CV:Arryn Zech/嶋村侑
概要
黒の少女。17歳。
シンボルマークはベラドンナの花。バトルギアの両腿側面に意匠が見られる。
シリーズ第3弾トレイラー『Black』において、痩身の男性・アダムと共に登場。トレイラーではこの頃から本編を匂わせる展開が描かれ始め、トレイラー群では初めて台詞も入った。兵器を移送するシュニー・ダスト・カンパニーの輸送列車に飛び乗り、怒涛の連携攻撃で戦闘用ロボットを鉄屑に変えてゆく様は実に爽快。最後に列車を切り離し、アダムとの別離を選んだ彼女が向かった先は……。
物語の当初は素性が明かされず、ミステリアスな雰囲気を醸し出すキャラクターとして登場した(Amazonの紹介文では「troubled rogue(迷える賊)」とある)。
やや癖のある波打った黒髪を持ち、頭につけた大きなリボンがキュート。ボディラインの出る、燕尾服を思わせるバトルギアを纏い、立ち姿は非常にセクシー。
戦闘スタイルをはじめ、和風の寝間着や、寮の部屋での荷解きでは『Ninjas of Love』という本を手にとってキョドるなど、忍者を意識したキャラクターのようだ。
多くを語らないものの、ある強い決意を抱いてビーコンへやって来た謎めいた人物。クールな性格で口数も少なく、目的の為には強硬手段も辞さないが、それによって生じる被害を気遣うなど目的至上主義というわけではない模様。読書を好み、時にはルビーやヤンと一緒になっておふざけに興じるなど、年相応の少女らしい一面もある。犬が苦手。
入学の日にルビーがワイスとトラブルになった場面に居合わせ、ワイスを挑発してみせるなど、当初はあまり良い関係ではなかった。Vol.1終盤のある一件では「ホワイトファング」を巡って彼女と激しく衝突。口論の末、ずっと言わずにいた素性が露見したことで動揺し、チームの前から行方を眩ませる。実はネコの特徴を持ったファウナス(差別的な扱いを受けている獣人種)の少女であり、頭からは猫耳が生えている(本編では綺麗な三角形だが、漫画版ではオセロットのような形状で先が丸く大きい)。本人はそれまではその事を周囲に隠していた。リボンの中に耳が入っているため、何かに気付いたりするとこれがぴくぴく動く事がある。……かわいい。
その後は一騒動を経て、ワイスからの歩み寄りもあって和解。チームRWBYの活動方針を決定づける重要な役回りを演じることとなった。
複雑な生い立ちから本編中でも心労を重ねることが多く、一時期は目の下に隈を作って過ごしていたほど。頑なな態度を案じるヤンの言葉を聞き入れてからは、少し心に余裕が出てきた様子。
相応の戦闘訓練を受けてきたビーコン新入生の中では唯一その記録がなく、オズピン校長もその点を知りながら彼女を迎え入れている。
武器による反動や、ダストを利用した魔法に頼らず、高速での疾走や跳躍を行ったり、果ては垂直に近い柱を駆け上ったりするなど、人間離れした身体能力を有している。状況に応じた標的の変更や、単独戦闘と連携戦の切り替えなど、戦闘センスは玄人はだし。
またオーラのセンブランスとして分身を生成する能力を持っており、分身を身代わりにした咄嗟の回避や、瞬間的な間合いの詰めなど、高速での近接戦闘に応用している。ただし本人の捉え方は「逃げてばかりの自分そのもの」とややネガティヴ。
Volume 3エピソード11のビーコン・アカデミー襲撃の際にアダムと再会し、ホワイトファングの思想に賛同しなければ近縁者を一人ずつ奪っていくと宣告された上、目の前でヤンの右腕を斬り落とされ、これ以上仲間に迷惑をかけたくないとアカデミー陥落後は故郷のメナジェリーでひっそり生きる事を決意し、誰にも告げずにアカデミーを去った。それを「一人でホワイトファングと戦おうとしている」と勘違いして後をついてきたサンと行動を共にすることになった。
しかし両親と再会できたものの、故郷にもホワイトファングの手が伸びていた。旧友イリア・アミトラとの戦いでサンが負傷してしまうが、彼から「共に戦いたいという仲間の意思を締め出すな」と諭される。そして組織がヘイヴン・アカデミーを狙っていることを知り、平和主義時代のホワイトファングを取り戻すべく行動を始める。
武器https://www.pixiv.net/artworks/54324125
詳細はこちら→GambolShroud
捕足
モチーフは「美女と野獣」の美女。見ようによっては野獣込み。
Blakeは古英語で「黒」、Belladonnaは伊語で「美人」。また、ベラドンナはややくすんだ紫の花を咲かせるナス科の植物名でもある。
テーマソングは『From Shadows(影から)』。ブレイクの過去と目的を暗示するような歌詞と、野性動物のような疾走感に富んだ曲。ちなみに男女のデュエット。
外部出演
『BBTAG』
無料DLCによる追加キャラ。
掛け合いの相手はチームRWBYの他は正義感の強いキャラ、裏の世界に身を置くキャラなどが多いようだ。
基本的にチームRWBYの面々以外とはなれ合わず、突き放したような態度を取る。
ただし同じ獣人の年長者である獣兵衛の説教には閉口している様子を見せるほか、家庭用エピソードモードではやはり同じ獣人のマコト=ナナヤの境遇に対して共感している姿が見られる。