モッピー
もっぴー
「モッピー知ってるよ。これが概要だってこと」
主にインフィニット・ストラトスに登場する篠ノ之箒の二次創作絵が2ちゃんねるにて改変されて誕生したAAキャラを指す。
「モッピー」という名前の由来は箒がISにおけるメインヒロインのポストが与えられているにもかかわらずメインヒロインらしさを伴っていないことから嘲笑の的にされ「箒→モップ→モッピー」などというあだ名をつけられたことからである。
アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の第1話にて本間芽衣子(めんま)が言った「知ってるよ、めんま。自分が死んじゃった事くらい。」というセリフをパロって「モッピー知ってるよ。~って事。」といったセリフと一緒に使われる事が多い。
だが、何をどう間違えたのか、2年後にアニメ2期が放送された際に「めんまの中の人が織斑マドカを演じる」事態になってしまった。世の中何が起こるか分からないものである。
それはさておき、いくつかのAAのバリエーションや箒以外のキャラをモッピー化したものも見受けられる。
「モッピー知ってるよ。この記事には余談があるってこと」
一般的な「モッピー」とそれにまつわる騒動
「モッピー」のタグがつくpixiv最古の絵は、左のキャラクターである。これは大阪府が1997年に開催された第52回国民体育大会(なみはや国体)のマスコットとして誕生させたキャラクターである「モッピー」であり、名前の由来は大阪府の鳥「モズ」からとったものであった。
京阪電気鉄道淀屋橋駅には像も作られ、この時完成した長居スタジアムの建設現場にもでかでかとイラストの描かれた看板が貼られた。国体終了後も長らく大阪府の生涯スポーツ振興のマスコットとしてスポーツ系のイベントにちょくちょく出演していたが、府民以外の知名度は皆無と言ってよく、デビューから10数年経った頃にブームにあやかってゆるキャラとして売り出そうと計画した矢先に「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」が同名を商標登録していた事が2014年6月下旬に判明、改名を公募する事態となった。
その結果「もずやん」という名前に決まり、そのイベントの様子は新聞記事等で確認できるが、商標登録を持っているUSJ側への配慮なのか、後から公開されたUSJの方を本家と表記しており、この名前で長い間活躍してきたこちらのモッピーを軽くあしらわれている事等、以前から「モッピー」としてを親しんでいる人達からは「別に改名しなくても活動出来る道があるのでは?」「話題作りの為に改名したのでは?」と嘆きと疑問に思う声が上がっている。
もちろん、USJの方が宣伝に力を入れている為にそちらの方が有名だと言えるのだろう。
しかし「USJのモッピー」を知らない人は上記のゆるキャラより少ないとは決めてはならないし、自身の目に見える名声は大小違えど地域に密着したキャラクターであるゆえに、見る側にとっては「これまでの愛称を否定される事で以降の人生が変わってしまう」と言っても過言ではない繊細な問題である。
どちらの意見も様々な理由があっての真面目な考えであり、互いを傷つけないための最善の妥協点である事を忘れてはならない。
この騒動を伝えるニュースでの両意見は大阪府・USJの行動による当然の反応である。
その為、どちらか片方の意見を募る書き込みを見て、自身の反対意見だからという事から叱咤で封じ込めようとするのは軽率な行為である。
こういった騒動は反対意見を持つ相手を貶さず・罵らず・疎ましく思わず・慰められる器量持つ事が大切である。
ましてや本項で解説している「(IS〈インフィニット・ストラトス〉の篠ノ之箒を基にした)モッピー」は、たとえ知名度は高くても二次創作に過ぎない為、ここで「モッピーと言えばISだ!」などと横槍をいれるべきではない。
そんな事をするのはただの厨である。