概要
声:藤田咲
彼女が登場するエピソードは小説第4巻と第8巻。13巻にも少し登場する。
アニメ1期では第6話にわずかに登場したのみだったが、その時に歌っていた挿入歌はDVD完全生産限定版に付属する特典のサントラCDに収録されている。2期で本格的に登場。
人気アイドル。内向的な性格の、物静かな美女。
元は資産家の令嬢だったが祖父、父と立て続けに事業に失敗した結果、没落。その後謎の火災で肉親の多くを失い、彼女は遠縁の親戚に預けられ紆余曲折の末にメイクアップアーティストとしての道を踏み出し、その後「澱切シャイニング・コーポレーション」の社長澱切陣内にスカウトされ、アイドルとしてデビューする。
実は母方の祖母から人ならざる者の血を受け継いでおり、祖父と父は聖辺家に迎えられた婿養子である。母には20歳年下の異父妹がひとりおり、ルリの叔母にあたるその人物こそが鯨木かさねである。
澱切陣内には元々異形の存在として目をつけられており、「儀式」へと参加させられ徹底した精神と肉体の陵辱を受ける。それでも澱切に父親を人質に取られてしまっていた事もあり、アイドルの人格を支えに何とか活動していたが、独自に父親を探す中で九十九屋真一に提供された情報で自分を救おうとした父親が既に殺されていた事を知り、異形の力が覚醒。怪物のメイクを施して「儀式」に関わった者たちを殺していき、「殺人鬼ハリウッド」の名で世に知られるようになる。
池袋で怪物姿で澱切を探していた中、ネブラから検体確保を依頼されたエゴールと交戦になったところ、たまたま側にいた静雄の逆鱗に触れまとめて吹き飛ばされる。その事からネブラからも「一般人に負ける程度の怪物」と思われ、興味対象から外れた。その後倒れていたところを以前仕事で関わりを持った羽島幽平こと平和島幽に救われ、いろいろあって羽島幽平とは公私共に恋人となり、彼の所属する「ジャックランタン・ジャパン」に移籍する。熱愛報道にファンからは一時的に叩かれるも、幽平が完璧イケメンである事と、元々澱切が芸能事務所としてあまり評判が良くなかった事から、世間からは新しい門出を祝福されている。
好物はレバ刺しや鉄分の多いもの。ニンニク料理が嫌い。猫派。