ゲームボーイで発売された『スーパーマリオランド』の続編。
タグとしては「6つの金貨」もよく使用されている。
ストーリー
マリオが「サラサ・ランド」に行って宇宙怪人タタンガを退治しに行っている間に、ワリオという
謎の男がマリオの城を乗っ取り、さらに住民に魔法をかけて彼らを自らの手下にしてしまった。
そして、マリオはたった一人で、城に入る為に必要な6つの金貨を各ゾーンで手に入れて城を取り返す。
概要
このゲームは横スクロールアクションゲームである。前作とは違い、キャラクターが大きくなり、
スクロールを戻せて、ゲームの途中経過もセーブできる。今回は『スーパーマリオワールド』のような
マップ画面があり、最初のステージをクリアした後はマリオ城以外ならどこからでも攻略することが
できる。また、マリオゾーン以外の各ゾーンには隠しステージが用意されている。基本的に、
ボスのいるステージは一度クリアするとゲームオーバーするまでプレイできない。他にも、
ゲーム中のマリオの外見やアイテム・敵キャラ・ステージ内の施設構成なども
『スーパーマリオワールド』と通じる面がいくらかある。
なお、マリオが2段階変身をした状態でダメージを受けると小さくならず、スーパーマリオ状態に
戻るだけに設定されたのは国内版では本作からであり、以降リメイク版や携帯機向けのマリオは
全てこの仕様である。また、この作品以降のワリオランドシリーズを含むゲームボーイの
マリオシリーズからは、得点の概念が無くなっている。
この作品のみの要素
ニンジンを取ることで変身できるバニーマリオが登場。ジャンプボタンを押しっぱなしにすることで
オートジャンプをするようになる。頭に生えたウサギの耳でゆっくり落下できる。
しかし、スピンジャンプができなくなったり、敵を踏んで高くジャンプすることが非常に
難しくなるなどといった弊害もある。
今作でファイアマリオが復活したが、姿が変更されている(帽子に羽がついている)。
おそらく、モノクロで識別しづらいという理由だからだと思われる。
ちなみに、ファイアボールでしか破壊できないブロックもある。
スーパースターを取って無敵状態になった時のBGMは今作独自のものになっている。
ゾーン紹介
ツリーゾーン
根・葉など樹木の一部がステージになっており、一部のコースでは蜂の巣の中を冒険することもある。
主な敵キャラ:ラグモ、ビビビ、キョトンボ、ビービー、ガイゴ、モーギョ等
ボス:クロス
タートルゾーン
主に海の中を進んでいく。鯨の体中や沈没した潜水艦の中も冒険することもある。
このゾーンの敵キャラは主に魚などの水棲生物が多い。
ボス:パコ
マリオゾーン
マリオの形をした巨大なロボットの内部を冒険する。このゾーンのみ、隠しステージが
唯一存在しない。このゾーンの敵キャラは主に機械や無機質なものが多い。
主な敵キャラ:キッドカット、ワキリ、タマノリプー、ネイジー、タテノコ等
ボス:ブー3兄弟(ブーロ&ブーチョ&ブーポン)
マクロゾーン
小さくなったマリオが小屋の中を進んでいく。隠しステージをクリアするとショートカットができる。
ボス:リッキー
パンプキンゾーン
幽霊屋敷や寺といったステージを進む。幽霊にちなんだ敵キャラが多い。
また、隠しステージが2つある。
主な敵キャラ:テレクリボー、ベーロ、カラカラ、キョトンボ、ピック等
ボス:サバーサ
スペースゾーン
宇宙空間を進んでいく。そのため、宇宙服を着たスペースマリオとなり、
移動がかなり独特になる。このゾーンへ行くには、ヒポポンステージで
上部のゴールに入る必要がある。
ボス:タタンガ
ワリオ城(本来はマリオ城)
城を乗っ取ったワリオが待つ最終ステージ。金貨を全て集めるまでは入ることができない。
普通の敵キャラはほとんど登場しないが、代わりにトラップがたくさん登場する。
主な敵キャラ(トラップ):トーサンボール、カラメンボー、ゲン・コッツ、ドン・ガバメン
ボス(最終ボス):ワリオ