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異能生存艦の編集履歴

2015-05-01 19:27:38 バージョン

異能生存艦

いのうせいぞんかん

異能生存艦とは、太平洋戦争において数々の激戦に参加しながらも決して沈まなかった不沈艦、駆逐艦「雪風」に与えられた称号である。

不沈艦・雪風

交戦

陽炎型駆逐艦8番艦、雪風

所属は大日本帝国海軍・第二艦隊・第二水雷戦隊・第十六駆逐隊。

当時最新鋭の陽炎型駆逐艦の一隻であり、エリート部隊であった第二水雷戦隊に所属していたこの駆逐艦は、その時点では単なる駆逐艦の一隻としか見なされていなかった。

しかし、戦局が激しさを増すにつれ、この艦は次第に頭角を現し始める。


稀代の「幸運艦」として。


いくつもの海戦に参加、戦艦や空母すら撃沈されるような激戦に叩きこまれようとも、雪風は沈むことはなかった。


その幸運ゆえに、「他の艦の運を吸い取っている」「死神」などと言われることもあった。


雪風は陽炎型の中でただ一隻生き残り、多くの艦の最期を看取り続け、そして終戦を迎えた。


中華民国へ賠償艦として引き渡され、名を「丹陽」と改められ、中華民国軍旗艦として、さらに戦い続け、老兵となりながらも、やはり沈むことはなく、1965年、退役を迎える。

そして1969年、生涯ただ一度の、そして最後の不運であろうか、台風により損傷、修復不能と見なされる。

そして日本へ帰ることは叶わぬまま解体され、台湾の地でその生涯を終えた。

ただその碇のみが、再び故国の地へと帰ったのである・・・


概要

・・・という、ほとんどオカルトじみた幸運を発揮した雪風を、「装甲騎兵ボトムズ」の異能生存体になぞらえたもの。

このような人物やキャラクターは往々にして「死神」とも呼ばれるが、戦場で生き残り続けた者が死神呼ばわりされることは現実、フィクションを問わずよくあることである。


もう一隻の異能生存艦

しかし太平洋戦争以前に生まれ、今もなお「船」として浮き続けている船がある。


南極観測船として知られ、戦時中には軍艦としてトラック島空襲も生き延びた奇跡の船、「宗谷」。
日本海軍特務艦 宗谷


お台場・船の科学館に係留されており、博物館船として乗船することができる。なお、宗谷は現在でも船籍があり、海上保安庁の訓練所として現役である。


異能生存船

信濃丸

日露戦争では仮装巡洋艦として活躍。

太平洋戦争では輸送船として生き延びる。

仮装巡洋艦信濃丸


海外の異能生存艦

ヨークタウン級航空母艦2番艦、 エンタープライズ(CV-6)

アメリカの異能生存艦。


海外の異能生存船

  • ベイチモ号:カナダ船籍の貨物船。

余談

漫画家の水木しげる氏は信濃丸でラバウルに輸送され、戦後復員船となった雪風で帰国している。

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