概要
ビッグガンガン2013Vol.10より連載開始した『咲-Saki-』のスピンオフ作品で、正式タイトルは「シノハユ the down of age」。
『咲-Saki-阿知賀編episode of side-A』同様、小林立(原作)と五十嵐あぐり(作画)が再びタッグを組む。
そのため、第0話は『阿知賀編』のエピローグも兼ねている。
サブタイトルは“旧約青春麻雀物語”(バーナルマージャンストーリー)となっており、本編で活躍している現役プロ雀士や若輩監督たちの青春時代が描かれる物語である。
その舞台として、瑞原プロの出身地、島根県松江市を舞台としている。
単行本や雑誌の表紙には制服姿が描かれているが、物語は彼女たちの小学生時代から始まっている。
『シノハユ』(偲はゆ)とは、しのばれる、自然に思い出される、という意味。
登場キャラクター(オリジナル)
- 白築慕(しらつき・しの)
本編の主人公。小学5年生(第1話)。母子家庭で育つが、母親も小学4年生時に蒸発。以降は叔父に育てられる。
- 白築耕介(しらつき・こうすけ)
慕の叔父。慕を引き取って、男手一つで育てている。質屋やラーメン屋の友人がいる。
- 石飛閑無(いしとび・かんな)
湯町小学校5年生(第1話)。瑞原はやりをライバル視する女の子。麻雀は「勝つためにやってる」と言い切り、「麻雀が好き」な慕と反発するが、対局を経て友人になる。
- 稲村杏果(いなむら・きょうか)
湯町小学校。閑無の同級生の中では重要なポジションにいる女の子。6年生時に大会に初参戦し、決勝まで勝ち進んだ。お母さんが何気に色っぽい?
- 本常玲奈(もとつね・れな)
同じく閑無の同級生。水泳に力を入れるようになってからは麻雀をする描写はないが、時々登場する。水泳好きのせいか、夏になると元気になる。5年生時の身長は139cm。
このほか湯町小学校の同級生は、金沢陽葵(かなざわ・ひまり)、杉谷悠人(すぎたに・ゆうと)、古川大地(ふるかわ・だいち)の3人。
- 春日井真深(かすがい・まふか)
当時の「牌のお姉さん」で、少女時代の瑞原はやりに多大な影響を与えた人物。
- 本藤悠彗(ほんどう・ゆえ)
七類小学校5年生として初登場し、6年生時に麻雀大会に参戦。決勝戦に進むことができなかったことで、麻雀に対する考え方が変わっていった。お母さんが漁師でお父さんが専業主夫をしている。なお、「(普通の)オタク」を自認していて、東京等の都会に憧れがあった。でも地元(島根)大好き娘である。
- 鈴木兒生(すずき・るい)
慕の横浜時代の友人の一人で、6年生時に全国大会へ出場。とってもお洒落な髪型をしている。
- 与那嶺若菜(よなみね・わかな)
沖縄県那覇大会の優勝者で首里小学校6年生。かなりの強気キャラで大きな声で相手をビビらせる戦術を取る。それ故に悪者キャラに見られてしまう。
- 小禄心(おろく・こころ)
沖縄県名護大会の優勝者で運天原小学校5年生。実は同じ沖縄の与那嶺若菜より、さらに強気かつ、麻雀の実力も高い。
- 丹羽菜緒子(たんば・なおこ)
愛知県名古屋大会の優勝者で撞木小学校6年生。名古屋予選決勝戦では10万点を獲得しての圧勝だった。かなりのドS気質。
登場キャラクター(本編・阿知賀編登場済)
阿知賀女子のインターハイ決勝進出が決まった日、『昔なじみ』に呼ばれる。小学生時代でも登場し、奈良県代表として全国大会に進んだ。
- 瑞原はやり(麻雀プロ)
かつてインターハイ準決勝で同卓を囲んだ面子を呼び出す。島根県の朝酌女子出身。北堀小学校5年生として第2話から登場。駄洒落(おやじギャグ)が好きなお母さんも登場している。小学3年~5年までの3年連続で島根県松江大会を制している実力者。
- 野依理沙(麻雀プロ)
晴絵と同じくはやりに呼び出される。新道寺女子出身と判明。
- 小鍛治健夜(麻雀プロ)
同上。かつて晴絵が牌を握れなくなるほどのトラウマを与えた。第61回IHで土浦女子を優勝に導いた。
- 三尋木咏(麻雀プロ)
激戦区の神奈川県横浜市の大会を勝ち抜き、2年連続(小学2・3年生)で全国大会に出場している。
大阪府難波大会の優勝者で堂島小学校6年生として登場。はやり達と同学年であることが判明した。