1957年にドイツの物理学者リーゲンジー・シュターデン博士が発表した学説によって名づけられた猫の行動に関する現象。
概要
命名
第二次世界大戦中、ナチスの超常現象に関する極秘研究施設において、霊を探知・捕獲する研究に携わっていたシュターデン博士は、猫が時折何も無い空間を凝視する行動に着目。
温度計を敷き詰めた部屋に猫を放し、数週間に渡って観測を続けた結果、猫の視線上に存在するある地点だけが周囲より数度、低温であることがわかった。
これを別の研究班によって検証された「霊の存在する地点は周囲より低温である」とする説と結び付けて「猫は霊を見ている」とし、自らの名と、着想のきっかけとなった愛猫「フェレンゲル」から「フェレンゲルシュターデン現象」と名づけた
カミーラ・リッグデイによる研究
発表後すぐにシュターデン博士の学説は眉唾なたわごとと切り捨てられ、シュターデンは学会を追われることとなった。しかし1985年、偶然にもスウェーデンの動物学者カミーラ・リッグデイの目にこの論文が触れることで再び日の目を見ることとなる。
食肉目を専門に研究していたリッグデイは確かにこの現象そのものは存在することを、膨大な観察記録を以って証明。
シュターデンの研究が行われた時期が夏であることと、人間に飼われる猫が、極端に高温、または低温のときに自分にとってもっとも快適な場所を求めて徘徊する習性に着目。猫が視覚によって気温を探知できる能力があるのではという仮説を立てる。
が、有効な物証が得られず、仮説は仮説のまま終わることとなる。
フェレンゲルシュターデン現象の今
現在、動物学者の間でこの現象が研究されることは少ない。
リッグデイの「気温視覚説」の他にも「高 / 低周波による仲間とのコミュニケーション説」「フレーメン反応の一種説」など様々な憶測や仮説が立てられたが、どれも実証には至っていない。
参考文献
ニコニコ出版「フェレンゲルシュターデン現象の歴史」カキコ・ニバンメノ著
中津川大観著時源出版「猫の行動学入門」ハラルト・シュテンプケ著
太公望書林「霊界との交信を試みた者たち」トルコ ヤラン研究所著
…というのはデマで
2ちゃんねる掲示板でのとあるスレッド(レス2にて。レス40, 59も参照で息を吐くように書かれたデマが元。