概要
MHFでの大型コンテンツ「天廊遠征録」にて登場するモンスターであり、「天廊の番人」という異名を持つ
現時点では種族、二つ名は不明なため分類不明に属する
その戦闘力は数多の強敵が跋扈するMHFの中でも最強にして最狂最悪レベルであり、天廊遠征録そのものの仕様、後述するドゥレムディラ戦の仕様、ドゥレムディラ自体の戦闘力を全て含めて至天征伐戦以上の難易度である
事実、解禁日初日では遭遇率の低さもあるが討伐数2という前代未聞な記録を叩き出した
先行配信の覇種UNKNOWNでも17.5%、至天征伐戦のディスフィロアですら初日で2割というのを考えればどれだけ異常か分かるであろう
見た目
クシャルダオラやテオ・テスカトルと言ったいわゆる「ドス古龍」と同じ骨格のモンスターであり、四肢と翼を有する。
暗い体色、目の周りにあるライン状の模様、怪異な模様の翼、五叉槍のような尾という、異形で知られるゴア・マガラに比肩しかねない存在感を放つ外観を持つ
遭遇方法
まだ完全な情報ではないが一説によると「到達階層40毎」を満たせば出る模様(つまり40階層、80階層、120階層・・・といった風な感じ)
ドゥレムディラのフロアに突入する前のロード画面にも、出現を予告するアイコンが表示される
なお、成否に関わらず1階層進むと挑戦権は破棄される
幸い、ドゥレムディラは「隠しボス」のような扱いであり、絶対に倒さなければならない訳ではないのでちゃんと戦闘を回避する方法もある
その方法は、戦場となる部屋の前には壁が崩れている場所があり、そこを通れば次のフロアに進んだことになる
特殊ルール
ドゥレムディラ戦には特殊なルールがある
まず、「天廊遠征録」共通のルールとしてアイテムの持ち込み不可能
これにより回復手段はかなり限られているので冗談抜きで被弾=死に即座に直結しかねない
回復アイテムの入手方法はクエスト内のNPCからGm(ジェム)という物資を元手に交換する(世界観設定では天廊への移動手段である飛行船は物資持込が制限されている為であり、アイテムも名称が異なり、軽量化したり圧縮したり保存性を高めたりと言った、持ち運びに適した作りになっている(効果は通常のアイテムと同じ)
以下はドゥレムディラ戦固有のルール
1:制限時間は20分
2:何度死んでもクエスト失敗には直結しない
3:死んでも一定時間以内なら味方からの救援で復活可能
4:救援可能時間に間に合わなかった、もしくは救援拒否での復活の場合、ペナルティで制限時間-1分(世界観内での設定では、ドゥレムディラがあまりにも危険すぎるため、ギルドの判断で減らされている)
3の救援方法は
1:戦闘不能になった味方に接近して救援(おそらく動作から察するに心臓マッサージ等の救助方法と思われる)
2:専用アイテムである「気づけ玉」を使用
後者は素早く救援できるが3個までしか所持出来ず、前者は時間がかかるのでその間は救援をする側は危険に晒されやすい
4での復活は、戦闘エリアの入口が復帰地点になっている
なお、ドゥレムディラに挑む事は上記の遭遇条件を満たせばG級に昇格していなくても挑むことは可能
だが相手は至天征伐戦さえ乗り越えたG級ハンター達すら悉く蹂躙され、全く勝てそうな気がしないほど絶望的な強さを誇る化け物である
当然ながらG級未満の装備では全ての攻撃が即死ダメージと言っても過言ではなく、しかも上述した「ペナルティを受けての復活での復帰地点が戦闘エリアの入口」が加わるととんでも無いことが起こる
それは、「ドゥレムディラの攻撃で即死し、ペナルティを受けて復活した傍から戦闘の土俵に立つことすら許されずに一瞬で即死」を時間切れまで何度も繰り返すというトラウマ級の凄惨な事態が発生しかねない
戦闘力
ドゥレムディラは非常に強力な冷気を操り、その冷気は自身がいる部屋さえ氷漬けにする程である
その為、戦闘エリアは「凍った部屋」と呼ばれる広間で戦うことになる
その名の通り壁一面が凍り付いているが、上部から降下したドゥレムディラが咆哮すると様子が一変、部屋中の氷が砕け散って本来の壁面が現れる。
その後はドゥレムディラの行動に合わせ、徐々に凍り付く→砕け散るを繰り返すようになる
各種攻撃の際には氷のエフェクトが多数発生し、大変派手な見た目となっているが、ただの氷属性の攻撃ではなく、被弾すると「凍傷やられ」を発症する
「凍傷やられ」に発症するとホットドリンクや強走薬の効果を打ち消すと同時にスタミナ消費行動時の消費速度が倍増という厄介な効果を持つ(この状態異常を持つのは現時点ではドゥレムディラとデュラガウアのみ)
解除方法は強走薬かホットドリンクを使用すれば解除出来るが天廊遠征録では強走薬しか入手できず、それも確実に入手できる訳ではないので脅威は非常に高い
時折、咆哮を放つ事があるがこの咆哮に被弾すると確定で気絶する
ドゥレムディラは小さい動作でも氷を伴う大技を頻繁に繰り出すほか、殆どの軸合わせは足踏みではなく左右へ殴り込みつつ素早く行うため、まともな隙を見出だすのが困難
更に殆ど怯まないという厄介な特性もあるため、火力での拘束も通用しない
この為、少ないチャンスを如何に掴めるかが戦況を大きく左右するといっても過言ではない
一応目眩は発生させられるが持続時間はかなり短く、ドス古龍のようにダウンはせず、立ったままの状態で目眩を起こすため起き上がる際の隙もない
また、「穿龍棍で空中に張り付き攻撃し続ける」事に対しては真っ向から対策されており、一部攻撃後に翼から冷気を発射して空中に居るハンターを攻撃してくるので注意
以下は、特に注意すべき攻撃である
1:2連続咆哮
開幕時、及び部屋が完全に凍結した後で行う技。
音圧付きの咆哮を2回続けて放ち、壁面の氷を砕けさせる。
上述したように最初の咆哮の音圧に被弾すると確定で気絶する。
なお、2回目の咆哮は崩壊する氷によってエリア全体攻撃と化している
2:滞空氷ブレス
ディスフィロアが使う薙ぎ払いブレスと同じだが、此方は無数の氷弾をマシンガンの如き恐ろしい勢いで連射するものとなっている
基本的には普通のブレスと同じだが先端付近では吹っ飛びが発生しないため連続多段ヒットで甚大なダメージを受けるほか、根性スキルや絶対防御態勢が役に立たない(多段ヒットの為、根性や絶対防御態勢をブチ抜いてそのまま瞬殺されることになりかねない)
3:3連続突進
数多いドゥレムディラの技の中でも、指折りに危険な即死コンボ攻撃
赤黒いオーラを纏いながら勢いよく突進、終わり際に方向転換して再度突進を繰り返す攻撃
ナナ・テスカトリ特異個体の技と同じモーションだが、向こうはバックステップを予備動作として挟むが此方は挟まない分予備動作が少ない
また、各回の方向転換と同時にターゲットを変更するため、どのハンターも安全ではない
更にこの突進に被弾すると空中へ打ち上げられるがもし真根性や元気のみなもとなどでHPが1でも残ってしまった場合、最悪の結末が待っている
それは、突進を途中キャンセルして反転し、空中のハンターめがけ跳躍して追撃する
これにより、生命の粉塵による支援などがないと死亡が確定してしまう
因みに、突進でHPが0になった場合はそのまま別のハンターに向けて突進を始める
しかし、この攻撃で上記の追撃が発生しなかった場合は終了時に息切れのようなモーションをとって隙が生じる
ドゥレムディラが無防備になる数少ない場面であるため、急いで追撃を行おう
なお、後述の覚醒状態では突進が4回になる
覚醒
ここまででも十分強いがある程度ダメージを与えるとおもむろにエリアの特定地点まで移動するすると、地面に赤黒い液体が噴出し始めてドゥレムディラの全身を包み込み、その現象が収まった後で見えるドゥレムディラの姿は大きく変貌
頭頂部から背中にかけて、及び四肢の爪を覆うように氷の結晶を纏い、また、目の周りや背中にある模様の範囲が広がり、よりくっきりと判るようになる。
更に、体の一部にはUNKNOWNを彷彿とさせる赤い筋のようなものが浮かび、色合いもより暗さを増しているようで、禍々しさが大きく増した印象を受ける。
この形態になると氷属性の他に「壊毒」という特殊な毒を用いるようになる
壊毒の特徴として
1:発症すると毒状態と同じくHPが徐々に減少するが、他シリーズでの「猛毒」を彷彿させるかのようにHP減少速度がとてつもなく速い
2:「毒無効」スキル貫通
3:防御力激減効果有り
これにより一度でも発症したら全ての攻撃が即死ダメージに変貌、更に毒のHP減少により根性発動後に即座に葬られる、というよりHP減少が速すぎて攻撃を食らった瞬間即死する
そのため、覚醒後は一撃も食らわないという覚悟で臨むべきであるが、ドゥレムディラは頻繁に攻撃を行ってくるモンスターであるため、その難度は極めて高い。
なお、覚醒と同時に怪しげな色の液体や霧がほぼ常時発生して視界が悪くなる他、戦場となる部屋の壁面もこの毒で汚れていき、まるで血糊が付いたようにも見える
この常軌を逸脱した怪物を攻略するには武器、防具、発動スキル、プレイヤースキルを全て極限まで高めるのは勿論だがそれ以外にも天廊遠征録でのみ効果を発揮する「タワースキル」を利用すれば活路は見出せる(中にはドゥレムディラ攻略に役立つスキルもある)
討伐に成功すると公式ワールドチャットに直接「(プレイヤー名)が天廊の番人を打ち破りました!」と表示されるようになっている(討伐者のチャット画面では「天廊の番人を倒した功績がメゼポルタに広まりました!」と表示される)
戦闘BGM
天廊の番人、ドゥレムディラとの戦闘時に流れるBGM、「天廊の番人」系モンスターの汎用曲である可能性がある
余談
- ドゥレムディラは上記の通り「番人」であり、他にも天廊遠征録限定のモンスターの存在が仄めかされている(事実、「頂上にいるラスボス的な存在」が企画されている旨の発言が公式でされている)が、ドゥレムディラのこの戦闘力を体験した者からはこの先の難易度を危惧する意見も出ている
- ドゥレムディラはモンスターハンターシリーズ史上初めて固有素材が存在しないモンスターである
そのため、このモンスター固有の武具も存在しない
至天征伐戦同様ドゥレムディラを倒せる人間と倒せない人間で格差が生まれてしまうのを防ぐためだろう