概要
既存の除雪車(ラッセル車)の置き換え用として、JR西日本が2014年に投入した。従来の除雪車はディーゼル機関車が主流だったが、本形式はメンテナンス軽減のためディーゼルカーとした。両先頭部に装備している除雪用ラッセル翼を運転室の操作で切り換えることにより、単線の除雪と複線の除雪の両方に対応できる。大幅な軽量化を図りながらも、従来と同等の除雪能力を持っており、救援の困難な除雪中の脱線に備えて床下にアウトリガーが取り付けてある。
除雪用として使用しない場合は、除雪用ラッセル翼を取り外し、衝撃吸収装置を取り付けて牽引車両として使用することができるようにしてある。
上記の特徴ゆえに速度より牽引・推進力を重視しており、液体変速機は変速3段直結1段と変速段が多くなっている。