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目出井組系粟楠会の編集履歴

2014-09-09 22:56:18 バージョン

目出井組系粟楠会

めでいぐみけいあわくすかい

成田良悟著のライトノベル『デュラララ!!』に存在する架空の組織

概要

目出井組系粟楠会(めでいぐみけいあわくすかい)

名前の由来はアスキー・メディアワークス。組員の名前は編集者から取られている。

池袋に根を下ろし、界隈を取り仕切っている極道。闇医者の新羅や情報屋の臨也などが繋がりを持つ。密かに組織の有力者達(上位組織である目出井組も含む)の多くがアイドルの聖辺ルリのファン。明日機組とは、近々杯を交わす予定ながら対立関係にある。


構成員

粟楠道元(あわくす どうげん)

粟楠会の会長。サンタクロースのような印象の老齢の男。怪我などにより全身至るところに金属が埋め込まれている。機械類の操作が苦手なアナログな人物で、部下を裏切ることはしないが見捨てることはできる非情さを持つ。聖辺ルリのファン。


粟楠幹彌(あわくす みきや)

道元の実子で粟楠会の若頭。粟楠会では身内に代目を継がせることは少なかったが、幹彌自身が道元の後を継ぐことを望んで極道の道に入ったため、実質的に組織の跡目を継ぐ第一候補。さしたる経歴がないこともあり、親の七光りだと疎ましく思う者もおり、内外に気を許せない立場にいる。表向きには絵画代理販売店に務めており、「専務」と呼ばれている。娘である粟楠茜を溺愛しており、彼女には家業を隠していた。


四木(しき)声 - 大塚芳忠

粟楠会幹部の一人。30代後半以上の痩躯の男で、若くして粟楠会の幹部に上り詰めた人物であり、粟楠会の大きな一角を担っている。表向きは幹彌と同じ絵画代理販売店の代表取締役を務めている。常に冷静沈着で、セルティのヘルメットの下を見ても全く動じず、逆に悲鳴を上げた自分の部下を制裁するなど、基本的に冷徹かつ冷酷な人間だが、粟楠茜に対しては敬意をもって接し、心底からの気遣いを見せるなど穏やかな面もある。また堅気の人間に対しても紳士的に振る舞う。風本によると、聖辺ルリのファンでもあるらしい。俗に言うインテリヤクザであり、デュラハンにも詳しく、新羅は彼のことを「インテリ博徒」と称する。また、番外編12.5話『天網恢恢』では流暢な英語を話している。実は合気道の黒帯であり、喧嘩は相当な腕前であると言われる。現在、臨也を自分の管轄下に置いている。


赤林(あかばやし)

粟楠会幹部の一人。「粟楠の赤鬼」と呼ばれる組内きっての武闘派で抜群の喧嘩の腕を誇るが、比較的穏便であり、常に飄々とした態度を取っている。薬や売春の類を心底嫌う侠客タイプのヤクザで、そうした好き嫌いの融通が利くということで粟楠会に所属している。表の仕事の一つとしてカニの配達業を行っており、露西亜寿司とも取引がある。色眼鏡をかけ派手な柄のスーツを着こなし、派手な意匠の杖を持ち歩き、その杖による棒術を扱う。棒術の縁からか楽影ジムとは親交がある。右目は義眼であり、大きな傷が顔面を走っている。また、妻も愛人もおらず、その上、園原杏里粟楠茜といった少女の面倒を見てやることが多かったため、ゲイロリコンに間違えられたことが多々あるらしい。一人称は基本的には「俺」であるが、飄々とした態度を取る時や子供に接する時は自らを「おいちゃん」と称する。沙也香との出会いからの一連の経験から人が変わったかのように温厚になったが、かつては女子供を弱者の象徴としてしか見ず、暴力こそを全てとする荒々しい性格だった為、昔の彼を知る者からは「丸くなった」、あるいは「本性を隠しているのでは」と四木などにも警戒されている。こっそり「ダラーズ」にメンバー登録しており、情報の収集や扇動など様々な利点を上手く活用しており、知略にも長けている。また、若者に顔が利くということで組内で重宝されてもいる。聖辺ルリのファン。チャットでのハンドルネームは「餓鬼」。


青崎(あおざき)

粟楠会幹部の一人。赤林と並んで「粟楠の青鬼」と呼ばれる組内きっての武闘派。彼らの有無によって粟楠会の勢力が大きく変わるとまで言われる。身長190センチメートルを超え、横幅も広い大柄な男。青崎自身は赤林を嫌っており、仲がよいかのように「粟楠会の赤鬼と青鬼」と呼ばれることを不快に思っているが、赤林の実力は認めており、危機が迫った際には事前に知らせてもいる。赤林が敵対組に属していた頃にはライバル関係にあったが、今の彼とは決着をつける気は起きないようである。赤林とは異なり単独行動は好まず、組織力としての武力を重視する。幹彌のことを七光りだと思って完全には認めておらず、彼が粟楠会の重役であることを快く思っていないために何かと突っかかっている。しかし杯を交わした道元のことは心底尊敬しており、道元の手前、下手なことは起こさないようにしている。


風本(かざもと)

粟楠会幹部の一人。爬虫類を思わせる鋭い目をした男で、まだ若いが粟楠会幹部。澱切から依頼された聖辺ルリの処理を指揮していた。聖辺ルリのファン。


関係者

粟楠茜(あわくす あかね)

幹彌の娘で道元の孫。年齢は10歳前後。極道の娘ながらもそのことを知らずに家族から大切にされて育ったため、少々臆病な面もあるが明るく素直で心優しい性格をしている。学校でも友人に囲まれ何不自由ない暮らしをしていたが、ある時自分の家の仕事を知り、同時に友人たちが皆自分の顔色をうかがって過ごしていたことを知ってしまい、心が壊れてしまう。その後、思い詰めて家出をした際にイザヤと出会い、イザヤに騙されて静雄の命を狙ったことから様々な事件に巻き込まれる。事件後も心は壊れたままとなり、静雄をやっつけるために強くなろうと赤林に相談したところ、折原舞流が通うジムに入門することになる。臨也の企みによって静雄の命を狙ったが、現在は懐き、好意と思える感情を持っており、ヴァローナに対しては静雄を狙うライバルとして対抗心を燃やしている。



関連イラスト

粟楠会へようこそ


夏の粟楠


関連タグ

デュラララ!! 粟楠茜 赤林 四木

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