私は、私が生まれたこの時代が好き。そして、このイヴァリースが大好きよ!
概要
スクウェア発売のSRPG『ファイナルファンタジータクティクス』に登場するキャラクター。
イヴァリースの名門貴族ベオルブ家の娘。
五十年戦争で活躍した“天騎士”バルバネス・ベオルブの第四子で、主人公ラムザの一つ下の妹。因みに長兄ダイスダーグ、次兄ザルバッグはバルバネスの正妻の子で、平民出身の妾の子であるラムザとアルマにとっては異母兄である。
明朗快活な性格で、同母から生まれた年端の近い兄ラムザのことを慕っている。また、父が保護したディリータとティータのハイラル兄妹とは、それぞれがラムザやアルマと近い年であることもあり、身分を超えた友情を育んでいた。ティータとは同じ貴族学院にも通っていたが、彼女が身分の違いから他の貴族たちに虐められていることを案じ、側について守っていた。また、五十年戦争終結前までは修道院に入れられており、その際に知り合ったイヴァリース王女オヴェリア・アトカーシャとは同じ境遇を分かち合った友人でもある。
ちなみに後に聖天使アルテマが肉体としてアルマの幻影を利用することになるが、イラストで見てのとおり、アルマのスタイルはかなり良い部類で、服の上からでも巨乳であることが分かる。
専用ジョブは『クレリック』。
オヴェリアの専用ジョブ『プリンセス』同様に、固有アクションとして「聖魔法」を使用できる。所謂「白魔法」の強化版と呼ぶべきコマンドで、複数のバフ効果を付与する「マバリア」などを使うことが出来る。また、ラムザの専用ジョブ「見習い戦士」同様に「おまじない」を使用することも出来る他、最終戦で「アルテマ」をラーニングすることも出来る。
作中での動向
生まれてから五十年戦争が終結するまでの殆どの期間を修道院で過ごしており、終戦後にベオルブ家に戻されてからは、幼馴染のティータと共にイグーロスの貴族学院に通っていた。
士官アカデミーに通うラムザとディリータが、反貴族の革命軍「骸旅団」鎮圧の任務にあたっていた頃、骸旅団副団長のゴラグロスを主導にダイスダーグ暗殺未遂事件が発生、アルマはザルバッグが駆けつけたことで事なきを得たが、ティータは一足遅れで骸旅団に拉致されてしまう。直様ラムザたちが救出に向かうが、結果ティータはザルバッグの指示を受けたアルガスの手で命を落とし、ディリータはゴラグロスの起こした爆発の中に姿を消す。そしてラムザもまた、身分社会が巻き起こしたこれらの悲劇で失意の底に落ち、そのまますべてを投げ出し姿をくらませてしまう。
兄の失踪から一年後(ただし、ゲームシステム上もっと長い開きが生じる場合もある)。傭兵を経てオヴェリア王女と出会い、南北の内乱の裏に潜む大きな陰謀に気付いたラムザがザルバッグを頼りイグーロスへ帰還する。ザルバッグからは理解を得られず突っぱねられてしまうが、アルマはラムザを信じると共に自らも力になろうと一団に加わり、共にオーボンヌ修道院に赴いた。
しかし、神殿騎士団によって人質にとられてしまい、リオファネス城で囚われの身となってしまう。その後、神殿騎士団団長ヴォルマルフ改めルカヴィの一角「統制者ハシュマリム」のおこなった大粛清の最中、彼女の身を案じた騎士の一人によって逃がされるも、城内にて騎士イズルードの最期を看取っていたところをハシュマリムに追い詰められてしまう。しかし、アルマが聖石「ヴァルゴ」と共鳴したことから、ハシュマリムは彼女こそ聖アジョラの生まれ変わりであることを見出し、そのまま彼女を連行する。
死都ミュロンドにて、とうとう聖アジョラが復活することになるが、瀕死になりながらも分離、その後、ルカヴィの首魁「聖天使アルテマ」へと変貌したアジョラを駆けつけた兄たちと協力して打ち倒した。戦後、二人は表向きは死亡したことにされながらイヴァリースを脱出し、歴史の表舞台から姿を消した。
FF14におけるアルマ
『リターン・トゥ・イヴァリース』におけるラムザ兄妹はアルテマを倒すには至っておらず、ラムザは己を犠牲にしてアルテマを封印し、後世に現れる「光の戦士」にアルテマの討伐を託した。
辛くもその場から生還したアルマとオーランは、イヴァリース王となったディリータの下へ赴き事の経緯と、兄の遺言である「イヴァリースの平和」を伝えた。そしてオーランも、ラムザの託した未来への希望を後世まで残すため、真実を綴った『デュライ白書』を教会に発表することで「禁書」として保管させる方法をとる決断をする。
実はオーランとアルマは男女の関係にあり、この決断をした時点でオーランの子供を身籠っていることが示唆された。彼らの死後、デュライの血と白書の写しは代々その子孫たちによって引き継がれていくことになる。