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烏帽子の編集履歴

2015-04-24 19:15:07 バージョン

烏帽子

えぼし

平安時代から近代にかけて、和装での礼服を着る場合に成人男性が被った帽子。

概要

 一般的には黒漆を塗った紙製で出来ており、庶民のものは麻糸を織ったものである。

 衣装の格式や着装者の身分によっていくつかの種類があり、厳格に使い分けた。

正装の際にかぶるより格式が落ち、平安時代から室町時代にかけては普段着に合わせて着用した。

 本来男性用であるが、白拍子など女性が被る場合もある。


成人男性の象徴でもあり、鎌倉時代頃までは公家武家庶民を問わず、成人男性は日常でも烏帽子をかぶり、無帽は僧侶か烏帽子も被れない貧民とみなされるという文化があったらしい(庶民については地方の記録が少ないので不明な点もあるが)。


烏帽子の種類

立烏帽子

 主に公家の普段着である狩衣に合わせ、左右から押しつぶした円筒形をしており、烏帽子の中では最も格式が高い。(時代劇では今川義元平清盛などが着用している)

 現在も神官などが着用する。


折烏帽子

 別名・侍烏帽子といい、江戸時代では素襖着用の際の被り物として着用された。

広義には立烏帽子を折ったものの総称で、室町時代までは武士や庶民が使用し、現在も大相撲行司が着用している。


揉烏帽子

 薄布を用い、五倍子で染めたり軽く漆をかけて揉んだりして柔らかくした烏帽子。(「かぐや姫」の翁が被る烏帽子として絵本に描かれるケースが多い)


鉄烏帽子

 鉄製の烏帽子。

関連タグ

和装 和風 和服  帽子 礼服

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