ハスター
はすたー
- クトゥルフ神話に登場する架空の神性。
- 這いよれ!ニャル子さんに登場するキャラクター。 →ハス太
概要
風の属性に類する旧支配者であり、「名状しがたきもの」の異名を持つ。その名のとおり、外見に関する記述はない。『黄衣の王』はあくまで化身の一つに過ぎず、その正体はタコのような姿とも、ゴジラのように直立する身長60m級のトカゲとも言われている。
彼はかつて宇宙空間を自在に駆け回る力を持ち、地球上に君臨した形跡もあるが、現在彼がいるのは、おうし座ヒヤデス星団のアルデバラン周辺「黒いハリ湖」と呼ばれる場所である。
ハスターが姿を現すことができるのは、地球から見てアルデバランが中天に見えている時だけである。彼はクトゥルフとは対立関係にあり、彼ら旧支配者を追放した旧神のいるペテルギウス星が中天に上る間、ハスターとクトゥルフは安息所を求めて争うという。
クエスチョンマークを3つ合わせたようなシンボルマークを持つ。
ちなみに、アトラスのRPG・ペルソナ2罰では、ペルソナとして登場するが召喚するためには特殊な手順を踏んで元になるマテリアルカードを手に入れる必要がある。
アルカナは「TOWER」。物理攻撃に弱い反面、あらゆる魔法攻撃を反射する恐ろしい耐性を持つ。前述で風の属性に類するとあるが、こちらのは何故か「水」属性。そのくせ覚える技は「暗黒」属性の方が多い。
ペルソナとしての見た目は、関連イラスト左側のイラストが近いが、配色は黒の方が多い。
余談だが、ハスターを降魔していると防空壕の第四区画に登場するビヤーキーとペルソナトークが発生し、特殊なアイテムを入手できる。
化身
化身はみな一見して人間に見えるという共通点がある。
・エメラルド・ラマ
心の触媒毒。謎に満ちた聖人のオーラを出し、着古したきらめく緑色のローブを着ている。常に地面から一メートルほど浮遊している。滅多に部外者の前に姿を現さず、犠牲者を求めることも決してない。
研究者や僧侶などの神秘探求者の好奇心につけ込む。術中にはまった者は真の悟りを熱望し、瞑想に時間を費やす。彼らは生きながらミイラになり、干からびた肉体に生きた脳が永遠に捕らわれる。事前の兆候として他のすべてを忘れるほどのクトゥルフ神話への不合理な渇きがある。
ラマを探求するものはその意味、宇宙の本当の意味を理解しようと駆り立てられ、人生を費やす。ラマに接触し、かつ逃れたものは平穏を得るが、同時にラマを探し出したいという欲求にかられる。
・かなたより饗宴に列するもの
脳を喰らうもの。犠牲者の頭に穴を開け、脳を吸い取る。
・黄衣の王
ハスターの最も頻繁に遭遇する化身。自由自在に姿を変えることができる。孤独な狂人、芸術家、詩人に多く崇拝される。彼らは呪われた戯曲『黄衣の王』によって狂気に駆り立てられ、人間の経験を無意味にするような作品を創造する。