概要
その名の通り大きなエビの怪獣。
ラドンやモスラといった主演作品を持つ怪獣を除いた、ゴジラシリーズオリジナルの怪獣ではアンギラスに次ぐ古株怪獣であり、メカゴジラやガイガンよりもその歴史は古い。
ただし余り強くない印象を持たれがち。
『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』
| 身長： | 50メートル |
|---|---|
| 体重： | 2万3千トン |
| 出身地： | レッチ島近海 |
太平洋のレッチ島近海に生息する怪獣。
武器は右手の巨大な鋏と、左手の鋭利な槍（実際は細い鋏）。肉食性が強調され、住処の近くを通る船を沈めては、左手の鋏で器用に人間を突き刺し捕食している（もっとも、サイズ比を考えれば人間の一人二人食べた所で満腹にはならなそうだが）。
レッチ島やインファント島で取れる実から作る黄色い汁が大の苦手で、この性質を秘密結社「赤い竹」に利用されていた（別に赤い竹の支配下にあるわけではなく、後にレッチ島から脱出してきた赤い竹の船を襲って沈めている）。また、上半身に比べて下半身が貧弱で陸上歩行が不可能。
ゴジラとの２度に渡る戦闘シーンでは、ゴジラの投石攻撃を弾き返す、不意打ちでゴジラを水中に引きずり込むといった善戦を見せるも、最後は鋏をもぎとられて逃走、止めを刺される事さえなく出番が終了した。
| 身長： | 100メートル |
|---|---|
| 体重： | 5万トン |
| 出身地： | 海 |
X星人にコントロールされている。初代よりシャープな外見をしており、左手も明確な鋏になった（但し右に比べて小振りで、左右非対称である事は同じ）。さらに陸上でも活動可能。もしかすると「南海の大決戦」で登場した個体は成長途中だったのかも知れない(X星人に改造された結果、この姿や特性を得た可能性も無くはないが…)。
やはり登場怪獣の中では、特別戦闘力は高くなく、序盤でミュータント部隊の手持ちのメーサーバルカンによって、倒される寸前まで追い込まれている。
挙句、海中におけるゴジラとの戦闘シーンは丸々カットされており、ヘドラ共々いきなり海中から放り出されてビルに叩きつけられるという形で観客（視聴者）の前に姿を現し、すぐさま熱線で瞬殺されている。