「この大会で活躍すれば、おかーさんが見つけてくれるかも…」
プロフィール
概要
麻雀を打つのが大好きな女の子。小学4年の頃まで母・白築ナナと2人で横浜に住んでいて、月に1回訪ねてくる叔父・白築耕介を交えた三人麻雀を何よりの楽しみとしていた。
しかし、ある日突然母は行方不明になり、その後叔父に引き取られて島根県の松江市に住むことに。
そんな時に近くで麻雀大会が開催されるのを知り、「大会で優勝して有名になれば母親に見つけてもらえるかもしれない」という一心で、叔父に黙って麻雀大会へと参加する。
人物像
やや引っ込み思案で大人しい性格。それゆえに、周囲に迷惑をかけまいと悩みを溜め込んでしまう。
その一方でマイペースな所もあり、石飛閑無との初対面では彼女の名乗りを無視して大会のチラシを見に行っている程。また、乱暴な行為をする与那嶺若菜に対して敢然と立ち向かう強い姿勢も持ち合わせている。
母や叔父に代わり家事をしているため、年の割に料理が得意で、一度にグラタン・生姜焼き・おでんをリクエストされ、あっさりと応えてみせる程。そのくせ、『つぶつぶドリアンジュース』という他の者達から「毒を盛られたかと思った」「土下座よりキツイ」等と酷評される味のジュースを好んでいる。
小学5年の大会は結局3位止まりであったが、これが切っ掛けで少々ギクシャクしていた叔父と和解し、同席した石飛閑無のグループにも加えてもらえた。
その後、小学6年では優勝を掴み、全国行きを獲得。強豪たちを倒して決勝進出を決め、3位で大会を終えた。また、ナナらしき人物が大会会場に現れたことから、公式戦でのさらなる活躍を望むのだった。
湯町中学校に進学した慕達は、早速、団体戦のレギュラーメンバーに選ばれ、市大会突破を目指すのだが、一回戦でいきなり万原中学校と対戦し、苦戦することに。
麻雀
基本は鳴かずに高得点を狙うスタイル。高い和了のために、あえてフリテンや見逃しをする事もある。
特に南3局からの追い上げが凄く、全国大会でも警戒されている程。
また、「一索(鳥)」がトレードマークであり、ここぞという時にはこの牌で和了する事が多い。
余談
『失踪した母親に見つけてもらいたい』という所は、作者の生い立ちにも関わってくるものらしく、慕に自分の願望を重ねているように見受けられる。