「――問題外の実力だな!
貴様がいては足手まといで美神令子を守りきれん!
ここを立ち去り、二度と顔を見せるな!」
人物
魔界第二軍特殊部隊所属。階級は大尉。
本来、ワルキューレとは北欧神話に登場する勇敢な戦死者を主神オーディンの宮殿ヴァルハラへと導く天駆ける乙女ヴァルキュリアのドイツ語読み。
GS美神の世界においてヨーロッパの古き神族は、キリスト教に駆逐され魔族となったとされている。
人間体に変身時は春桐魔奈美を名乗る。
春桐(はるきり)のネーミングはワルキューレの英語表記バルキリーであり、某シリーズの可変戦闘機からでは決して無い!
瓜二つの弟、魔界軍情報士官のジークフリード少尉がいる。
彼らの武器は、精霊石を弾丸にした銃火器を使用。
おキヌが記憶を失った折、魔族の武闘派が計画した美神の暗殺を阻止するため、魔奈美として偶然を装い美神と横島に近づいた。
抜群の家事と事務能力を発揮し、おキヌの不在で荒れ果てた美神の事務所で秘書として採用される。
しかし横島の事は、自分の身も守れない足手まといと見なし…
「この場にいていいのは戦士のみ!! 失せろ、民間人!」
そう言って、彼を事務所から追い出した。
これにより横島は、すっかり自信を無くしたのだが…
妙神山に修行に赴く途中で立ち寄った雪之丞から刺激を受け、また夢の中に現れたおキヌの激励されて、彼も雪之丞に同行するのだった。
ところが、神界と魔界のデタントに反する武闘派の尖兵デミアンとベルゼブルの手から美神を守るため…ワルキューレは負傷する。
美神は横島が居る事も知らず、彼女を連れ妙神山に逃げ込むのだった。
その頃、横島は小竜姫の師匠に当る猿神のもと、文珠の能力に目覚める。また雪之丞も魔装術の極意を習得した(伊達雪之丞の記事参照)。
だが、美神たちを追ってデミアンとベルゼブルが妙神山を強襲!
デタントの流れを守るため小竜姫たち神族は戦えず…ワルキュウーレは妙神山に派遣されていたジークフリートを伴い、あくまで魔族同士の戦いとして応戦する。
苦戦する二人を見兼ねた雪之丞は、助っ人として参戦。やもなく横島も…
「待てよチクショー!! 俺もやる!!
今、ここでやらなきゃ…
いつまでたっても戦士になれそーもないからな…!!」
そして戦いのさ中、横島はワルキューレから文珠の使い方を伝授されベルゼブルを撃退に成功する。
猿神との修業で新たに神通鞭の能力を得た美神も参戦し、横島と共闘の上、デミアンを退治した。
そして、傷の治療のため魔界に帰る事になったワルキューレは、最後に横島に告げる。
「前言撤回だ…
また会おう、戦士(ソルジャー)!!」