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概要

ファイアーエムブレム覚醒」の世界に伝えられる伝説の邪竜。

かつて世界を破滅に導こうとしたものの、神竜ナーガの加護を受けた初代イーリス聖王によって封印された。

伝承によるととてつもなく巨大な竜であるらしい。

後に判明するその姿はムカデのような細長い胴体に3対の合計6枚の翼と無数の鰭を生やし、ワニに似た頭部には複数の目を備え、側頭部からは前方に向かってくの字に伸びる二本の角が特徴。

封印された現在においても、ギムレーを神竜として崇拝する「ギムレー教」と呼ばれる宗教が存在しており、特にイーリス聖王国の隣国・ペレジア国では国家ぐるみで崇拝されている。

教主はファウダー

序盤にエメリナを暗殺するためイーリス王城に侵入するものの、マルスの介入もあってクロムたち自警団に阻止され、ファウダーも死亡した…はずであった。

しかし、死んだはずのファウダーは、自身を「ギムレー」と称する謎の存在に救われる。

本編ネタバレ注意

ルキナが元いた時代ではギムレーが復活しており、屍兵たちを世界各地に送り込んで世界を急速に滅亡に追い込んでいった。

その中でも奮闘を続けていたルキナたちが宝玉を取り戻して「覚醒の儀」を行った事に勘付いたギムレーは、イーリスを一気に攻め滅ぼすのだが、ルキナたちには過去へと逃げられてしまう。

彼女たちの歴史改変を防ぐため、ギムレーは時空を転移した。

そして、中盤でマイユニット(以降ルフレと記する)と遭遇したしたその姿はルフレ本人と瓜二つであった…

その正体は他でもないルフレ本人であり、ファウダーの影響によって完全に邪竜として覚醒した成れの果てである。

ルフレが記憶を失っていたのは未来から来たギムレーの「心」との感応にルフレが耐え切れなかった結果である。(ただし、ルフレがギムレーと化す寸前の出来事の記憶だけは「断章」という形で本編ルフレの方に流れ込んだため、クロムと自分の名前と才能だけは覚えている)

対してギムレー自身はこの影響でその力を殆ど失った状態になってしまっており、ファウダーの前に現れた際も黒い人型の塊のような姿になっていた。

と言っても、元がルフレなので、中盤以降のようにルフレの姿を取ることはできる。(ネタバレ防止じゃなく実際に再度黒い塊のような状態で出て来る)

十数年後の「絶望の未来」からやって来たにもかかわらず、見た目がルフレと何一つ変わらない(声は少し変化している)のは、やはりギムレーの血による物であろうか。

ギムレーの時空転移のもう一つの目的は、ファウダーとともにルフレを邪竜として覚醒させ、二人の自分で融合し更なる力を得ることにあった。

だがルフレの助言を受けたバジーリオの策略により、ギムレーの目論見である「ルフレの覚醒」及び「クロムの殺害」は阻止されることになる。

ギムレーが本来の時間軸の真実を話した上で、ファウダーの残した竜の祭壇の力を受け、本来の邪竜の姿になることで、本作の終章に突入する。

最終決戦を前に真の力を取り戻したファルシオンですら、ギムレーは封印することしかできていない。

これまでナーガを以ってしても倒し方がわからず、「ギムレー自身が命を絶ちでもしない限り滅びることがない」存在だったが、

ルフレが決戦に赴く際に、ようやく「ギムレーの分身に当たるルフレのみ止めを刺すことができる」ということが判明する。

ステータス

あまりにも巨大すぎるため、最終決戦はギムレーの背中の上と言う、今までに無いステージで戦うことになる。また、本体ユニットとしての姿は前述したとおりルフレとまったく同じ姿である。

クラスは「ギムレー」。スペックはやはりラスボスだけあって高く、特に専用スキル「邪竜の鱗」はダメージ半減に加え、スキル「滅殺」「カウンター」(アサシンが低確率で出す即死攻撃と、ウォーリアーの直接攻撃反射効果)を無効化とあり、とにかく硬い。

しかも難易度が上がるたびに強力スキルが増え、半端無く硬くなる

あくまでルフレと同一の人間だが、終章のユニットの姿はギムレーの意思が具現化したものである(他ゲームで例えるとラヴォスの外郭にラヴォスコアが乗っているようなもの)。

実質的にマップ扱いで駆け回ることになる巨体そのものにへばりついて戦っているに等しい(戦闘開始時には律儀に竜の方のギムレーもこちらを向く)ため、間違いなくファイアーエムブレム史上最大のデカさを誇るラスボスである。

行く末

選択イベントにより、トドメはクロムかルフレどちらで刺すか選ぶことが出来る。

クロムに任せれば、ファルシオンの力により再び数千年間封印され、仮初めの平穏が戻る。

ルフレでトドメを刺すと、ギムレーが自殺した事と同義となり完全に滅びる。

が、それはルフレ自身の自刃を意味することにもなり…。

ルフレの子供となるキャラとの親子会話では、未来で平和に過ごしていた様な会話と、とある場面でのルフレとの会話で、自分の記憶では絶望的な未来のイメージはないということから、

終章後のギムレーが倒された未来から来ている可能性が存在し、ルキナが来たことで運命が大きく変わった可能性を仄めかしている。

DLC「絶望の未来」でのギムレー(一部ネタバレあり)

「断章」から続く時間軸が描かれている。

チキを殺害し更にナーガをも抹消して、炎の台座を完成させても覚醒の儀が出来ないようにしてしまった。

結果、本編の時間軸から乱入し子世代の窮地を救っていったクロムたちを以ってしてもギムレーに太刀打ち出来無いまま、このまま世界は滅びるのかと思われたが…。

関連イラスト

その性質上、ルフレの姿として描くことが多く、またルフレと一緒に描かれることも多い。

右がギムレー。上の紋様は邪痕(ギムレーの紋章)である。

なお「プレイヤーの分身」の分身というヤバい設定のおかげで、キャラとしての彼(彼女)の絵はギムレータグあるところルフレorマイユニットタグありということが多い他、

キャラ崩壊とかほのぼのとかいじられネタも微妙に多い。親父義姉or妹実子を巻き込むこともしばしば。

関連タグ

タグとしてはこちらがよく使われる。

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