概要
MHFのG2で登場したモンスター。別名は「熾凍龍」。
公式では「真のG最強モンスター」という位置付けをされているモンスターであり、
登場時点の「MHF-G」においてラスボスとして扱われていた。
なお、ラスボスではあるが、ミラボレアスなどのように公式情報が秘匿された特別なモンスターというわけではなく、
登場後はアカムトルムやウカムルバスよろしくきっちり公式イラストなどが公開されている。
大型探査船が長距離航行の末に辿り着いた、メゼポルタから遥か遠く離れ、生物が住む事が出来る環境ではない過酷な地、「最果ての地」で発見された古龍。
その存在が確認された後、直様伝承等の調査をギルドは行ったが、その古龍についての伝説が微かに記されているのみであった。
現在でも調査は難航しており、モンスターリストにもまともな情報は記載出来ていない。
容姿
発達した四肢に巨大な翼を持つというシルエットはアルバトリオンにそっくりであり、
能力や攻撃にも類似点が多々認められる。
さしずめ、MHF版アルバトリオンと言ったところであり、
MHFの環境に対応するための様々な強化が施されている。
背側は白、腹側は赤の二色を基調とした特徴的な体色で、一部は青白く染まっている。鼻先には剣の様に伸びた巨大な角が一本だけあり、その周囲を取り囲む様にして数多の角が伸びるという異様な形状な頭部を持つ。また、胸部には特徴的な青白い突起状の部位が立ち並んでいる他、常識で考えれば闇色であるはずのディスフィロアの影は幻獣キリンの様に白い光となっている。
能力
アルバトリオンは膨大な四属性エネルギーを不安定に発揮し、意図せずして天災を起こすタイプの古龍であったが、
ディスフィロアは火と氷の二属性しか扱えないながら、それらを同時に制御しており、
本来ではあり得ない二属性を併せ持つ攻撃を用いた苛烈な攻撃でもってターゲットを攻撃する。
攻撃はアルバトリオンのそれを流用したもののほか独自のモーションも存在しており、多彩かつ大規模。
地面を凍結させる、巨大な氷塊を作り出す、氷の竜巻を生み出すといった非常に強い冷気を用いた攻撃が目立つが、
滞空しながら火球ブレスを連発する、炎の竜巻を生み出すなど火属性を扱った攻撃もしっかり有しており、
また氷の旋風を纏った炎ブレスなど、両属性を混ぜ込んだ技も繰り出す。
どの技もとんでもない威力を誇るため、しばしば根性スキルの発動も推奨される。
また、一定ダメージを与えると激昂、ムービーが挿入されると共にBGMが変化。
膨大な冷気を放出してフィールドの情景を変化させたのち滞空、
そのままフィールド全体に氷の柱と火炎弾を次々と発生させる凄まじい規模の大技を披露する。
生命活動が停止した場合、秘めているエネルギーが漏れ出してしまうのか、
討伐すると同時に四肢が凍り付き始め、立った状態のまま死を迎える。
月をバックに直立不動で絶命する様はかなり印象的である。
至天征伐戦
8/21のアップデートで追加された極限征伐戦の先の更なる高難易度クエスト「至天征伐戦」にて新たな形態を引っさげ再登場。
至天クエスト「紅月廻り蘇る魂鎖の熾火」にて真なる実力が発揮される
至天征伐戦は「最初から極限征伐戦でのLV9999個体と同等のスペックのモンスターが登場する」クエストであり、
拘束目的の氷のまきびし、滞空からの着地時のダメージを除くとあらゆる攻撃が即死威力と言えるほどにステータスが強化されている
(厳密にいえばモンスター側のステータスが強化されているだけではないのだが、ここでは割愛する)。
Lv9999ベースということで極限征伐戦で見せた技は全て使用してくるが、幾つかのモーションが追加されている。
体力が一定値を下回ると覚醒、更に攻撃を加えるとこれまで通り氷漬けになる。
が、数秒後「まだだ!まだ終わらんよ!」と言わんばかりに氷をぶち割って復活。
復活時に開放したエネルギーにより周囲に炎の竜巻や巨大な氷柱が発生する(これらに触れても当然即死)。
氷漬けになって仁王立ち状態になるまでの演出は通常のディスフィロアと全く同じなので、
ある意味では通常の極征戦に登場する個体の「IF」的な存在と言える。
なお、過剰なエネルギーを発揮した影響か、復活したディスフィロアの翼は橙色と紫を混ぜたかのような色合いに、腹下の鱗や突起は濃い紫色に変色している。
この状態の一部の攻撃には氷柱に炎が付随しているほか、自身を氷壁で覆ったあとナパーム弾でフィールド全体を焼くというガルバダオラを思わせる技、
自身の周囲に炎と氷の塊を降らせる技などが新たに加わっており、攻撃は更に苛烈になる。
必殺技は巨大な氷を砕いて飛散させ、氷塊に熱線を照射して熱線を乱反射させるという、
通常個体が扱っていた熱戦反射攻撃のアレンジバージョンとも言うべき大技。
熱線が反射によって連続で多方向に放たれるのみならず、その後更に氷塊を吹き飛ばしてくるため、回避がかなり困難である。
このディスフィロアを倒すと正真正銘「絶命」したのか今度は完全に地面に倒れ伏す。
余談だが、このディスフィロアの討伐に成功すると称号として「二律背反」(読み:にりつはいはん)が貰える。
二律背反とは「相互に矛盾し対立する二つの命題が同時に主張される」こと。
相反する性質(命題)である炎と氷を同時に放つディスフィロアらしい称号であろう。