内容
タイトルはプロレススーパースター列伝のパロディ。
初の連載であった「いきなりバックドロップ犬」でプロレスファンから「プロレスを馬鹿にしている」
と批判された作者の次の連載がこの作品だった。
出てくるキャラクターはいろんなプロレスラーのファンで、名前もそれを連想できる名前(例えば主人公鬼藪宙道(きやぶちゅうどう)は前田日明ファン。名前が前田日明の決め技)になっている。よく喧嘩はするが、共通しているのは「プロレスを侮辱する者は許さん!!」と言うこと。
部室にはプロレス悪口感知レーダーが存在していて「悪口を言った者」は許さない(笑)
コアなプロレスネタの連発で「月刊少年マガジン」では人気を得ることがかなわず、打ち切りのような形で終了。
後にまんだらけより復刻し、続編的4巻も発売されたがそれに描かれた作者の独白は読む者を驚かせた。
登場人物
鬼藪 宙道(きやぶ ちゅうどう) 主人公。前田日明ファン。
奥飛 堀三(おくとばす ほるぞう)アントニオ猪木ファン。猪木のマスクをかぶっている。
西等里 熱人(にしらり あつと) スタン・ハンセン及び外人レスラーファン。
十六紋 菊(じゅうろくもん きく)ジャイアント馬場ファン。書き下ろし4巻ではジャイアント馬場氏の死に於いて「プロレスファンはどうしたら良い」と問うシーンは涙もの。
犬土 茶々(けんど ちゃちゃ)マサみちのく(現・ザ・グレート・サスケ)みちのくプロレスファン
獏葉 出素待(ばくは ですまち) 大仁田厚及びFMW(当時)ファン。
上山 決太(かみさん けった) 北尾光司ファン。この名前は色々と不味い。
戸無 真義(とむ まぎ) 長州力ファン。しかし作中でも「長州力のファンでその名前か」とつっこまる程不味い名前。
大河 修斗 (たいが しゅうと) 佐山聡ファン。初めは普通にタイガーマスクのファンだった。佐山への思いは超常現象を起こすほど。
脇形 恵(わきがた めぐみ) 藤原喜明ファン。
大瓶愚 得暴(だいびんぐ えるぼう) 三沢光晴ファン。
余談
作中で主人公が「全日本プロレス中継」内のコーナー、福沢朗氏の「プロレスニュース」を批判すると、番組内でマンガを紹介。「徳光康之さんはプロレスニュースが嫌いなんでしょうか。もし見ていらっしゃいましたら来月号でよろしくお願いします」と、メッセージ。
次号で自分のマンガを読まれた嬉しさに何度も(マンガでは98回と発言)ビデオテープがちぎれてしまい益々プロレスニュースが嫌いになったそうです。