概要
MHF-Zから登場した古龍。別名「灼零龍」。
公式ではMHF-Z 10周年記念モンスターに位置付けられ、10周年記念のロゴマークはエルゼリオンの角を模したものとなっている。
塔の頂上にて異変が発生したとの知らせを受け、ギルドが緊急調査を行った結果発見された。
容姿
骨格のモデルはジンオウガ。ちなみにコラボキャラやジンオウガ系以外で本骨格が用いられたのはシリーズでもエルゼリオンが初である。ただし後述するように戦闘モーションはほぼ専用のものであり、ジンオウガとは攻撃モーション自体の性質も大きく異なっている。
頭部に一対の大きく長い巻き角があり、背中には鬣があるが、それ以上に特徴的なのが右半身が凍て付いたような青色、左半身が燃え盛るような赤色に分断されているところ。この見た目通り半身ずつで相反する炎と氷を司っており、弱点属性もそれぞれ異なっている。
能力
併存するはずのない炎と氷を同時に身体に纏っているだけでなく、左半身、右半身で異なる二属性を使い分ける異常な能力を有している。
単純に「火・氷という相反する2属性を扱う古龍」といえばディスフィロアが真っ先に浮かぶが、能力の制御の仕方などは結構違う。(武器は同じ熾凍属性なのだが)
ディスフィロアは体内に「対玉」と呼ばれる異質な宝玉を持ち、それによって二属性を制御しているのだが、エルゼリオンは半身ずつでそれらの能力を操っており、実際攻撃の際は半身ごとに司る属性の攻撃を行う。ちなみにブレスも放つが、頭は中央にあるためかどちらの属性も撃ち分けることができる。
ただし「半身で能力を司る」特性は弱点でもあり、片側に攻撃を集中するとダウンしてそちら側の身体の色が褪せ、そちら側の属性の攻撃ができなくなってしまう。もちろん永久にできないわけではなく、しばらく経つと復活する。
戦闘
比較されやすいディスフィロアが一撃必殺級の重い一撃を繰り出すタイプなのに対し、エルゼリオンは炎と氷の連撃で攻めるタイプといえる。
右前足で地面ごとハンターを凍り付かせ、左前足から火炎弾を投げつけて追撃、などといったコンビネーション技が多く、根性貫通になる事もあるため味方を粉塵回復したりすることは重要。
そして体力が一定以下になると「灼零解放」という大技と共に第二形態に移行。
第二形態になるとディスフィロアのように炎と氷を同時に繰り出す大技も使ってくるようになるうえ、攻撃速度自体も大幅に素早くなるため、形態変化前と同じ調子で回避しようとするともれなく追撃を食らう。
ただし、前述した「片側に攻撃を集中するとダウンしてそちら側の属性が使えなくなる」弱点はかなり大きく、連撃が成立しなくなる上に二属性の大技も弱体化したり使わなくなるため、大きなチャンスとなる。
ちなみに、エルゼリオンの攻撃の多くは攻撃時に全身に当たり判定が発生するため、剣士の場合攻撃時に密着していると巻き込まれてふっ飛ばされるので注意。この為剣士メインのプレイヤーからは「剣士だけ戦いにくすぎる」と、やや不評だったりする。(特に双剣や穿龍棍)
極み灼き凍るエルゼリオン
2017年12月27日に解禁された「極み個体」のエルゼリオン。
外見は通常のエルゼリオンの真逆である「黒」を基調とした体色となっており、加えて角の端や胴体等に見られる、白銀色の突起は黄金色に変色。さらに「属性エネルギーが強まっている」らしく、火、氷属性やられが【特大】に強化されている。
火耐性が低ければ体力が悲惨な事になり、氷耐性が低ければあっという間に凍り付く極悪仕様なのである。(しかも通常個体の特性も継いでおり、氷耐性を上げても氷漬けになってしまう性質の攻撃も存在する)ついでに新規に超咆哮まで習得している。
エルゼリオン元来の性質も相まって、2019年現在でも依然「MHF最強のモンスター」との呼び声が高いとか。
ファンタシースターオンライン2
MHF-Zとのコラボエネミーとして2019年5月15日まで登場。
PSO2には切断属性の武器がないが、どの攻撃でも尻尾が切断出来るようになっている。
フリーフィールドで突然エマージェンシートライアルとして出てくるか、クエストトリガーを使用して古塔で戦う事になる(古塔では本家同様4人3乙まで。クエストクリア時のスタンプも再現)。コラボ期間終了後もクーガーNXなどと同じくEトライアルでの乱入は継続されており、撃破時に稀にクエストトリガーをドロップする。
さくさく探索中に不意に出現してボコボコに戦局を乱していく様はアークスのトラウマとなった。ついでにドロップ品も野良乱入のモノは大体☆7~9の武器ばかりで渋い。