機械としての概要
正式名称は、「Base of Unearth Extra RESOURCES」で、略称は「B.U.E.R(ブエル)」である。
その見た目は、一つ目のある巨大な黒い球体。
「真稀少金属(バリュアブル・メタル)」という種類の、義体などにも用いられているレアメタルを採掘するために造られた機械である。「真稀少金属」は文字通り、稀少で高価な物質であり、そのため、それなりの防衛機能がつけてある……とは、ウザルの弁。
実際は、核兵器を凌ぐ性能を誇る「荷電粒子砲」を搭載した超兵器と言っても過言ではない代物。ウザルは、他の者に使わせるつもりはないらしく、正式な手順で起動しない限り、もれなく暴走するように設計してある。
また、物理的・間接的干渉を問わず、正式な手順で起動しない限り、絶対に制御できないように、強固な攻性防壁で、中枢制御システムを守っている。
さらに、機密保持のために防衛機構が搭載してあり、一定距離内に近づく者に対して無差別に攻撃するという、とんでもない危険物だった。
ちなみに、制御用のメインコンソールは、何故かウザルを模した彫刻であり、メガネ型の認証キーを掛ける必要がある。
中枢ユニットとしての概要
上記の機械の中枢制御装置(セントラル・ナーバス・ユニット)。悪魔のブエルの容姿を模しており、5本の山羊の脚と、獅子の頭を持つ。が、ちょっと不格好な見た目をしており、ウザルの部下から、「可愛くないマスコット」と酷評された。
非常に尊大な性格で、「魔界の哲学者」を自称する。だが、その実態は、もっぱらその頭脳をアレなことにつぎ込んでいる変態紳士。セクハラ発言や変態行動は日常茶飯事だが、その都度、クラリオンから制裁を受けている(ほとんど虐待に近い)。
機密保持のために長期間埋められたり、「ブエルの部屋」と称した金庫に、毎日放り込まれたりしているため、暗所・閉所恐怖症になっており、金庫に放り込まれたまま放置された際は、発狂寸前になるほど弱っていた。