概要
ナウシカの世界において、1000年前に勃発し、文明崩壊の原因となった出来事。光輪を帯びた無数の巨神兵が空を覆い、わずか七日間で人類が誇った高度文明を焼き払った。
作中の歴史では巨神兵を兵器として使った最終戦争であるとされているが、世界の秘密が明らかにされていく中で、かつて人類が生み出した「調停と裁定の神」である巨神兵によって人類に下された「裁定」の結果である可能性が指摘されている。
Pixiv内でのイラスト
『風の谷のナウシカ』という作品を象徴する場面の一つであるこのシーンは、アニメ映画版の冒頭部分に挿入されたもの。久石譲によるどこか物悲しい『風の伝説』をバックに、ほんの数秒間だけ流れたシーンであるにもかかわらず、燃え盛る街並みと、炎に照らされながらも輪郭のみを示して不明瞭な巨神兵の影が醸し出す、その圧倒的な威圧感や不気味な恐ろしさから、多くの観覧者、視聴者に大きなインパクトを与えた。
折しも、上映された1980年代当時は世紀末ブーム真っただ中だったこともあり、ある種トラウマ級の恐怖を植え付けえられた人も少ないくはないだろう。後に地上波でも度々放映され、お茶の間の視聴者に静かな戦慄を与え続けている。
pixiv内でもネタ要素を含みながら幾つかの作品投稿がなされている。
特に多いのは、他の漫画やアニメのキャラが巨神兵化して映画のシーンを再現したもので、やっぱりそれなりになんか怖い。
関連タグ
短編映画:巨神兵東京に現わる