クロナとは、大久保篤の漫画『ソウルイーター』に登場するキャラクターである。
概要
メデューサ一派においての最古参のメンバー。
黒血(こっけつ)と呼ばれる狂気を増幅させる血液をその身に巡らせ、魔武器・魔剣ラグナロクをその身に収めるよう、狂気の波長の実験台として、メデューサに肉体を改造されている。
物語では最初にマカとソウルのコンビと戦い、敗北に追い込み、キッドと幽霊船の魂を賭けて戦闘を繰り広げ、勝ち逃げしている。鬼神復活の攻防ではメデューサに続く壁役として参戦し、マカ&ソウルのコンビと再戦。戦局を有利に進めるも、マカの魂感知能力の応用技で自身の内面を見透かされ、『和解』というかたちで敗北を喫した。以降、死武専に保護・観察扱いとなり、初めての友達となったマカにべったりになる。
しばらくは死武専にいたものの、復活したメデューサに精神を揺さぶられて、死武専の面々には黙ったまま再び彼女の下に戻る。
その後、アラクノフォビアとの決戦終了後に、スパルトイとして初任務に就いたブラック☆スターと対決。メデューサに記憶を操作され、死武専側の人間に関わる一切の記憶を消されてしまい、再び敵として登場した。
性格
性格は引っ込み思案で弱気、対人恐怖症を通り越して世の中全体に怯えているような節すらある超ネガティブ気質。おまけにいじめられっ子の気も強く、魔剣ラグナロクにしょっちゅういびられている。
一人称は『ボク』で、しゃべるときは常におっかなびっくりといった感じ。しかし、一度戦闘に突入すると性格が豹変し、キレ気味な感じに強気になる。口癖は「うじゅ~」や「あふぇ~ん」、「○○との接し方なんてわからないよ~」など。
性別についてははっきりしておらず、ボーイッシュな雰囲気をかもしながらも、非常に体の線が細くしなやかなため、いわゆる『僕っ娘』の可能性もあり、釈然としない。アラクノフォビアとの決戦後の再登場時には、より中性的で独特の色香をまとっていた。ただラグナロクからセクハラ同然のいじられ方をされたときの反応から、若干ではあるが女の子の可能性が強いように見受けられる。
実はメデューサの実子であり、それでありながら親らしい愛情を示さず、辛辣に結果だけを欲する自分の母親に、畏怖と庇護の欲求という複雑な感情を抱いている。
パートナー
魔剣ラグナロク。
魔武器でありながら、メデューサによってクロナの体内に黒血とともに注入され、独自の意思を持ちながらクロナと一体化している。
昨今では改造が進み、腕が3本に増えたり、自身を3本の剣に増やせたり出来るようになっている。
関連イラスト