兵器擬人化
へいきぎじんか
解説
兵器を人間のキャラクター化したものであり、おおむね少女にされる場合が多い(萌えミリ)。兵器の少女擬人化は、メカ少女の一ジャンルともみなしうる。
しかしトップ画像のような、男性への擬人化イラストもかなり多い。
戦闘車両、航空機、艦船から野砲や対空砲などの火砲、ライフルやハンドガンの様な銃器、果ては地雷や対戦車障害(戦車が通れないように鉄骨やコンクリートで作った障害物)といったものまでその対象範囲は多岐に渡る。
兵器擬人化キャラクターの特徴
兵器を擬人化するにあたり、キャラクターの年齢、体格や性格は、元となる兵器の特性から決められることが多いようだ。
(例)
機体のスタイルが良い・・・ムチムチ
エンジンの燃費が悪い・・・大飯喰らい
運用期間が非常に長い現役兵器・・・永遠の17歳
勿論各絵師により兵器に感じるイメージ様々なので、必ずしも同じ特徴が出るとは限らず、また、こういう特徴がないといけないなどの決まりもない。
ただし、あまりにも元の兵器を無視した設定、デザインを盛り込みすぎる物はあまり好まれない。
擬人化のパターン
擬人化のパターンもいくつかに分けられる。
体そのものが機械であるもの
サイボーグなどに近く、腕、足など体の一部あるいは全部が機械となっており、砲や翼、エンジンなどと接続されている(メカ娘はこのタイプである)
体に機械を取り付けているもの
兵器をアレンジした服や、パワードスーツのように兵器を模した装備を体に着用しているもの(ストライクウィッチーズはこのタイプに近い)。
機械パーツがないもの
機械部品を使わず、兵器のイメージを人として描き表したもの。
擬人化の元祖
兵器擬人化の元祖は、第二次世界大戦のドイツ軍である。
文字ばかりの戦車のマニュアルでは、兵士たちがなかなか読んでくれないので、ティーガーのマニュアルでは、ティーガーを女性に見立たイラスト付きの恋愛指南書の形式で書かれている。
ちなみに、時の装甲兵総監(戦車の生産や兵士の訓練を監督する役職の元締め)のハインツ・グデーリアン上級大将の公認である。