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CV:永井一郎(TV放送時)・藤城裕士(劇場版III、ゲーム作品)

人物像

地球連邦軍宇宙軍省所属の軍人であり、階級は中将

フルネームは不明だが、資料によっては本名を「マクファティ・ティアンム」とするものがある。

V作戦に尽力しホワイトベース隊を支援したレビルの影に隠れがちだが、宇宙での大敗から艦隊の再編を目的とした「ビンソン計画」を立案し、ソロモン攻略を目的とした「チェンバロ作戦」の指揮を執るなど、無能と揶揄される同軍の将官が多い中で、一年戦争における連邦軍勝利の為に積極的に行動した人物である。

劇中での活躍

一年戦争の緒戦にジオン公国による「ブリティッシュ作戦」を阻止するべく艦隊を率いてジオン軍を迎撃するも、ジオン側の新兵器であるモビルスーツザク」の戦闘力により大敗。辛うじてコロニーのジャブロー落着を防ぐことは出来たものの、地球へ大きなダメージを許してしまう。

直後のルウム戦役に於いては、予備戦力として後方を務めるが、こちらも艦隊の総指揮を執っていたレビル中将が捕らえられた事から後退を余儀なくされる。

宇宙での大敗後、レビル将軍のV作戦に並行する形で宇宙艦隊立て直しの為に「ビンソン計画」を立案し、計画実現の為に尽力した。

オデッサ作戦が成功し、主戦場が再び宇宙へと移ると、ジオン公国が誇る宇宙要塞ソロモン攻略の大任を預かることとなり、ビンソン計画により再建・強化された宇宙艦隊を率いソロモン攻略作戦ことチェンバロ作戦を発動する。

難攻不落のソロモンを攻略するにあたり、ティアンムは切り札としてソーラ・システムを準備しており、主力部隊とソーラ・システムをコロニーの残骸の陰に展開し、パブリクによるビーム攪乱膜の展開と、一個艦隊を囮を用いることでソーラ・システム展開までの時間を稼ぎ、照射。

目標となった第6ゲートを中心に壊滅的被害を与えることに成功して有利に戦局を運び、続けてビグ・ザムで指揮を執るドズル・ザビが再編した突破部隊に再び照射。

ここに大局を決するが、突破をあきらめたドズルのビグ・ザムが主力艦隊へ捨て身の特攻を行い多くの部隊に損害を与え、ティアンムの座乗する戦艦タイタンも圧倒的火力の前に轟沈。戦死した。

彼の名はその後、その戦績を讃える意味でラー・カイラム級「アドミラル・ティアンム」に冠された。

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