英語:Ramakien
概要
タイにおける重要な古典文学・民族叙事詩であり、インド人のヴァールミキがサンスクリット語で編纂して伝えられたインドの二大叙事詩の一つ『ラーマーヤナ』が元になっており、タイ人には古くから知られている。
ラーマキエンについてはトンブリ王朝(1767年~1782年)の時代にタークシン王が戯曲として編纂しはじめたとされ、その後ラタナコーシン王朝(チャクリー王朝)のラーマ1世が引き継いで編纂し完成させたとされる。
その後、ラーマ2世が上演用の戯曲として書き上げ、ラーマ6世の時代に正式に『ラーマキエン』と名づけられた。