら普通に負ける。

しかしエミリオはクラス特徴により地形の影響を受けず地形ボーナスにより士気ダメージ計算を緩和されることはないので多少打たれ弱い。グリフライダーに強いクルスやクラスチェンジ後のユグドラ、十分に育成していればダイヤモンドダスト引っ提げのニーチェを中心に攻めていくと楽。

ユグドラ・ユニゾン』でのステータスは以下の通りになっている。

MAX VITVIT低下値ATKCIRCLEPRIDE管轄領域
9253ドロミノス湿地帯

二つ名は原作通り「緋雪姫エミリオ」。

機動力と攻撃力が非常に優れておりプライドも低いので登用しやすくまさに理想の斧ユニット。ユニゾンサークルは小さいがコンボのクローザー役もフィールドのオブジェクト占領だって向いているためポイント稼ぎが非常に速い。アイテムでサークルのサイズを拡大したら一気に万能型になる。

しかし彼女のところにたどり着けるまでほとんどの帝国領を超える必要があるため、登用したいならばそこが最大の問題点。

『ブレイズ・ユニオン』におけるエミリオ

序盤では「エイミ」という仮の名で登場するが、恐らく騙される人は滅多にいない。

中盤では兄の名前を口にすることでやっぱりエミリオ本人だとバラしている。

今回の服装はサイズがやや小さめなパウダーブルー色のベビードールドレスに黒ハイソックス。黒とピンク色のリボンを髪に結い上げるにもヘアバンドとしても使っており、ツインテールにごつい金色の髪飾りも付けている。前作のゴシック調から全体的にスイート系ロリィタになっている。兄の赤髪がマゼンタ寄りになっているのに反してエミリオの赤髪はもやはピンクになっている。

年齢も踏まえてか今作では女性語をそんなに使わない。

Bルート(王国・アイギナ中心ルート)では仲間になる。

そんな彼女がガルカーサと同じく父から魔竜の血を引き、同じ犯人にその血が封印されたと説明される。しかしエミリオは兄より魔竜の力が弱く当時物心がついていた頃に封印を受けたこともあって、封印そのものが弱めで本人はまだ真の名前を覚えている。

全面的に魔竜の血については兄より多少詳しいため、Aルートや3年後の『ユグユニ』で魔竜の力を頼りすぎがちで倒れやすい体質のガルカーサをサポートしている。

序盤前に母親を亡くした一人取り残されたエミリオは生き別れの異母兄を探そうと決意した。

たった一人でブロンキア帝国を歩き回っている彼女が「旅の芸人のおじさん」の家で休息をしているところで運悪く人買いの悪徳商人ノルンに拉致されそうになり、ガーロットシスキアに助け出される。借金持ち旅芸人とは血縁にあたらないエミリオの拉致未遂の目撃こそがノルンの悪事の証拠となり、次第にノルン打倒の口実となるため、実はエミリオが物語の動き出すきっかけとなったと言える。

また、11歳の子供が無理矢理に街で売られそうになるという衝撃的な展開で今作のダークな雰囲気とブロンキア帝国の圧倒的な治安の悪さをプレイヤーに伝えることとなる。

旅の途中で兄を探し出せるようなヒントを求めてクレドの森に住まうネシアに尋ね、彼の「グラムブレイズと一緒に行けば近い将来に兄と会える」という予言を信じ、物語の中盤から私兵団に身を置く。

なお、非戦闘キャラとして私兵団邸宅で留守番を頼まれることが多い。

シスキア曰く、エミリオはルシエナと仲が良く、いたずら好きな彼女の手伝いをして、二人を怒らせた人物に小さな災いをもたらしたりするらしい。一部のルートで追加留守番担当員のエレナともつるんでいる様子が窺える。

シスキアから「団長」と紹介されたガーロットを「ダンチョーお兄ちゃん」と呼ぶあたり幼さと純粋さが前作よりも強調されている反面、ブロンキア帝国の治安の悪さで窃盗・暴力・殺害などを日常的に目にしながらそんな危険な世界を11歳で一人きり歩き渡ったエミリオの異常なまでのタフさの悲しい原因も掘り下げられる。

また詳しい家庭事情や両親が関係に至った経緯は明らかにされていないものの、エミリオとガルカーサは序盤の時点で面識が一切なかったことや、エミリオが兄の名前だけ知っておりガルカーサには自分に妹がいることすら知っていない状況など、ガルカーサの最悪の家庭環境も踏まえて家族の事情がかなりどす黒いだろうと想定される。

さらに顔立ちや色彩が非常に似ているのに関わらず、血の封印が精神に与えたダメージのせいでお互い血縁にあたることを認識できない状態である。正史ルートにて二人の封印が解かれて初めて感知できるようになっており今まで気づけなかったことに二人で困惑する描写がある。

戦闘能力

ドーピング、MVPなしの最終ステータスは以下のとおり。

GENATKTECLUK総計☆ユニット特徴
455519☆ナイト系に強い・ハンターに弱い・冷気攻撃に弱い・地形の影響なし

ステータスのバランスが非常によく、総計☆19で兄に並べるほどのつよつよユニット。

さらに「精霊のメイス」「ペインスタッフ」「ブラディローズ」など非常に優れた専用装備も揃えており、完全にこの幼女TUEEE状況となっている。

終盤近くで加入するがBルートの3分の1で強制出撃となっており、難易度ハード以上で入れる隠しEDに行くには毎回出撃させなければいけない。

その分ペインスタッフとグラヴィティカオスさえあれば苦手な剣装備で高レベルのオルディーンとも渡り合えるため残り士気とユニオンにおける順番さえ気を付ければガーロットを先駆けてチームの要役さえ務めることが可能。

むしろ高難易度で隠しEDを避けたいプレイヤーにとってエミリオをベンチにさせるのが辛いかもしれないくらい強い。

備考

  • 『ユグドラ・ユニオン』では兄以外の仲間を呼び捨てにするのが基本だが、唯一の例外とは様付けで呼ぶバルドゥス。『ブレイズ・ユニオン』では基本的に人を名前+お兄ちゃんお姉ちゃん呼びだが、ネシア及び年の離れた大人をさん付けで呼んでいる。(ネシアは本来「年の離れた大人」に入るが、見た目はかなり幼く10代後半程度なのでエミリオ本人の彼に対する尊敬、あるいは彼女の勘の強さを窺う場面となる。)
  • 『ユグドラ・ユニゾン』のドラマCDで、エミリオはどんな状況であれルシエナとアイギナを絶対に間違わない才能を持つ数少ない人物だと明かされている(ちなみにこの能力を持つもう一人の人物はガルカーサである)。のちの『ブレイズ・ユニオン』では彼女とルシエナが一緒に過ごした時間が他の仲間に比べて長く非常に仲がいいという描写があるので、これで絶対に間違わない理由の一つが判明。
  • 旅芸人の一団と旅をしたことはあるものの特に芸を覚えさせられたことはなく、一団からマスコットのように扱われたとのこと。
  • 動物に好かれやすい不思議な体質を持っているらしい。
  • 「エミリオ」は本来男性の名前であるため、海外版では女性形にした「エミリア」に名前が変更されている。

他の記事言語

Emilia (Yggdra)

以下、『ブレイズ・ユニオン』Bルート終盤と隠しEDのネタバレあり

ネタバレ

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もっと、戦いたいんだよ~!!

Bルートのバッドエンドだけに登場する暴走エミリオ。シナリオの隠しボスであり、ゲームの最強の敵にあたる。

このイベントだけにはクラスは「Kiddy Bronga」になり、戦闘曲は兄と同じく「侵食」と変わる。

容姿は髪を下ろし、炎に纏われた体。キャラクターイラストにはグリフォン用の鞍と、大きな袖が戦闘の邪魔にならないためのベルトを付けている。覚醒した姿のガルカーサと同様に褐色肌だが、彼と違って耳の形や瞳の色に変化がない。

ルシエナが目の前に殺害された時に彼女を救えなかった自分が「役立たず」と思い込み、強烈なストレスやトラウマに苛まれるエミリオはシスキアから「子供だから仕方がないもの」と慰めのつもりで言われる度にさらに精神的に追い込まれてしまう。

その時、自己嫌悪に溺れそうになるエミリオを見て過去の自分を重ねたガーロットから「役立たずの自分が嫌なら強くなれる道を探すんだ」というアドバイスを受け、その言葉を生命線のようにすがる。しかし以降仲間に役立つ方法を手探るエミリオはことあるごとに彼女の身を案ずるシスキアから却下され、さらにストレスを覚え追い込まれていく。

ルート中盤で仲間が絶体絶命のピンチに陥った時、挫折しそうになるアイギナを必死に激励するガーロットの言葉を耳にするエミリオは閃きを受け、本当の名前を取り戻す形で血の封印を自分から解き放ち、仲間を助けるために戦いに身を投じその怪力で窮地を救い晴れて戦闘員の一人として迎え入れてもらう。

同時にその力の源を察したメデューテはガーロットに過去を打ち明け「魔竜の力は人を変える」と忠告しエミリオを監視するように促す。

そんなエミリオは封印を破ってから戦いに快感を感じるようになったり戦い(というより仲間の役に立てる機会)を欲求してそうに見えたりもするなど時折不穏な言動も見受けるが、毎戦出撃させられない限りは特に問題は起きず、メデューテの杞憂(ブロンガ一族に対する偏見)ということで物語の幕が閉じる。

但し毎戦出撃させらた場合…すなわち、強い力を理由に頼られすぎると、平和が訪れたら役立たずだけの子供に戻ってしまうという恐怖に襲われ、すでに限界だったエミリオの心は音を立てて砕かれる。ストレスで不安定になった精神が崩れてついに魔竜の本能に酔ったエミリオは、戦い続けられるようにとユグドラを攻撃して暴走してしまい、狂気に満ちた笑顔で無邪気に武器を振り回す。

生き別れの妹とやっと和解したアイギナの目の前にユグドラを殺すことでエミリオはBルートの起因という自分のトラウマを再現しており、アイギナにとっては悪夢の再来の他ならない。

そしてこの事件は自分の手でエミリオを殺さなくてはならなくなったガーロットは完全に壊れ、のちに鬱状態で仲間から決別しメデューテの旅についていくことになる。エミリオ同様に無力な自分に価値がないという強迫観念を抱えたガーロットにとっては己のそんな歪んだ思い込みに疑問を抱くきっかけではあるが、その代償はあまりにも重かった。

細かくかみ砕くと、エミリオ暴走の起因とは:

ルシエナの死亡で抱えたトラウマに対応するためのケアを一切受けずさらに重度なストレスを精神に積み重ね、悪意のないシスキアの言葉に追い込まれ、同様に悪意のないガーロットの言葉で彼と似た強迫観念を植え付けられ、足手まといで役立たずでしかなかった自分が戦闘力を理由に仲間から重宝されるようになることで「自分には戦闘力しか価値がない」と思い込むようになる。さらに唯一の役立てる術を突如として失い、魔族特有の生存戦略にあたる好戦的な本能を制御することができず(あるいは制御する方法を知らず)一種の防衛本能が働いて暴走、フル覚醒モードに入り言葉が通じなくなる。

つまり毎回出撃させないとバッドエンドのフラグが立たないのは、戦闘で重宝されなければ強迫観念を肯定されないためである。「自分には戦闘力しか価値がない」と確信させるようなことにならなければこういった精神崩壊には決して至らない。

暴走エミリオが「もっともっともっとぉ(略」でテキストディスプレイを埋め尽くす場面がプレイヤーに衝撃を与え、大きな話題となった。

編集者:Feral Phoenix
編集内容:Bルートのバッドエンドについてもうすこし書き込み。