インド神話におけるアルダーについてはアルダナーリーシュヴァラを参照。
真・女神転生シリーズのアルダー
種族「魔神」の高レベルの悪魔として登場。初出作品は『真・女神転生Ⅱ』次に『真・女神転生if...』に登場した。
シヴァとパールヴァティを合体させる事で生み出すことができる。
真Ⅱでは様々な属性に対する耐性を持ち合わせており、メギドラオンのような強力な魔法を持つが、素材にできるシヴァもメギドラオンを持ち、こちらはラスボス戦で有利な「天罰」を持っている。
合体時にパールヴァティから全体回復魔法メディアラハンを継承させる事で戦力を補う事は可能。
ペルソナシリーズのアルダー
『ペルソナ4』で「審判」のアルカナとして登場。真・女神転生シリーズと異なり、メディアラハンを自然に習得し、物理攻撃の無効化もできるようになる。攻撃スキルもメギドラオンにゴッドハンドと充実。
デジタルデビルサーガのアルダー
頭頂部から突き出した角、肩から生じて背中を覆う二つの三角形の羽根、黄色の複眼を持ち、超然的な雰囲気を備える。
戦闘では、両手の前腕部が横に割れて敵を喰らう為の口と、敵を屠るのに用いる両刃の剣の射出口を兼ねる。また魔法スキルや人間時の攻撃ではムドラー(祭儀、舞踊で表す手印)を用い、回避モーションでは瞬間移動するなど他の悪魔が“喰らう”ことに特化した力強さに満ちているのに対して、穏やかな一種異様な佇まいを見せる。
一方で、リンケージ攻撃の際に前身であるヴァルナ、ヴァルナーニの動きに似たモーションを用いるなど、サーフとセラの意識がいまだ混在している様子を見せる。
神話や信仰における“完全神”としての描写を反映して弱点に当たる属性はないが、得意とする属性も存在しない。またパラメータの割り振りはプレイヤーが任意に能力値を割り振れる。
五代ゆう著の「クォンタムデビルサーガ」では、水無瀬眞が移植された人工の『上位アートマ』とされ、量子場攪乱フィールドを展開することでアートマや“ASURA-AI”のエネルギー供給を攪乱しその出力を減退・抑制する能力を持つ。
基本素体はヴァルナだが攻撃方法はウシャスの発展型であり、上記以外にも浮遊能力やプラズマの操作が可能である。戦闘では両腕からプラズマの刃を生み出し、高熱と電磁波を伴うプラズマの弾幕をばら撒き近寄る者すべてを消滅させる、理論上全アートマの頂点に立つ存在である。
後にさらなる改造を受けたことで、ASURA-AIのボディを形成する疑似生体細胞の結合を切り離し、AIの自己認識を分解することで再生不能に陥れる能力を得ている。