概要
フルネームはザルバッグ・ベオルブ。
イヴァリースの騎士の名門ベオルブ家の次兄で、主人公ラムザの異母兄でもある。
年齢28歳(チャプター1時点)。
五十年戦争当時は父バルバネスと共に活躍し、戦後は「聖騎士」の称号を授かった。父の死後、実兄ダイスダーグがその遺言に従いラーグ公爵の軍師に付いたため、北天騎士団団長の地位を譲り受けた。
ベオルブの名に誇りを持っており、正義感が強く厳格な性格。家族への愛情は深く、父を敬愛し、腹違いの弟妹ラムザやアルマには良き兄の一面も見せる。一方で、融通の利かない愚直な部分もあり、良くも悪くも下された命令には忠実に行動する。骸旅団によるティータの誘拐事件においては、副団長ゴラグロスに盾にされる彼女に目もくれず、部下のアルガスに射撃命令を下している(結果、ティータは絶命することになる)。また、熱心なグレバドス教信者でもある。
上述のティータの一件により、以降はラムザとの溝を深めるようになる。とくに、信頼する兄ダイスダーグがラーグ公と共に邪悪な策謀を企てていると訴えるラムザの言葉を一蹴し、ついには彼を「下賤の子(ラムザとアルマの母親は平民出身の妾であるため)」と暴言を吐き捨てるなど、特権階級出身故の高慢さをみせた。
しかし、敵襲により瀕死の重傷を負ったラーグ公を刺殺する兄の姿に疑念を抱きはじめ、父の墓から生える毒キノコ「モスフングス」から、兄が父を毒殺した確信を得る。ついにはイグーロス城にてダイスダーグに刃を向け、傘下である北天騎士団に包囲されるが、その場に駆けつけたラムザの一団と共闘し、ダイスダーグを討ち取った
…かにおもわれたが、瀕死のダイスダーグは聖石「カプリコーン」の力でルカヴィ「憤怒の霊帝アドラメレク」に変貌。その強大な力でザルバッグを一瞬で消し去ってしまう。
(この時点で死亡したのか、それとも何処か別の場所に転移させられたのかは不明。)
その後
あっけなく物語から離脱したとおもわれたザルバッグだが、その後、諸悪の根源である神殿騎士ヴォルマルフの手によってルカヴィの眷属へと転生させられていた。聖地ミュロンド寺院の礼拝堂において、ラムザたちを始末させるために召喚される。
このときの彼は肌が黒ずみ痩せこけた、アンデッドのような姿となっている。精神自体は正気を保っているが、その肉体は容赦なくラムザに襲いかかる。戦闘中、ラムザの訴えかける声を聞くも、目は見えず手足の感覚もなく、それでも体中に激痛が走るという苦しみを味わわされ、ラムザに自身を討つように懇願した。
苦悶の末にその願いを聞き入れたラムザに倒されると、辛い思いをさせてしまったことへの謝罪と、二人の妹であるアルマのことを頼み、感謝を述べながら消滅した。
ユニットとしての性能
ザルバッグとの共闘の機会は上述のイグーロス城でのダイスダーグ討伐戦のみに限られ、尚且つゲストユニットという扱いなのでプレイヤーは彼に回復やバフ効果を与える以外で関与することはできない。
専用ジョブは『アークナイト』。
固有アクションとして、敵のパラメータを下げる剣技「破壊魔剣」を持つ。汎用ジョブ『ナイト』の「戦技」と違い遠距離からでも攻撃できるが、MP消費やチャージタイムが存在するところがネック。因みにエルムドアも同名のジョブだが、固有アクションが異なる(こちらは「刀魂放気」というアクションを持つ)。