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F-117の編集履歴

2014-08-07 00:43:17 バージョン

F-117

えふいちいちなな

アメリカ空軍初めてのステルス戦闘機。「戦闘機」とは言うものの、実際には攻撃機。

アメリカ合衆国によって開発されたステルス攻撃機
愛称は「ナイトホーク(Nighthawk=夜鷹)」
(ちなみに、夜鷹とはアマツバメの仲間で、名前から連想されるような猛禽類ではない)

概要

世界初の実用的なステルス機として1981年に初飛行を行ったアメリカ空軍の攻撃機。
レーダーによる探知を極力抑えるため、平面で構成された独特なフォルムをしている。また、非金属素材を使い、兵装はウェポンベイ内に格納できるようになっている。空気力学的に不安定な形状だが、フライバイワイヤによって常に修正舵を当てることで克服している。

試作機である「Have Blue」を含め、開発から生産、部隊での運用まで、すべてが極秘に行われた。

戦闘機を表すFナンバーでありながらステルス性を優先したため空戦能力は低く、実際は攻撃機に分類されている・・・が、パイロットの腕次第では克服できなくもない。かもしれない

兵装

とはいえ、実機は固定機銃は持たず、ガンポッドとして搭載することもできず、空対空ミサイルの運用能力を持たない。
(試験が行われていた時はサイドワインダーの運用能力を持っていたが、後の機体はランチャーそのものが排除されていた)

さらに機上レーダーも搭載していない為に空戦能力は皆無となっている。Fナンバーをつけるに至った経緯にはいくつかの説があるが、空戦能力を持った機体として作られてはいないのは確かである。

兵装はGBU-24などの1t級爆弾を2発のみ。おまけに爆弾倉は中央から分割されているため、GBU-15のような大型の兵器を搭載できない。

実戦参加

1989年12月19日に始まったパナマ侵攻のオペレーション・ジャストコーズ(Just Cause)の支援で投入されたのが初の実戦参加となっている。

そのスタイル

レーザー誘導爆弾とともに、湾岸戦争で一躍有名となった。
黒く、航空機離れしたスタイルは「流行り」となり、トヨタのWillVSなどにも影響が見られる。

しかし、このスタイルは湾岸戦争当時でも既に旧式化していた。パナマ侵攻が行われた頃には先進戦術戦闘機(ATF)計画に基づいてYF-22YF-23の開発が進められており、1990年の夏頃までには両機共に初飛行を行っている。

これらはずっと航空機らしいスタイルとなっている。これはF-117がレーダー反射断面積(RCS)の計算をし易くするため、平面で繋げたスタイルとしたためだ。F-117はいわば「飛ぶだけで精一杯」なのに対し、F-22等では空力の研究が進み、ステルス性を確保しつつ、格闘戦まで可能になったのは世代の差と言える。

Darker than Black

真っ黒なカラーリングが有名だが、実はこの色、昼間はもちろん夜間迷彩効果も低い。一般的な戦闘機のような「灰色」が昼夜両方において最も適した色なのだが、軍上層部の要請により真っ黒に染め上げられた。
(機の凹凸をわかり難くするための技術・機密的問題説がある)

2003年にはグレー系のロービジ塗装が施された機体が登場しており、「Dayhawk(昼の鷹)」という俗称が与えられている。記念塗装では機体下部全面に星条旗が塗られた事もある。

番号の謎

F-111から番号が飛んでいるが、これは
「社内の開発コードをそのまま使用した」、
「新型エンジンの型番と混乱させるため」、
「アメリカが秘密裏に保有する旧ソ連製戦闘機にF-112~116が割り当てられた」
等の説がある。だが決定的なものはなく、未だ謎のままとなっている。

F-19

F/A-18からF-20に番号が飛んだため、間のF-19がこのF-117にあたるといわれていた時期もあった。『イタレリ』(模型メーカー)がもれ出たわずかな情報を元にプラモデルを作成し、これにF-19の名称を使用した。この商品は大ヒットとなったが、軍はこのような航空機の開発について否定も肯定もしなかった。
(機密保持の問題と社内の内紛から公聴会に呼ばれるなど、スカンクワークス内でも問題となっていた)

一応、試作機であるハブ・ブルーとF-19は所々であるが類似点があるものの、実際の機体とは似ても似つかないものであった。実際に比べてみるとF-19よりも、むしろスカンクワークスの前作であるSR-71に近い。

関連タグ

戦闘機 攻撃機 ステルス機 F-19
デ・ハビランド モスキート:第二次世界大戦でイギリス空軍が使用した爆撃機(攻撃機)。夜間戦闘で活躍した。また木製だったため、レーダーに映りにくかったらしい。