アイザック・ニュートン

あいざっくにゅーとん

イングランドの自然哲学者。

概要

1643年1月4日生、1727年3月31日没。ケンブリッジ大学教授。

イングランドの自然哲学者、数学者、天文学者。現代では科学者ともされるが、当時の科学は哲学と分化しておらず、scientist科学者という語が造語されるのは、はるか後の時代、1833年のことである。

特に「万有引力の法則」「微分積分」「プリズムによる分光スペクトル」はニュートンの三大発見とされている。ケプラーによる惑星の公転を力学的に証明したのも彼であり、地動説の大成に尽力した。1687年に発表した著書『自然哲学の数学的諸原理』（プリンキピア）は古典力学の基礎を築いたとされている。

後年は造幣局長官として偽金取り締まりに辣腕を振るいつつ、プライベートでは錬金術や神学の研究に没頭。現代の科学者が“科学的”と呼ぶ類の研究は行っていない。

晩年には「私の生涯など、浜辺で美しい貝を拾って夢中になる子供と同じだ」と言っていたとのこと。