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RWBY用語集の編集履歴

2016-01-16 17:52:09 バージョン

RWBY用語集

るびーようごしゅう

海外アニメ『RWBY』に登場する用語解説。

概要

海外アニメRWBY』の作中に登場する用語集。

独特の世界観を持った作品なので小ネタを知っておくとより楽しめる。

ネタバレも含まれるため閲覧は要注意。


Atlas / Atlas Academy/アトラス/アトラス・アカデミー

レムナントを構成する4王国の1つであり、同国が擁するハンター養成学校。国章は地殻を貫く槍。

ヴェイル北部のマントル(Mantle)という地域に存在するが、かつてマントルにあった王国は何らかの原因で滅んでおり、現状ではアトラス・アカデミーが国家としての機能を代行している状態にある。

現在のアトラスは政府・アカデミー・軍が一体化した組織になっており、アカデミーの卒業生も基本的に軍の特殊部隊に所属することを強く推奨されている。

CCTシステムの建造や、軍の大部分がアンドロイドによって構成されているなど、高い技術力を持った軍事大国であることを窺わせている。


劇中に登場したアトラス製のロボット兵器

  • Atlesian Knight-130 / AK-130(アトリージアン・ナイト130)/『Black』トレイラーで初登場した戦闘用アンドロイドで、レムナントに広く普及したモデル。武装としてガトリングガンと、近接戦闘用のブレードが両腕部に内蔵されている。起動時にはフェイスカバーが展開するギミックがある。
  • Atlesian Knight-200 / AK-200(アトリージアン・ナイト200)/AK-130の後継モデルとして発表された新型の戦闘用アンドロイド。AK-130と比較して「より賢く、より動作が滑らかで、よりフレンドリーである」と喧伝されている。武装は現時点で手持ち式のライフルが確認されている。
  • Atlesian Paladin-290 / AP-290(アトリージアン・パラディン290)/アンドロイドだけでは対処できない状況を想定して開発された、搭乗型のロボットスーツ。開発はアトラスとシュニー・ダスト・カンパニーの共同で行われた。武装は腕部に搭載された銃火器や肩部ミサイルランチャーのほか、展開式のマニピュレーターを備え、近接戦闘にも対応できる。劇中では試作段階の機体がホワイト・ファングによって盗み出され、彼らの戦力として利用されている。

Vytal Festival/ヴァイタル・フェスティバル

レムナントにおける国際的に著名な祭典。80年前の戦争の終結後、4つの王国間の平和を祝うために作られた。

2年に一度4王国が持ち回りで開催し、ルビーたちがビーコン・アカデミーに入学した年で40回目、ヴェイルで開催されることになった。

フェスティバルではダンスパーティーやパレードなどの様々なイベントが行われ、各王国の市民がお互いの文化に触れ合い楽しむ。中でも一番の目玉イベントは4王国が擁するハンター訓練校の生徒たちがお互いの技量を競い合うトーナメントである。

  • Amity Colosseum(アミティ・コロシアム)/ヴァイタル・フェスティバル・トーナメントの会場となる巨大な空中浮遊コロシアム。近年のハンターたちの腕前向上に合わせそれに見合った舞台が必要となり建造された。4王国の科学技術の粋が集められており、バトルフィールド上にレムナントの様々な場所の環境を再現することができる。Amityは英語で「親善・友好」を表す。

Vacuo/ヴァキュオ

レムナントを構成する4つの王国の1つ。サンの産まれ故郷。

劇中では領土内に砂漠地帯が存在し、住民たちは過酷な自然災害にも耐えられるほど屈強であると語られている。サン曰く住民は皆ラフな服装を好み、正装とは縁遠いお国柄とのこと。

王国が擁するハンター養成学校はシェイド・アカデミー(Shade Academy)で、国民性の反映か4王国のアカデミーでは唯一制服が存在しない。


Vale/ヴェイル

レムナントを構成する4つの王国のうちヴァイタル(Vytal)という名の大陸に存在する王国で、ビーコン・アカデミーを擁する物語の主な舞台。また同名の都市も存在する(おそらくヴェイルそのものが都市国家であると思われる)。国章は交差した2本の斧。

Vol.1-Ep.8のラストにヴェイル市街の地図が登場するが、それを見たところによれば住宅街や農業・工業・商業地区、上流層の居住区などの複数の地区に分かれている。ビーコン・アカデミーはヴェイル市街の東側に存在し、また市街の西側は海に面している。

ヴェイル内では「リエン(Lien)」という通貨が流通している(他の国家との共通通貨かどうかは現時点では不明)。


劇中に登場したヴェイルの地名

  • Patch(パッチ)/ヴェイル市街の西側に広がる海に浮かぶ島。ルビーヤンの故郷で、シグナル・アカデミーはこの島に存在する。
  • Emerald Forest(エメラルド・フォレスト)/ビーコン・アカデミーの新入生に課せられる入学試験の舞台となった森。緑が豊かで起伏に富んだ地形。敷地の北端にはストーンヘンジのような遺跡が存在し、また多数のグリムが生息している。
  • Forever Fall(フォーエバー・フォール)/ヴェイル市街の北側やや東寄りに広がる紅葉の美しい丘陵地帯。立ち並ぶ木々からは甘味のある樹液を採取できる。敷地内には鉄道が通っており、シュニー・ダスト・カンパニーのダスト輸送列車が運行している。Vol.1ではグリンダとRWBY、JNPR、CRDLの3チームが校外実習で訪れた。
  • Mountain Glenn(マウンテン・グレン)/ヴェイル市街のはるか南東に位置する、緑深く多くの洞窟が点在する丘陵地帯。ヴェイルの領土拡大策として計画都市が築かれたが、グリムの流入によって今や広大な廃墟と化している。かつては1000人以上の労働者が生活し、市街地に直通する地下鉄が通っていたが、それもすべて封鎖された。もはや人も通わぬ地であるはずだが、人の感情に引き寄せられるはずのグリムの目撃例が最近になって急増している。

Aura/オーラ

人間や動物といった、レムナントに住むあらゆる生命が持つ魂の力の顕現で、俗にいう「気」のような力。日本語訳では「フォースのようなもの」と表現されている。

ピュラ曰く「誰もが持っている光と闇を理解し、訓練すればオーラを扱えるようになる」とのこと。

基本的にオーラは防御のための障壁(バリア)として用いられる。オーラの使用者は致命傷となりうるダメージから身体を保護することができ、オーラの量によっては肉体が負った傷を治癒することも可能。またオーラは攻撃にも用いられる。ダストの力は人々の持つオーラによって発振され、ハンターの武装はオーラの通り道としても機能している。

ただしオーラは無尽蔵ではなく、疲労やダメージによってオーラの残量は減っていってしまう。オーラの残量は機械による計測が可能である。

オーラには一人ひとり「センブランス(Semblance / 英語で「特性」の意)」と呼ばれる固有能力が存在する。センブランスは基本的に一人ひとり異なり親族間での遺伝もない(偶然同じセンブランスになる可能性はある)。しかし例外的にシュニー家のセンブランス「魔方陣生成」と「召喚」は一族で遺伝するとされている。

グリムは魂を持たないためオーラを扱うこともないが、魂を持つ生物ならオーラを纏って戦うことが可能なようで、劇中ではルビーのペットのコーギー・ツヴァイがオーラを使用しているらしき描写がある。


Grimm/グリム

「破壊の怪物(creatures of destruction)」、「グリムの怪物(creatures of grimm)」と称されるモンスター。太古より人類の生活を脅かし続ける存在。魂を持たない何らかの創造物であると示唆されている。ダストは元々人類がグリムに対抗するために創意工夫の果てに生み出したもの。

普通の動物に酷似しているが、体色は闇を固めたように黒く、ほとんどの種のグリムは頭部に赤い文様の入った白い仮面のような部位を持つ。また年齢を重ねるごとに巨大な体格へと変貌し、劇中にはたびたび普通の動物の何倍もの体格の個体が登場している。古代においては悪霊に取り憑かれた動物ではないかと言われていたが、新種かつ危険種の発見が連日のように相次いだため現在ではその説は否定されている。

グリムには人間とその創造物を優先的に狙う性質がある。ごく稀に野生動物とも衝突することがあるが、これは縄張り争いの側面が強い。

グリムの持つもう1つの性質として悲しみや恐怖心、憎しみといった人間の負の感情に引き寄せられるという特徴がある。例えば小さな集落がグリムに襲撃されると、人々のパニックにより更なるグリムを引き寄せてしまい、生存の可能性が大幅に下がってしまう。グリムが有するこの性質は、人類が王国の領土の外で暮らすことを困難にしている理由の1つでもある。

ハンターらによって撃破されると、亡骸は黒煙になって霧散してしまう。「魂」が存在しないためオーラを使うことができないが、すべてのグリムが「心」を持たないわけではなく、戦いを生き延び年老いたグリムは知恵を身に付け、より狡猾な殺戮者となる。


「グリム(Grimm)」の名称は世界的に有名な童話集であるグリム童話か、もしくはその編者であるグリム兄弟に由来すると思われる。また英語の「grim(恐ろしい)」にもかかっていると思われる。

余談だが、1980~90年代にかけてのヒーローアメコミでは「グリム&グリッティ(Grim & Gritty=残忍で後味の悪い)」と称される露悪的な作風が流行した。これらは人間や社会の負の側面を強調し、それに苦悩する主人公の姿や過激な暴力描写などが特徴である。


劇中に登場したグリムの一覧

  • Beowolf(ベオウルフ)/『Red』トレイラーにて群れで初登場し、クレセント・ローズの餌食となった人狼型のグリム。モチーフは『赤ずきん』の狼と思われる、名称は中世イギリスの叙事詩『ベオウルフ』から取られていると思われる。ちなみにトレイラーと本編とでデザインが異なる。
  • Ursa(アーサ)/Vol.1-Ep.6で初登場した長い腕をもつ熊型のグリム。普通の熊とあまり変わらない体格の「アーサ・マイナー(Ursa minor)」と、何倍も大きな体格の個体「アーサ・メジャー(Ursa major)」が登場している。名前の由来はそれぞれおおぐま座(Ursa major)とこぐま座(Ursa minor)と思われる。
  • King Taijitu(キング・タイジツ)/Ep.6でレンと交戦した巨大な蛇型のグリム。胴の両端に頭を1つずつ持つ双頭が特徴。タイチートゥ(Taijitu)とは英語で太極図を表す単語。余談だが、ローマ帝国の詩人マルクス・アンナエウス・ルカヌスの作品や、ローマやエチオピアの博物誌にはこれによく似た特徴を持つ「アンフィスバエナ(Amphisbaena)」という双頭の竜が登場する。
  • Deathstalker(デスストーカー)/巨大なサソリ型のグリム。外殻は硬く、クレセント・ローズでの至近射撃も通用しない。名前の由来はサソリの一種であるオブトサソリ(尾太蠍)の英名と思われる。
  • Nevermore(ネヴァーモア)/巨鳥型のグリム。羽根を飛ばしての遠距離攻撃や大きな翼での体当たりを行ってくる。見た目よりも硬く、生半可な攻撃ではビクともしない。名前の由来は作家エドガー・アラン・ポーの詩『大鴉』に繰り返し登場するキーワード「Nevermore」と思われる。
  • Boarbatusk(ボーバタスク)/Ep.10で初登場したイノシシ型のグリム(ただしEp.1冒頭のシルエットや、ポート教授の授業資料などで以前から存在は示唆されていた)。体を丸め、回転させて高速で突撃したり、牙で相手に組み付いたりと性質は凶暴。ほぼ全身を硬い殻で覆われているが、腹部にのみ装甲がない。名前の由来は英語の「boar(イノシシ)」および「tusk(牙)」と、ラテン語の「barbatus(アゴヒゲ)」と思われる。余談だが、ヒゲイノシシの学名は「Sus barbatus」である。
  • Goliath(ゴライアス)/Vol.2にて初登場した、それまでに登場したどのグリムよりもさらに巨大な象型グリム。群れで行動しており、ウーブレック博士によれば少なくとも100年以上を生きている。その間に経験則として「人間を襲えばより大勢で反撃される」「人間は非力だが心で補う」などと学習しており、むやみに人間を襲うことはせず、ヴェイル南東部の森林丘陵地帯を徘徊している。名前は旧約聖書の「サムエル記」に登場する巨人兵士ゴリアテに由来すると思われる。余談だが、この巨人兵士にちなみ巨大な生物の学名には「ゴライアス」と付くことがある。
  • Creep(クリープ)/Vol.2で初登場したグリム。外見は2足歩行型の恐竜に似ているが、腕はなく太い足が生えているのみである。現時点では実際の動物のモチーフを持たない唯一のグリム。名前の「Creep」は英語で「腹這う」もしくは「嫌な奴」を表す単語である。

Cross Continental Transmit system/CCTシステム

「大陸間通信システム」と呼ばれる、レムナントにおける通信の要。「CCTS」とも呼称される。開発にはアトラスが関わっている。

王国の領土外ではグリムの脅威により、メッセンジャーによる情報伝達や通信設備の設置などが難しく、また人工衛星を用いた通信は、ダストがレムナントの大気圏を離れると力を失ってしまい未だに宇宙進出を果たせておらず不可能なため、それらに変わる通信手段として発明された。

各王国には「CCTタワー(CCT tower)」という巨大な中継塔が建造されており、大陸間での情報のやり取りはこのタワーを介して行われ、文章・画像・音声・映像といったあらゆる情報のやり取りが可能である。王国内のネットワークとCCTシステムは繋がっており、スクロールなどの他の端末からでも他の大陸の情報を入手することができる。小規模な中継塔も王国外に建造されているが、これらは絶えずグリムの脅威に晒されている。また4つあるCCTタワーのうちどれか1つでも停止すると、レムナント全体のネットワークが機能しなくなるという危険性もある。

CCTタワーはヴェイルのものが初号機で、アトラスにあるタワーはそれよりも大きいらしい。


The Schnee Dust Company/シュニー・ダスト・カンパニー

アトラスに本社を置く世界最大手のダスト企業。創設者はワイスの祖父で、ワイスはここの跡取り娘。主産業のダスト産出・流通業のほかに、兵器開発、漫画や雑誌の出版、果ては歯磨き粉のような日用品の販売なども手がけるコングロマリット(複合企業体)である。

同社の保有するシュニー採石場からダストを採掘し、精製したものを流通している。しかし、ワイスの父の代になってからは怪しげな労働力の保持、不審な同業者の存在など黒い噂も付きまとうようになった。

同社のダストの取り扱い説明書が配布されており、「我々は顧客が自社製品を使用するにあたって生じたいかなる損害・過失にも一切の責任を負わない」「シュニー家は顧客に対し、正しく説明書を読み、正しい用法で、その扱いに正しく習熟することを望む」と記されている。

ファウナスの過激派によるテロの標的にされており、シュニー家親族の命やダストが長年に渡って狙われてきた。


Scroll/スクロール

レムナントで普及している多機能型のタブレット端末。大小2種類が存在し、小型のものはスクリーンを引き伸ばすとスマートフォンサイズの端末になり、大型のものはノートサイズになる。どちらも収納形態ではポケットに収まるほどコンパクトになる。

劇中で確認できる機能として、電話機能やメールの送受信、カメラ機能、ID認証機能のほか、データのアップロード・ダウンロード、オーラの残量計測までこなすハンターの必需品。


War/『戦争』

作中の時代から80年前にあったとされる4つの王国間の大戦。「無知と強欲と抑圧、利己主義そのもの戦争」であったとオズピンは述べている。

戦争中の数年間はどの王国も暴力的な闘争に明け暮れていたが、ヴァイタル北部の島での最後の戦いののちに各国の指導者は平和を選択し、和平が結ばれ終戦を迎えた。

戦争終結後ヴァイタルにて新しい法律やアカデミー制度など、現在のレムナントの社会の基盤となる取り決めがなされ、4王国間の平和を祝ってヴァイタル・フェスティバルが開催されるようになった。

また戦争の理由のひとつが「芸術と表現の弾圧」だったことの反動から、芸術そのものともいうべき存在である『色』を、生まれてくる子供たちの名前に盛り込む文化が生まれ現在にも根付いているなど、この戦争は今現在のレムナントの文化・社会に大きな影響を与えている。


Dust/ダスト

自然界の力を凝縮した結晶のようなもので、人間やファウナスのオーラに反応して様々なエネルギーを発生させることができる。グリムの脅威に晒される人類が獲得した強力な対抗手段。

定義上は自然発生したエネルギーのプロペラント(推薬・燃料)とされている。最初は4つの基本的な形態で発見されたが、それらが自然に、または人工的に融合することで、より強力でユニークな特性を持った多くのダストが生み出された。現在では乗り物やロボットの動力源、銃火器用の弾薬など、ほぼすべての科学技術にダストの力が利用されている。

結晶状のものと粉末(パウダー)状のものがあり、粉末状ダストは結晶状ダストを精錬したもの。未精錬のダストの力は精錬したものよりも強力だが、使用者の技量が及ばなければ使いこなすことはできない。

現在では兵器開発技術の進歩により、ダストを利用した弾薬を銃器から撃ち出すだけで容易にその力を利用することができるようになった。その一方でダストを衣服に織り込んだり、身体に直接融合させたりすることで力を引き出す旧来の使用法を用いる者も少なくない。

レムナントに生きる人々の生活に欠かせないものになっているが、ダストがどのようにして発生したかは未だ解明されていないと言われている。


Huntsmen / Huntresses/ハンター(ハンツマン/ハントレス)

オーラやダストを使った高度な戦闘技術を習得し、グリムの討伐をはじめとした人類社会の守護と治安の維持を役割とする職業。原語版では男性形と女性形が存在するが、日本語訳では総称として「ハンター」が用いられる。

80年前の戦争のあと、軍隊とは異なるグリム討伐に専念する戦士の育成を目的としたアカデミー制度の制定に併せ、職業として確立された。

初等の戦士養成学校の卒業生のうち資質があると見込まれた者は4王国に1つずつ存在するアカデミーに入学することができ、在学中はチームで活動し、チームワークや他者を思いやる心を学ぶ。各アカデミーの指導方法はそれぞれ異なるが、自分の道を歩むことができるハンターを育てることを目標としている。

国家に囚われず平和を守るための予防策として、アカデミーを卒業したハンターたちは特定の王国への忠誠心を持たず、任務や仕事相手を自由に選ぶことができる。


Beacon Academy/ビーコン・アカデミー

ヴェイル市街地の外れに位置する、オズピンが校長を勤める全寮制のハンター養成学校。ワイス曰く「ただ訓練や演習を繰り返すだけの並の養成学校とは違う」とのこと。

新入生には入学式の翌日に実力試験(Initiation)が課されており、試験の内容から4人1組のチームが編成され、試験中の活躍に応じてチームリーダーが決定される。

寮ではチームに一部屋が割り当てられ、文字通り共同生活を送ることになる(男女混成チームなら部屋も男女同室)。大きな食堂があるほか、個人的に料理が出来る設備もある様子。

座学用の講義室や戦闘訓練用のホール、図書館など充実した設備を誇り、敷地内には航空機や飛行艦船の発着場も備わっている。


男子生徒の制服は白のワイシャツに赤いネクタイ、黒のズボンと、肩にショルダーループがついたブレザーを着用する。ブレザーの下には青いベスト(又はカーディガン)を着ている。

女子生徒の制服は襟の小さいブラウスに、赤地にチェック模様のスカート、その上からブラウンのブレザーを着用する。ブレザーの下には赤いベスト(又はカーディガン)を着用している。

ブレザーは男女とも縁に黄色いラインが入っている。

この世界の服飾文化なのか、男性用の服が左前であり(ビーコン・アカデミー男子制服やポート教授の上着など)、女子生徒用のブレザーが右前である。

RWBY

※制服を着用したチームRWBYの面々。


Faunus/ファウナス

レムナント世界に広く存在する獣人種族。容姿は普通の人間とほとんど変わらないが、や角、尻尾といった動物の器官を持っているのが特徴(動物の耳を持つ者には人間の耳も同時に存在する)。人間に比してはるかに優れた身体能力を持ち、夜目が利くことから暗闇でも昼間のように周囲を認識することができる。

かつては人類によって「メナジェリー(Menagerie / 英語で「動物園」の意)」という地域に隔離されていた。人類とファウナスとの間に起きた戦争を経て、和平を結んだ現在は普通の人間と同じ生活を送っているが、今でも一部の人間からは動物扱いされ差別を受けている。

Vol.1-Ep.1では彼らが市民権獲得のための抗議活動を行っていたところ、過激派組織「ホワイト・ファング」の工作によって活動が中断されてしまったというニュースが報道されている。

ちなみに、同じ動物のファウナス同士からは親と同じファウナスが生まれ、人間とファウナスからはそのどちらかが生まれ、異なる動物のファウナス同士からはランダムな動物のファウナスが生まれるとのこと。

「ファウナス(Faunus)」とはローマ神話に登場する神の名前で、ギリシャ神話のパーンに相当する。おそらくパーンが半神半獣の神であることから、獣人の名称として採用されたのだと思われる。


White Fang/ホワイト・ファング

ファウナスの中でも暴力的な行動をとる過激派組織。

本来は人間とファウナス間の戦争が終結した際に和平を願って結成された。戦争終結後も変わらぬ人間からの差別と迫害に対して比較的穏当な抗議運動を行っていたが、本編から5年前に新しいリーダーが就任した際に活動の方針が変更され、次第に武力の行使も辞さない過激な組織へと変貌していった。

メンバーはグリムの顔を模した仮面を身に着ける。これは人間が自分達にモンスター(≒迫害・排除の対象)になれと要求するのなら、そのモンスターの顔を借りてシンボルとしよう、という思想に基づいたもの。

シュニー・ダスト・カンパニーやその関係者に対してたびたび危害を加えており、人的な被害を出すことも厭わない。劇中ではヴェイルで相次ぐダスト強盗における実行部隊として暗躍しており、アトラスが開発した兵器までも導入して人間社会との対立の姿勢を鮮明にしている。

「ホワイト・ファング(White Fang)」の名はアメリカの小説家ジャック・ロンドンの小説『白牙』に由来すると思われる。


Mistral/ミストラル

レムナントを構成する4つの王国の1つ。

劇中ではサンらが所属するヘイヴン・アカデミー(Haven Academy)というハンター養成学校が存在することや、ピュラがこの王国のトーナメントで4年連続優勝という新記録を打ち出したことが語られている。

またピュラが首席で卒業したサンクトゥム(Sanctum)という戦士養成学校はミストラルにある可能性が高い(現時点では明言はされていないので注意)。


Remnant/レムナント

『RWBY』の物語が展開される世界。人類が築いた4つの王国(アトラス、ヴァキュオ、ヴェイル、ミストラル)が存在するが、グリムという脅威が地に満ちており、すべての土地が人類の領土というわけではない。オーラやダストといった力でグリムに対抗しながら文明を発展させ、大陸間を繋ぐ情報ネットワークや、飛行艦船をも運用する技術を確立している。


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