概要
ベオルブ家当主にして、先代北天騎士団団長。
畏国王妃ルーヴェリアの兄であるラーグ公爵とは幼馴染。
かなり権力欲が強く、民衆を巻き込んだ陰謀も辞さないキャラではあるが、ベオルブ家の繁栄が前に立っているとはいえ、「力をなくした王家に国を治める資格なし」という信念に基づいて行動しており、古巣である北天騎士団にいまだダイスダーグを慕う騎士が多くいるなど純粋な悪役であるとは言い難い面もある。
そのせいかウィーグラフのように彼もそれなりに人気がある。
物語上の活躍
第一章
ラーグ公と共謀し、骸旅団を利用してエルムドア侯爵を葬ろうと企む。
また、陰謀の証拠となるである危険がある為、骸旅団を徹底的に弾圧するなど腹黒さを発揮。
しかしその為に本拠地の兵が空になり、ゴラグロス一派の奇襲を受けて病床に寝込んだりするマヌケな場面も。
第二章
ラーグ公の甥のオリナス王子を王座につける為に対立候補を排除する為に何度もオヴェリア王女の暗殺を謀る。
しかし神殿騎士団やラムザの暗躍により暗殺は全て失敗、オヴェリアはゴルターナ公に担ぎ出されて女王に即位。獅子戦争が勃発する。
第四章
ラーグ公暗殺をで実行。ラーグ公の遺志を継ぐと称して白獅子陣営の全権を掌握する。
ダイスダーグの父殺しを知ったザルバックに反旗を翻されて殺される。
そして停戦交渉の際にローファルに渡されていた聖石の力で怪物へと転生を遂げる。
兄弟愛
主観的には兄弟を愛していたらしく、問題行動をした上に逃亡したラムザに保護者を付けたり、自分の策謀を邪魔されても「おとなしく従えばよし、抵抗するなら、そのときは仕方ない」と気の進まない様子を見せていた。
ザルバックにもその正義感に過ぎる石頭ぶりに頭を悩ましてはいたようだが、謀反を起こされても部下に「捕えよ」と命令するだけで殺そうとはしておらず、父親を毒殺したことはともかく、主君殺しとかについてはちゃんと説得できると思い込んでいたようである。
また平民のディリータやティータにも父の遺言に従って可能な限りラムザ達と対等の扱いをしていた模様。