概要
魔導物語シリーズにおいて、アルルのドッペルゲンガーがいくつか登場している。
(ドッペルゲンガーとは自分とそっくりの姿をした分身。詳細は当該項目参照。)
大別すると初期作品から登場している雑魚敵としてのドッペルまたはドッペルゲンガー、はちゃめちゃ期末試験に登場するもう一人のアルルあるいはドッペルゲンガーと自ら名乗る存在、そしてぷよぷよ〜んにおけるドッペルアルルである。
Pixivではぷよぷよ〜んにおけるドッペルアルル(Dアルル)を指すことが多い。
※重要なネタバレについてはページ下部を参照※
ぷよぷよ~んのドッペルゲンガーアルル
通称ドッペルアルル。声優はぷよぷよ~んのアルルと同じ本井えみ。容姿や服装はぷよぷよ~んでのアルルとほぼ同じだが、対照的な赤紫色のイメージであり表情も違ったものがある。衣装はアルルと比べて、色の他に僅かな部分が違ってることもある(絵によって変わる部分もある)。マントは分裂したりしなかったり。ゲーム中の漫才デモにおける立ち姿はマントが破れたようにも無傷にも見えうる(マントでないものが破れているようにも見える)が、ぷよぷよ〜んの設定資料によるとマントが破れた絵も存在する。
なお、ストーリーは無いがぷよぷよBOXのごちゃまぜでは2種類の衣装で再登場している。
その他のドッペルゲンガー、もしくはアルルに似たキャラクター
雑魚敵としてのドッペルゲンガー
アルルに限らずただ相手の姿をコピーする魔物である場合が多い。アルルと衣装が少し違ったり(MSX2)、利き手が逆だったり(PC98)、全く同じだったり(GG)、色違いで紫だったり(MD・PCE)することもある。アルルが覚えていない魔法を使うことも。
初登場はMSX2版魔導物語Ⅰの「ドッペル」で、ここで登場する場合は他の魔物と同様に先生が生み出した試験用の幻覚ということになる。MSX2版では装甲スーツを付けておらず普段着で、当時「留年する=ドッペる」という俗語があったことからそれを掛けているらしい。
しかし、PC-98版魔導物語Ⅱに登場したザコドッペルケンガーについてはイリュージョンのような説明はされておらず、単にそういう系統の魔物なのかもしれない。
GG版なぞぷよアルルのルーのドッペルゲンガー
ラスボスとして初登場。アルルがようやく完成したカレーを食べようとすると現れ、カレーを巡って本物と争う。
詳しい正体は分からず、リメイクのルルーのルーでは登場しなくなっている。
MD版魔導物語Ⅰのドッペルとワルル
ザコドッペルの他に、「やさしいドッペル」と「ワルル」の2種類がイベントボスで登場。
やさしい方は勝負に勝つとワープの魔法を教えてくれる。
一方、ワルルは名前通り悪い子で、悪事をアルルになすりつけてくる。
おそらくどちらもザコ同様に試験用のイリュージョンだったのかもしれない。
魔導物語はちゃめちゃ期末試験のドッペルゲンガーアルル
はちゃめちゃ期末試験では、ファントムゾーンに登場する、アルルの分身を名乗る存在。雑魚敵ではなく、アルルと会話して挑戦してくる。アルルとうり二つだが肌はやや白く、髪色はやや濃く、目は紫色である。アルルの衣装の青い部分を紫色にしたような鎧と服を身に着けている。
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以下ネタバレ
注意!はちゃめちゃ期末試験、ぷよぷよ〜んの重要なネタバレを含みます。
はちゃめちゃ期末試験
はちゃめちゃ期末試験のドッペルゲンガーは、アルル自身の暗黒面でありそしてアルル自身でもあると自称し、アルルに勝ったら自分が本物のアルルになると宣言する。しかし、なお実力の弱いアルルが対決にふさわしい存在になれる為にと様々な援助をしてもくれる。最後の独り言によると、彼女の正体はこの世の全てを定める因果律すなわち運命の糸を紡ぎ続ける存在であるという。しかし彼女自身も世界という重い鎖につながれており、アルル自身もその選択次第では彼女と同じ道を歩んでしまうというのだ。彼女はアルルがそのような未来を打ち破ることを願い、そして「アルル・ナジャ・・・私の・・・」と呟いて独り言は途切れ、アルルとの関係は先祖等なのかあるいは似た生涯を送った女神なのか謎のままに退場する。この設定は商業二次作品の真・魔導物語に登場するキャラに引き継がれ、真・魔導年表上でリリスという名が与えられている。
ぷよぷよ~ん
ぷよぷよ〜んのドッペルアルルはカーバンクルをさらった犯人でピエロの中の人。コンパイルのぷよぷよ最後のボスキャラクターである(ぷよぷよBOXを含めればモードによってサタンなどのキャラが最後となる)。サタンが手に取った箱の中から急に出現し、サタンを操ったことがOPからうかがえる。サーカスを開こうとしたのは、サタン自身なのかドッペルアルルなのかは明らかではない。アルルと全く違った技や訴え、真・魔導物語のリリスなどから色々な想像が可能だが、未だその正体は不明。
GB版ぽけっとぷよぷよ~んでは設定とストーリーが少し違い、倒すと彼女の目的が一部明かされる。