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日本海テレビの編集履歴

2014-12-18 19:17:28 バージョン

日本海テレビ

にほんかいてれび

日本海テレビとは、日本のテレビ局のひとつ。正式名称は「日本海テレビジョン放送」。

概要

鳥取県及び島根県をエリアとするが、もともとは鳥取県のみをエリアとしていた。本社を鳥取市に構える。1959年3月に放送開始。日本テレビ系列局。


鳥取県のバス会社日ノ丸自動車の関連会社。ゆえに大丸鳥取店を運営する会社「鳥取大丸」とは「いとこ同士」に当たる。


マスコットキャラクターは豚の「ぶぅ」と鳥の「ピィ」。この一匹と一羽で「ぶっピィ」と呼ばれる。

なお、ぶぅは花粉症を患っており、花粉症シーズン時の天気予報(花粉情報)では花粉症に苦しむぶぅの姿を見ることができる。もちろん、花粉の飛散量が多ければ多いほどぶぅは悲惨な目に逢う。


仁義なき戦い・山陰テレビ事情編

先述の通り1959年3月に放送を開始したが、実は1958年3月に「鳥取テレビ」として設立された時、すでに鳥取県にはラジオ山陰が存在していた(ちなみに本社は米子市に存在)。それゆえにラジオ山陰としてはこの日本海テレビと言う存在が不愉快以外の何物でもなかった。実は当時、「テレビ局は原則1県当たり1局しか開局は認められない」ということになっており、日本海テレビが放送を開始したことで、ラジオ山陰は鳥取県でのテレビ放送が出来なくなってしまった。


そのため、どうしても鳥取県でのテレビ放送を行いたいラジオ山陰は、日本海テレビの吸収合併をもくろんだ(がゆえに日本海テレビは「まさかの事態」にそなえてラジオ東京テレビ系列に参加していた)が、結局失敗に終わり、しぶしぶ島根県のテレビ局としてテレビ放送開始を余儀なくされる。なお、ラジオ山陰がラジオ東京テレビの系列になったことから、日本海テレビは日本テレビ(およびフジテレビNET)系列に鞍替えしている。


だが(ラジオ山陰改め)山陰放送は、「俺だって鳥取県に本社があるのに何で島根県でしか放送できないんだ⁉」と不満を持ち続けており、事あるごとに鳥取県進出を狙ったが、日本海テレビに「すでに鳥取県にはうちがありますが、何か?」と阻止され続けた。


ところが1970年4月にテレビ島根(現在の山陰中央テレビ)が開局すると、「もう鳥取と島根は一つの地域でいんでね?」という風向きになる。結局日本海テレビはそれに屈する形で山陰中央テレビ、そして山陰放送に対し、鳥取県への進出を認めることを余儀なくされる。1972年のことである。

それに対し日本海テレビも島根県への進出が認められたが、日本海テレビの本社がある鳥取市は、鳥取県はもちろんのこと、(東西に長い)山陰地方でも東端の方に当たる。ゆえに、島根県ばかりか、山陰地方の西の果てである益田市や津和野町あたりは、それこそ鳥取市の方から見ればものすごく遠い。山陰地方の中央部にあたる地域の米子市にある山陰放送や松江市にある山陰中央テレビと比べれば、中継局新設という点ではかなり不利であった。これでは島根県のテレビ局に土足で鳥取県に上がられるのを嫌がるのも仕方がない。

だが結局はそれを受け入れさせられることを余儀なくされたのだった。


なおこれに伴い、日本海テレビはフジテレビ系列からの離脱を余儀なくされた(山陰中央テレビがフジテレビ系列だったため)。また1989年9月にはテレビ朝日系列から脱退した。

このテレビ朝日系からの脱退にはかなーりきな臭い事情があり、1989年春に鳥取県内のとある大規模団地で共同受信アンテナの設置が計画された際「NKTの番組編成がわかりにくいし、何よりテレビ朝日系のフルネット局が無いのは痛いなぁ。そうだ!ABC読売テレビ、ついでにサンテレビも受信して配信しよう!」という事になり、「地元局とABC、YTV、サンテレビの再送信をさせてください!」とお願いするが、区域外再放送については地元局が抵抗した。というのもこの団地は有線テレビジョン放送法で「区域外再放送に関し、地元及び区域外の放送局の同意を得なければならない」とする、接続端子数500以上の施設に該当したのだった。

なんとか区域外再放送を実現させたい住民側は「BSSとNKTは鳥取・島根で電波相互乗り入れをした後もモーニングショーやテレ朝の昼の情報番組を同時ネットしているのはおかしい」と反論。この問題が地元紙の日本海新聞にも掲載されたことでNKTのクロスネット解消&NNN/NNSマストバイ化と同時に変則編成解消に進むのであった。

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