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幕府の編集履歴

2015-09-11 16:38:35 バージョン

幕府

ばくふ

中世及び近世における朝廷(昔の日本政府)・律令政治の日本国に変わる。武家の暴力による恐怖政治を加味しながら戦乱を廃し、日本型保守恐怖政治を加味した封建制平和路線を築いた世襲独裁将軍政権の総称。
  • 英:Shogunaet(ショーグンネット)

中世及び近世における朝廷(昔の日本政府)・律令政治の日本国に変わる。武家の暴力による恐怖政治を加味しながら戦乱を廃し、日本型保守恐怖政治を加味した封建制平和路線を築いた世襲独裁将軍政権の総称。


幕府とは、征夷大将軍が率いる武家政権そのものやその政庁を指す。

由来は中国の戦国時代、王に代わって指揮を取る出先の将軍が張った陣地を「幕府」と呼んだことに由来する。「幕」は「帳幕」・「天幕」を意味し、「府」は王室等の財宝や文書を収める場所、転じて役所を意味する。それが日本に来て近衛大将(称号)のになり、幕下あるいは「柳営」ともいった。当時の律令政治の日本では、帝政中国と同じく有事の際の将軍を司令官に貴族(公家)・国司(昔の地方長官と団体職員)・一般庶民兵を結集し大軍団を組織したとされる。(大宰府多賀城がその拠点とされている)


 日本の場合は京都の位置関係から文化的に北日本(東北.昔蝦夷)がわに『征伐』として軍を送るケースが歴史的に繰り返したことから。『征夷大将軍』という称号が幾つかある『大将軍職』※1の中でも有力になっていった。



 幕府中央政庁は最高司令官である征夷大将軍の居館・居城に置かれていた。全国的な武家政権としては史上鎌倉幕府室町幕府江戸幕府が存在し、中世及び近世における武断的恐怖政治を背景に太政官朝廷の律令体制に代わる独自の侍の集団(武士階級)が秩序や法律を作る存在として封建社会を築いたのはこの幕府である。ただし、平氏政権・織田信長豊臣秀吉政権などは全国的な武家政権であるが、率いているのは将軍ではないため一般に幕府とは呼ばない。

 

 幕府政治が始まったきっかけとしては、『当時天下を握り』専横な政治を行っていた平氏(たいらうじ)を一掃し右近衛大将源頼朝が征夷大将軍に任ぜられたことから始まる。


   『当時天下を握り』の所を少し細かく書く、桓武天皇の親戚の一つ『平氏』のが平清盛棟梁(平氏一族の当主)になった時代から勢力を高め、対立関係の有力な勢力『源氏』(みなもとうじ)の一族郎党を討ち(平氏の乱)、清盛と平氏一族が太政官朝廷の役職や宮中に居座り清盛は最高官の太政大臣(宰相)の職につき他の大納言役職も清盛の親戚がついた。

 

  清盛が太政大臣当時の太政官朝廷(日本政府)の大臣職は『大化改新』の首謀者一族である藤原氏が1000年近く独占していた。空恐ろしいが当時の日本政府は永久に『藤原政府』のまま行く予定だったようだ。我が国では王朝交代が起こらないばかりか、宮廷政治の政治家の役職までもが半永久的に変わらない慣例というものが存在していたようだ、。勿論、藤原もめちゃめちゃ策謀を講じたり『往生際の悪い努力』をしまくった末、1000年間政敵なしという世界史でもなかなか無い快挙をしてしまう。そもそも『普通』は帝王が政治をしていれば役職を変えたりかいろいろ 手段を考えできる はずだ、しかしなぜ我が国では長期政権が奇妙な形で成立してしまうのか、それは時の統治者であった天皇だって政治を監視していたはずなのだが。そもそも律令制度は藤原だけでやれとは書いていないはずだったはず。


 

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 転じて征夷大将軍の別称ともなった征夷大将軍の遠征時の本陣(本営)を指した。戦時の司令部であった場所を平定後も政策発信地とし、実質的に武家政権の政庁となっていった。征夷大将軍を中国風に覇者とみなし、覇者の政庁の所在地として「覇府」とも呼ばれる。「幕府」の名称がすなわち中央政庁を表すようになったのは、藩と同じく江戸時代中期以降で朱子学の普及に伴い、中国の戦国時代を研究する儒学者によって唱えられた。「鎌倉幕府」や「室町幕府」という言葉はこの時代以降に考案されたもので、当時の人々は鎌倉や室町の中央政庁を「幕府」と呼んだことはなく、それぞれの初代将軍が「幕府を開く」という宣言を出したこともない。


※1 北(関東・東北)は征夷大将軍、西(熊本・九州)は鎮西大将軍などがあったとされる。

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軍政

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東条幕府・・・40代内閣総理大臣の東條英機が総理の他陸軍大臣参謀総長・軍需大臣・商工大臣を兼務したことを皮肉る言葉。

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