概要
セントルイスからニューオリンズへと向かう外輪船「デルタ・プリンセス号」で起こった殺人事件を、たまたまそこに居合わせた探偵であるチャールズ卿が助手のワトソンと共に犯人を推理し、解決するゲームである。
しかし、難易度は非常に高く、容疑者たちは1度しか話をしてくれず、同じ事を2度聞くと「もういいました」と言われてしまう。要するにメッセージを見逃してしまうと重要な情報を手に入れることが出来ず、手詰まりになってしまうこともある。
また、このゲームで有名なのが船の中にあるトラップ。
1号室には何故か落とし穴があり、それにハマると即ゲームオーバーになる。しかも1号室だけでなく14号室にもある。そんな船でよく航行できたな。
16号室ではどこからともなく突然ナイフが飛んできて、それをよけないと頭に突き刺さりゲームオーバーになってしまう。なお、事件が解決しても、これらのトラップを用意した人物・目的・理由は謎のままという理不尽ぶりである。
クソゲー?
本作は元々アクティビジョンがコモドール64やApple II用として発売。
後に発売されたファミコン版、およびMSX2版はジャレコがライセンスを得て移植したものである。
この中で最も有名と思われるジャレコ移植のファミコン版は動作が非常に遅く、理不尽なトラップの追加が行われるなど、残念な出来になっている。
古いゲームのため、元々のコモドール64やApple II版にも不親切な点はあるのだが、ファミコン版はそれに輪をかけて不親切になっており、クリアを断念する人が続出。
クソゲーの烙印を押されることになってしまった。
関連イラスト
当然ながらゲームのストーリーより、前述のトラップだけが記憶に残ったプレイヤーの方が圧倒的に多く、落とし穴に落ちたりナイフが刺さるイラストに、このタグがつけられる。
関連タグ
QTF:「理不尽なファミコンゲームを振り返る」と言うエピソードで紹介されている