CV:Lindsay Tuggey/早見沙織
概要
赤の少女。15歳、身長157㎝。チームRWBYのリーダー。
シンボルマークの薔薇の花は腰のベルトにあしらわれている。
メインキャラ4人の中で最初に公開されたキャラクターで、本シリーズにおける事実上の主人公。
赤みがかった黒髪に銀色の瞳をもつ。赤ずきんよろしく、フード付きの赤いマントをなびかせるヒロイックな出で立ちで、バトルギア、私服とも黒担当のブレイクを差し置いて黒面積が最多。
シリーズの第1弾トレイラー『Red』で並み居るグリムを次々と斬り伏せ、満月の輝く夜の雪原に鮮烈な赤を散らすスタイリッシュな戦いぶりを披露。台詞がなかったせいもあり、クールでミステリアスなキャラ……かと思われたが、本編では強盗相手に不適に笑って見せたり、オズピンに自らを売り込んだりとなかなかに図太くお喋り好きで、表情も豊か。
その一方で自らを「garbage(出来損ない)」と評したり、グリンダ先生に叱られたり、飛び級でのビーコン・アカデミー入学に際して「特別扱いされたくない」と言ったりするなど、自分を必要以上に過小評価しているところがある。本人曰く「普通の女の子でいたい」らしい(すでに相当強いのだが)。
気を許した相手には明るく饒舌でよく懐くが、あまり親しくない相手とは積極的なコミュニケーションを避けようとするなど、人付き合いがあまり得意ではない。格式ばった行事も苦手で、女の子としては無作法な振る舞いも散見される。幼い頃に数々の英雄譚を読み聞かせされたせいか、大仰で芝居がかった言動をとることもあるお茶目さん。
コーヒーはクリーム1杯に砂糖5杯が好み。寝るときはアイマスク派。
武器マニアらしく、本編開始時から強盗が押し入った店舗で武器雑誌を立ち読みしていた。ビーコンでも他の生徒が持っている武器を目にして色めき立ち、特に銃器への食いつきがよいものの、結局は自分の得物「クレセント・ローズ」が一番らしい。
異母姉のヤンからは溺愛されており、本人もお姉ちゃんっ子。入学当初は新しい人間関係を面倒がって、ヤンの存在をかなりアテにしていた。ヤンには消極的な性格を心配されていたが、ルビー本人は知り合いも増えてけっこう楽しくやっている様子。
ワイスとはビーコンに到着した際のとある事故が原因で気まずくなり、チームを結成しリーダーに任命されてからも彼女のツンケンした態度にうろたえるばかりだった。オズピン教授に諭されたルビーはリーダーに相応しい振る舞いを心がけるようになり、次第に関係も改善。現在は夫婦漫才をやる程度の仲である。
物静かで会話を好まないブレイクとは仲良くなれるか不安に思っていたが、チームを組んでからは一緒になってふざけたりするなど良好な関係を築いている。
人付き合いが不得手なことが影響してか、単独での戦闘には目を見張る才能を見せる一方で、はじめは他者との連携にまで頭が回らず、飛び級という立場から生まれる焦りで前へ出過ぎる傾向があった。チームでの戦い方を覚えたことで、各自の特性を活かした多彩な戦術を組み合わせる力までも伸ばしており、年少者ながらチームリーダーとして遜色のない手腕を見せている。
ハンターを志す動機は非常に明確で、物語に登場する英雄のように見返りを求めず弱きを助けるという一事に集約される。グリム屠るべしというシンプルな思考の持ち主。
オーラのセンブランス(特性)として高速移動能力を持っており、能力の使用時には赤い薔薇の花弁が散るという特徴がある。マントで身を覆って使用すると赤い砲弾のような形状で突進する。
また、移動と同時に突風を引き起こす事で回りの物体を一緒に巻き込んで吹き飛ばすこともできる。
Volume4の試写会では、空中で自在に方向転換したり、赤い竜巻を発生させたりとセンブランスに磨きが掛かっている。
Volume8では、分子レベルの分解・再構築を応用したもので、味方にも発動できることが、ペニーによって明かされた。
愛用のクレセント・ローズを華麗に操る一方、素手での格闘術はかなり苦手で、武器を失った後一方的に痛ぶられたり、Volume5のトレイラーではヤンとの組手を露骨に嫌がる場面があった。
しかし身体能力は高く、(武器を補助的に使いながらだが)蹴り技でグリムを撃破したシーンもあるため、内心での自己評価の低さからくる武器への依存心など、精神的な問題が大きいと思われる。
Volume5でそのことを指摘されて格闘訓練を受け、ある程度改善が見られた。
また、母親譲りの「銀の眼の戦士」であり、ピュラが目の前で死亡したショックでその力を暴走させてシンダーに大ダメージを与え、ドラゴン型のグリムを活動を停止しているものの消滅しない「凍結状態」にさせていた。後にヤンからアカデミー陥落と、ワイス、ブレイクと離れ離れになった事を知り、さらにクロウから母・サマーの事と「銀の眼の戦士」の伝承と、シンダー達がヘイヴンへ向かった事を聞き、シンダーを追いにヘイヴンへ旅立つ事を決意、賛同したジョーン、ノーラ、レンと共にチーム「RNJR」を結成する。その後ヘイヴンでRWBYのメンバーと合流に成功し、アトラスへ向かう途上でかつて「銀の眼の戦士」であったマリーア・カラベラの元で銀の眼の力を制御する術を身につけた。
スピンオフである「RWBY Chibi」にてハロウィンの日が誕生日と明かされている。
武器
Crescent Rose/クレセント・ローズ(三日月の薔薇)
詳細はこちら→CrescentRose
捕足
モチーフは「赤ずきん」。Rubyは英語で「紅玉」、Roseは英語で「薔薇」。
テーマソング『Red Like Roses(薔薇の如き赤)』はトレイラー『Red』と共にシリーズの幕開けを飾ったオーバーチュア。歌詞(下記)は四人のヒロインを思わせるフレーズで構成されている。
Red like roses fill my dreams and brings me to the place you rest.
White is cold and always yearning burdened by a royal test.
Black the beast descends from shadows.
Yellow beauty burns gold.
同じ曲名を冠する『Red Like Roses PartⅡ』は激しいロック調の楽曲。Vol.1-Ep.8において初めてのチーム戦を盛り上げた挿入歌である。
外部出演
『BBTAG』
初期状態から実装されているプレイアブルキャラの一人。
本作ではチームRWBYのリーダーとしての面が強調されており、原作初期に見られた人見知りや自己肯定感の低さはあまり見られない。
それよりはむしろ、共闘というシチュエーションや異世界の人間が持つ珍しい武器にはしゃぐなど、人懐っこい面が目立っている。
掛け合いはチームRWBYの他、各作品の主人公勢、珍しい武器の持ち主など豊富に用意されている。
珍しい武器に興味津々。
薔薇のエフェクトを使う者同士で、チーム・ローズを名乗っている。
同じ鎌使い同士。ナチュラルに「おじさん」と呼んでしまう。
サムライやニンジャと出会えたことで興奮している(前者は勘違いなのだが)。
pixivでは
彼女の男性版であるルベライト・ローズ/RubelliteRoseはRWBYOCとして登場した。