声:小野健一
概要
我々が住むこの世界とは別次元にある闇の帝国「ドツクゾーン」を支配する悪の帝王。
赤い目をした漆黒の巨人のような姿をしており、普段はドツクゾーンの深部にそびえている。
非常に冷酷な性格で、失敗が続く部下には厳しい対応を取るが、部下にプリキュアに勝利するためのアドバイスをしたりするなど部下思いの一面もある。
「全てを食い尽くす力」によってあらゆるものを飲み込むことが可能だが、自らの持つ力が自分自身をも飲み込んでしまうことを危惧し、「全てを生み出す力」を持つプリズムストーンを狙って別次元にある光の王国「光の園」を襲った。だが、メップルとミップルが七つある石のうち二つを持って「虹の園(人間界)」へと逃げ延びたため、石を奪うためにダークファイブを虹の園に送り込んだ。
物語中盤でクイーンの力を受けたプリキュアによってその野望もろとも打ち砕かれるのだが、消滅の寸前に虹の園に飛ばした3つの「種(ジュナ、レギーネ、ベルゼイ)」によって復活し、プリズムストーンの力を取り込んだベルゼイ達を強制的に取り込むことで遂に「全てを生み出す力」を手に入れるのだが、ポルンの強い意志によって力を得たプリキュアの前に再び滅び去った。その際、種の三者が起こした謀反には、彼らが行動を開始する時点まで気づいていなかった辺り、彼にも驕りによる油断は存在するようだ。
続編の『MaxHeart』では四天王の一人バルデスとして登場し、自身の完全復活のために暗躍。終盤で自分の命である洋館の少年と合体して完全復活を果たす。そして等身大の姿となってプリキュア達の前に姿を現すと、自らの力を「宇宙そのもの」と豪語してプリキュア達を圧倒し、地球を崩壊させていった。しかし、それでもプリキュア達に逆転されて追い詰められ、最後は地球に匹敵する巨大な姿となって全てを闇で覆い尽くそうとするが、クイーンとプリキュア達の力を結集した「エキストリーム・ルミナリオ・マックス」に耐え切れずに三度消滅した。
ただし、ジャアクキングとクイーンは表裏一体の存在であるため、正確には完全に滅んではいない模様。人間的な善悪で判断できる存在ではなく、宇宙の構成要素を擬人化したような神格であったといえる。
ドツクゾーンには合計3つの幹部組織が登場した(ダークファイブ、種の三者、四天王)が、それぞれの幹部組織が崩壊する頃に自ら登場して戦っている。3度戦って3度敗れても完全には滅びない、まさにその名に相応しい存在と言えるのかもしれない。