概要
『ファイナルファイト』のようなベルトスクロールアクションゲームで、このゲームは当時としては珍しく、制限時間にかなりの余裕がある。また、操作上での特徴としてはダッシュ及びダッシュ攻撃が出せるようになったことであり、これによって操作性の幅が大きく広がっている。
専用筐体では、このタイプのゲームでは珍しく4人同時プレイが可能。
(その際、コイン投入口は人数分必要)
ストーリー
西暦2026年、地球上には犯罪が満ち溢れていた。
地球はもとより宇宙全体の犯罪を一掃するため
キャプテンコマンドーは3人の勇敢な戦士と共に立ち上がった。
しかし彼らが追う犯罪の裏には隠された秘密があった。
犯罪者の多くは常人にはない特殊な能力を持つ『犯罪超人』と呼ばれる者たちだった。
プレイヤーキャラクター
キャプテンコマンドー
CV:長嶝高士(MARVELvsCAPCOM)、置鮎龍太郎(namco×CAPCOM、PXZ2)
銀河連邦宇宙軍の教本にもその名が書かれる「影の秘密警察機構」コマンドーチームのリーダーにしてこのゲームの主人公。敵を焼き尽くす炎と電撃を放つパワーグローブを装備している。ダッシュジャンプからの攻撃で炎を出せる。必殺技はキャプテン・コレダー。
元々は、カプコンUSAのマスコットキャラクターだった。
マミーコマンドーと呼ばれるコマンドーチームの一員。ミイラのような姿をした ナイフ使いの異星人。普段は墓守をしている。
言葉は話せないが、メンバーとの意思疎通は出来る。
切り裂いた相手を溶かす(翔と同様にスーパーファミコン版や女性キャラクターにはこの表現は無い)特殊な薬品を塗ったナイフが武器。
必殺技はスピニング・アタック。日本国外版での名称はマック・ザ・ナイフ。
『namco×CAPCOM』では、フーバーとのペアユニット
翔
CV:堀秀行(namco×CAPCOM)
ニンジャコマンドーと呼ばれるコマンドーチームの一員で、武神流忍術の継承者。
刀で敵を真っ二つにする(スーパーファミコン版や女性キャラクターにはこの表現は無くなっている)。手裏剣を武器として使用できる。
移動速度は速いが、その分攻撃力は低く、ノーミスクリアーは困難。
彼でクリアー出来たら、相当やりこんだ証。
必殺技はスモーク・ボム。日本国外版での名称はギンズ・ザ・ニンジャ。
『namco×CAPCOM』では、ファイナルファイトシリーズのガイとのペアユニット。こちらでは味方ユニット最強クラスである。
フーバー
CV:笹本優子(namco×CAPCOM)
ベビーコマンドーと呼ばれるコマンドーチームの一員。優れた頭脳を持つスーパーベイビー。
自作のロボットアーマー『シルバーフィスト』に乗って戦う。パワー系ではあるものの、ダッシュのスピードも速い。敵を掴んでパイルドライバーができる。
必殺技はニークラッシュ・ミサイル。日本国外版での名称はベビーヘッド。
『namco×CAPCOM』では、ジェネティーとのペアユニット
また、『ロックマンDASHシリーズ』のトロン・ボーンがフーバーに憧れている設定が存在し2人でのコンビネーション攻撃技もある。
敵キャラ
ウィーキー
街のチンピラやストリートチルドレンを拐って改造した戦闘員。
特筆すべき点は特になし。
ディック
青い服の戦闘員で、武器のエキスパート達を改造している。
SFC版では容量の都合で登場しない。
マービン
ちょこまかと走り回るデブ。
炎を吐く攻撃とタックル攻撃でプレイヤーを翻弄する。
スキップ
ジェノサイドに金で雇われた、ナイフ使い。
コジロー
赤い忍者。
サスケ
覆面をしていない緑の忍者。
刀で襲いかかってくる。
ハンゾウ
緑の肌の青い忍者。
手裏剣と爆弾で攻撃してくる。
Z(ズィー)
CV:渡辺英雄(namco×CAPCOM)、帆世雄一(PXZ2)
サイボーグ兵。
鉤爪を装備した腕を伸ばしてくる。
キャロル
CV:木川絵里子(namco×CAPCOM)、清都ありさ(PXZ2)
セクシーな女性兵士で、ピンクの髪に青いラバースーツが特徴。
ブレンダ
CV:木川絵里子(namco×CAPCOM)、清都ありさ(PXZ2)
キャロルの色違いで、此方は金髪に緑のラバースーツが特徴。
サムソン
原始人の様な髭面男。
マーディア
筋肉質の大女。
溶解液を吐いて攻撃する。
ムサシ
鎧武者。
ボスキャラ
ドルグ
1面ボス。
元・アメフトプレイヤー。
最終面でも中ボスとして登場する。
シュトゥルムJr.
CV:望月健一(namco×CAPCOM)、長谷川芳明(PXZ2)
2面ボス。
黄色い肌に緑の鬣が特徴のボウガン男。
ボウガン発射とドロップキックで攻撃してくる。
ヤマト
3面ボス。
歌舞伎役者の様なヤツ。
HPが残り少なくなると、部下の忍者達を呼び出す。
モンスター
4面ボス。
某宮崎映画に出てくる、あの生物の様な見た目の怪人。
Dr.T.W
5面ボス。
ジェノサイドお抱えの科学者。
名前の由来は、御茶ノ水博士。
シュトゥルム&ドラック
6面ボス。
2面ボスの色違いが2体襲いかかってくる。
因みにピンクの肌に金髪がシュトゥルムで、紫の肌(SFC版では黄色い肌)にピンクの鬣がドラック。
どちらか片方を倒せばステージクリアなので、どちらか一体を倒す事に専念しよう。
しかし、SFC版では容量の都合で一体ずつ出てくる。
つまり、SFC版では、二体とも倒さないとクリアー出来ない為、ある意味、初心者お断り!?
ブラッド
7面ボス。
黒人の両腕を移植した、筋肉質な白人の軍人。
残像を残しながらの高速キックは、喰らうとHPをごっそり持っていかれてしまう。
ドッペル
8面ボス。
普段は小太りの男性だが、変身装置でプレイヤーに化けて襲いかかってくる。
ジェノサイド(海外版では『SCUMOCIDE』)
ラスボス。
常に空中を浮遊しており、炎や冷気を飛ばして攻撃してくる。
移動も速く、上手くパターンを掴まないと、倒すのは非常に困難である。
余談
ゲーメストコミックで漫画版が掲載されていたが、現在は絶版に近い状態となっている。
MARVELvsCAPCOMシリーズでは
MARVELvsCAPCOMシリーズにキャプテンコマンドーが参戦。
他のメンバーは必殺技『コマンドーストライク』で援護攻撃を行う。
1、2に参戦しているが、MVC3ではリストラされてしまった。
デザインがアメコミ風であるため、MvC1当時はMARVEL側のキャラクターだと勘違いするプレイヤーも少なくなかったという逸話がある。