バラックシップ
すくらっぷゆうれいせん
ウルトラマン80に登場する幽霊船の一種。
概要
15年前にマゼラン海峡付近を航行中に氷山に激突して沈没したコンピュータ制御の完全無人貨物船『クーインズ号』が自我も持ち、海底に眠る無限の鉄資源を利用して自己再生を遂げて復活した廃船や沈没船の塊。
沈没前にプログラミングされていた通り、自身に積み込まれた荷物を日本に届ける為にアメリカの沿岸から東京湾を目指して航行を開始する。
自身が沈没してしまった原因となった氷山に“2度と負けない”為に、自身に積み込まれた強力な磁力を発する特殊合金を利用して自身を巨大な磁石の塊とし、次々に進路上を航行する船舶などを引き寄せて本体に接着させ改造して行き、最終的には氷山にぶつかっても損傷しない程の強度を得るまでに成長した。
主な戦力は、沈没した戦艦を取り込んだ際に会得したと推測される大砲から無尽蔵に乱発射される『フェッタスミサイル』。
また、内部に潜入して自身の使命を妨げる可能性がある人間に対してはケーブルやコードを巻き付けて締め上げて拘束ないし攻撃を仕掛けてくる。
所詮は機械である為、融通が利かず、強力な磁気を帯びたまま本来の目的地である東京湾を目指して航行して行く途中、UGMと交戦。これ以上補強すると自身が沈没してしまうため、近づいて来た『スペースマミー』を『フェッタスミサイル』撃墜。