プロフィール
概要
白夜王国の第1王子であるリョウマに仕える忍で、5代目「サイゾウ」の名を持つ天才忍者。スズカゼは双子の弟に当たる。忍者ながらもファイアーエムブレム恒例の「赤緑」ポジションである。
なおサイゾウの漢字表記は「彩造」である。
冷静なスズカゼとは対照的に、愛想がないぶっきらぼうな熱血漢。そのため女性にモテるスズカゼと違い軍の女性からは近寄りがたいと悪評高い。それでもラズワルドとのナンパ対決では圧勝している。
また次期王に仕える忍としてプライドも高く、頻繁に5代目サイゾウの名を口にする。
ただし悪態をつきながらも、仲間を気遣う面倒見がいい一面があり、特に前線向きでない者に対してはそれが顕著に表れる。
主人公(カムイ)やアクアなど、暗夜王国と関係している人間は、王族であっても、完全に信頼していないが、徐々にその力を認め信頼を置くようになる。
また同じ第1王子の臣下という立場であるラズワルドに対しては、出身地不明で軟弱な性格から気に入らずつっかかっていたが、彼の高い戦闘力を目の当たりにしてからは、好敵手と認めるようになる。
白夜王族の臣下では、特にツバキに一目置いている。
主君であるリョウマへの忠誠心は厚く、命をかけることも辞さない。一方で透魔王国篇では同僚のカゲロウと共にカムイの揺るぎない信念を信じ、ミューズ公国で暗夜軍と戦いを繰り広げるリョウマに対し、今のリョウマは本当の敵が見えていないとして主に刃を向ける事もあった。
同僚のカゲロウやオロチとは幼なじみの間柄。カゲロウとはかつては恋人同士であったが、犠牲を最小限に抑えようとするカゲロウとたびたび口論になり別れている。ただし、別れてからも同僚としては普通に接している。ちなみに元サヤに戻すこともできる。
このように非常に硬派な生き方をしている漢であり、アクアには「男尊女卑的」と言われた。
一流忍者として危険で重要な任務に着くことが多いためか、支援会話で重症を負っていることが多い。
暗夜王国では「最強の忍」「凄腕の暗殺者」として広く知れ渡っている。
常に口元にマスクをつけているが、温泉に入る時や女主人公(カムイ♀)と結婚した時のマイルームでは外しており見た目は意外とかっこいい。流石、スズカゼと双子なだけはある。
右目の傷はフウマ公国に潜入した際に負ったもの。父である4代目サイゾウを殺害したフウマ公国の公王コタロウがボスの章でサイゾウで攻撃すると専用会話が発生する。暗夜篇でフウマ公国と戦う章ではNPCとして一時共闘する。
なお彼のみ、リョウマなどの王族には「様」付けで呼び、敬語で話すのに対し、主人公だけは呼び捨てで呼ぶ。
一方、接している時間が長かったためか、アクアには敬語で話すが、敬して遠ざけていた。
軍の中で一番、甘味が苦手。この点は大のお菓子好きである息子と真逆である。
また王都近辺の濃い味付けは苦手のようで、同じく薄味を好むモズメの作った料理を絶賛している。そのわりには食堂でサイゾウが作るものは辛い料理が多い。
ユニット性能
主に技と幸運が良く伸び、他の能力の伸びもかなり高い方。5代目サイゾウは格が違った。
一方でHP・魔防の伸びはいまいちであり、その上忍なのに速さがあまり伸びない(上に上限-2)。
スズカゼ(緑)をスピードタイプにしたが為の悲劇である…。
暗器の効果を最大限に利用する弟と違い、こちらは言葉通り暗器で敵を潰す事に特化している。
クラスチェンジ先は「上忍」一択か。余裕があれば「絡繰師」の「写し身人形」なども取得しておきたい。鍵開けの出来るユニットを余分に割かずに済む。
ダメージを狙いやすい分、スキル「滅殺」の発動にも期待できる(本作の滅殺は「1でもダメージを与えられる事」前提である為)。
魔力も伸びるので、爆炎手裏剣も好相性だが、回避-20が付いている為、回避特化の忍との相性は実は微妙。
固有スキルは「爆炎使い」。
自分から攻撃し、HPが半分以下の時、自分と2マス以内の敵のHPを最大HPの20%減少させる。
周囲を纏めて削る事ができるのだが、自身のHPも同時に削ってしまう事為、ロストの危険性が高まる上に、リスクの都合上、敵陣に突っ込まなければリターンが少なくなる為、なかなか使うのが難しいスキル。後続のフォローは必須である。
バディ候補は主君であるリョウマ、弟スズカゼ、ツバキ、ラズワルドの四人。素養の被る前者二人はまず除外だろう。透魔篇限定だがラズワルドを選んでおくと、マーシナリーの「しぶとい心」やブレイブヒーローの「太陽」で、生存率を飛躍的に上げることが出来る。
サイゾウは技と幸運が高くなりやすいので、発動機会も多くなる。反撃ターンでの殲滅を図れる「後手不敗」も優秀。
ツバキの場合、偏りがちな成長率を補える天馬武者系になれる。また「飛燕の一撃」で忍びにしては低い速さを補える。